TZR250 (2XT)

皆さん!おはようございます。こんにちは。こんばんは。

もう単車は要らない。これ以上増やさない!と思っていたのに…

まあ、これからいろいろやりますが…

やってしまいました。88年TZR250 2XT。

事の始まりは、NSR250RのMC28のSEなんですよ。

知り合いが、MC28を「要りませんか?」と。

もちろん、ただではなく45万とかだったか?
2スト250レーサーレプリカの覇者NSR250Rの最終モデル。まともに動くなら抑えておいて損はありません。

そう、まともに動くならです。(笑)

紹介されたMC28は、残念ながら車体がバラしてある。外装は綺麗そうでしたが、ヘッド外してある。インナーチューブ錆びてる。リヤサスも抜けてそう…しかしそんなのはまだ小さな問題。

最大の問題は、カードキーが無いという…(笑)

90年代後半に現れたNSR250Rの最終モデル。当時はレーサーレプリカ下火の時代でネイキッド全盛期でした。

それでもNSRの凄さは分かってました。
憧れのカードキー。このカードキーをHRCのレース用カードに差し替えるだけで70馬力を超えるという夢のようなシステム。
そして乾式クラッチと、プロアーム!憧れでしたね。ホンダの技術の集大成でした。

当時葛城は、SR400Sに乗ってました。レーサーレプリカのNSRって凄いんだろうな。という程度しか興味ありませんでした。元々は4スト派の空冷4発旧車好きなので。

しかし、今になると気になる存在。
NSRというより、2スト250のレーサーレプリカがですね。

ウルフ125や、RZ350Rに乗るようになった影響もあると思いますが。

話を戻しますが、その紹介されたNSRを、どうにかして起こせないか?をいろいろ考える。

しかし…

こりゃー無理だな…と。(涙)

まず、エンジンがどういう状態かわからない。
ヘッドが外してあるということは、何かの不具合があるのでしょう。ピストンシリンダー交換で済めばよいですけど、おそらくクランクまで逝ってるだろう…

インナーチューブとフロントサス、リヤサスもOHは当然。これは必須にやることですけどね。

で、MC28は電圧が大切で、配線劣化で12V以下に電圧下がるとPGM4のコントロールが曖昧になるので、ハーネス張り替えないといけない。

そしてトドメにカードキーの再発行…

こりゃー車両代以外の、整備だけで100万位掛かりそうだなぁ…と。

で、更にいうなら、NSRっていうのは、確かに時代の覇者なんですけど、"まともに動くなら"と前置きが付くんですよね。別の言葉でいうなら"当時の"時代の覇者なんです。

つまり新車状態ならね。と。

MC28に限らず、どんな単車でも新車は最強ですけど、新車云々の前に、コンピュータとか電子制御の部品が多くなると、それだけ融通が効かない。

つまり故障した時、直せない。という結論になります。

で、仮に直したとしてNSRです。
MC28はカードキー差し替えだけで性格が変わる凄さはありますが、"成長させるなら"弱い。

ヤマハTZR250Rの3XVや、スズキRGV250ΓのVJ23Aと比較すると、ちょっと変更させるだけで強くなれるのがMC28ですけど、とことん煮詰めるなら、TZのレーサー部品をそのまま使える3XVや、元々狂気を帯びているVJ 23Aの方が"今の時代に乗るのなら良い"というのが私の結論。

もしNSRにこだわるなら、やはり私的には88年のNSR。MC18でしょうね。MC18なら、壊れた時にどうにかなる。そういう意味で最強NSRは88年です。

まあ、3XVに互換できるTZの部品など今は無いでしょうけどね。
ならば、2ストVツインに乗るなら私の選択ではVJ23Aでしょうね。
もちろん、部品が確保できるなら、その限りではないのですけど…

しかしながら、どこを走るのか?といえば、公道な訳ですからね。(笑)
そして、整備性が良い方がよい。そうなるとVツインはもういい。疲れる。

となると選択肢は一つしかない。

それが、88年TZR250 2XTですね。

そう思っていたら、目の前に現れるのが不思議ですよ。

で、とりあえず押さえておくか…と。

私的に最強250です!

知る人ぞ知る2XT。前から気にはなってました。
とにかく、硬派なんですねこの単車は。ヤマハパラツインの集大成です。

前期の1KTの熟成バージョンなので1KTともいえるのですけどメカ的に違う。量産型ザクとシャアザクみたいなもんですね。
乗り手がシャアなら1KTの方が速いのはいうまでもありませんが…

具体的には、デジタルCDIになって、リアホイールがワンサイズ太くなってラジアル指定。

エンジン内部はメッキシリンダーとピストンが前期1KTと違う。

乗ってみて思う。

これは凄い!

まず、軽い。で、ヒラヒラ感が半端ではない。そしてエンジンフィーリングもなんというか、気持ち良い!これぞ2スト!ですね。

最初はちょっと、もたつく感が無くはないんですけど、4000rpmでシフトアップして、7000rpmから10000rpmを使えばとても楽しいですね。

そして発生したパワーを使える車体ですね。全くギクシャクしない。

これでいいです。私。

余計な機能要らないです。ホントYPVSだけで。(笑)

あとは、良さそうなチャンバーとバックステップと、ブレーキはブレンボとラジアルマスターとスウェッジライン。何かの電圧計。そしてヘッドライトリレー組むだけですね。

問題は、タイヤで、ラジアルタイヤが無いんですよね。

リア、ミシュランパイロットストリートラジアルと、フロントピレリのロッソ3の組み合わせですかね…

まあいろいろ考えますか。まずはキレイにしてあげて、整備だね。


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