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お菓子大臣就任

これはうちの三姉妹の次女の話。
次女についての今までの笑っちゃうエピソードを少しお話ししときますね。

幼児期には、ヘアオイルの代わりにキッチンのラー油を髪の毛に塗ったり。
買い物に行くたび、近くで品出ししている店員さんに、
突然「何やってるのー?」と屈託のない笑顔で質問してたり。

今年小2になった彼女。
この間は、小学校で体操着に着替えていた時。
以前からグラグラしていた2本の前歯。もう抜ける寸前だね〜なんて話てた矢先
体操着袋をしめていた拍子に、勢い余って自分の手で前歯をパンチ。
前歯2本とも血塗れになり、私は小学校から電話をいただいたというエピソードがある。
何だかいつものことすぎて、笑いながら迎えに行ってしまった。
無事その日のうちに歯医者へ行き、かろうじてくっついていた前歯たちをきれいに抜いてもらった。


お菓子大臣就任

そんな彼女、4月から「お菓子大臣」に就任しました。

お菓子大臣とは何か。
お金の勉強も兼ねて、月々のお菓子代と在庫を次女に管理してもらうことにしたのです。

子供が3人いると、お菓子を買ってもその日のうちにほとんどなくなってしまい、
月々のお菓子代がびっくりするほどの金額になっていた。(6千円以上になってた月もあった)
そんなにお菓子を食べてもらいたくない、ご飯食べて〜TTと思う親心もあり、
食べる本人に費用や在庫管理をしてもらおうと思ったのだ。

今年4月に小学2年になった次女。
毎月三千円を渡して、専用のお財布で管理してもらうことになった。
最初はきっとうまくいかないことが多いだろうと思い、思考の実験だ。と思って始めてみた。


大臣の様子

本人もとても楽しく実践してくれてて、
専用財布の中に小さな電卓を入れ、毎回の買い物で計算しながら必要なだけお菓子を買い足している。

ルールとして
お菓子を買う時は両親どちらかと一緒にいる時。としている

なので、親の私たちは行動を観察しながら少しアドバイスをして、本人はそれを参考に買い物をする。
大胆で破天荒な面が目立つ彼女だが、こうゆうこととなると少し慎重に進める。
まだ1ヶ月の長さや感覚、実際に1日に自分がどのぐらいおやつを食べるのかはしっかり理解できていないようだが、
1週間ごとに買い足すようにして、あとどのぐらいお金が残っているのか、
このお菓子の方が金額が安いとか、値札は消費税込の価格と税抜価格、2つ表示されているので、消費税込みの価格で計算していくとか。
買い物をするときはお買い物バックを持っていかないと損をするなど、彼女なりに学びがあるように見える。

同じお菓子でなく、少しバリエーションを持たせてみたり、
姉妹の好みも考えて買い物をしている。

家の在庫の管理も、彼女の担当だ。
今日はこれだけ食べていいからねと三女に1日のおやつを渡したりしている。
すっかり三女も、お菓子は次女からもらうものという意識が芽生えている。


意思選択の軽減

これを始めて、私自身にもとってもいい事があった。
買い物時、子供からの「おやつ買っていい?」や、もっと「おやつ食べたい」という欲求への対応がなくなり、気持ちがとても軽くなった。
毎回聞かれるたびに意思選択をするのは、意外と精神的負担が多い。
人は1日に意思選択をする機会が3,5000回ぐらいあるという。
子育て中は、子供の分も親が選択しなければいけないことが多い。
意思選択が多いだけストレスもかかってくる。
1日のストレスをどうやって軽減していくかは子育て中の重要課題だと思っている。

お菓子大臣、始めて2が月目
親子共々、日々学びと成長の連続。
親自身ももっと子供を観察して、成長を助けていけたらいいなと思う。

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