はじめての…記憶
生まれてはじめての記憶を
覚えているだろうか?
それぞれ記憶の差はあるが
生まれてはじめての記憶は不思議だと思う
そこで出会うものは
刺激の連続
映像 色 動き 体感 音 言葉
それぞれの表現の仕方もしらず
しかし次々に飛び込んでくる刺激
それらを全て受け止める幼児は
不思議に満ち溢れている
覚えている はじめての感覚は
“慌ただしさ” であった
大家族の中にいることを自覚し
瞬時に必要となるだろう記憶が埋められていく
なんとも不思議な感覚
大家族の中のヒラエルキーも理解する
祖父 祖母
父 母
兄
妹
弟
大叔父
同時に 自身の中にある 全ての“人”が
“平等”であるとの意識にも気づく
なぜか記憶がある頃から不思議な感覚を
たくさん持っていることに
戸惑うことも多かった
一人の男の半生を書き綴ろう思う