損害保険の学び
保険はわかりにくく難しいですね。
損害保険は範囲も広く奥が深いため、保険代理店や保険募集人任せという方も多いかと思います。
保険関連に携わる人以外の方々が見てもわかりやすいコーナーが増えてきていますので、本日は損害保険のちょっとした疑問に対して、その回答の一助となるオフィシャルのサイトをご紹介します。
1) 損害保険協会
損害保険業界の協会(下記リンク先)。
各種損害保険をわかりやすく解説し、損害保険の普及に向けての啓蒙活動を行っています。
損害保険について疑問を持ったらまずは損害保険協会のホームページの扉を開けてみてください。
非常にわかりやすく損害保険についての各種情報が掲載されています。
「そんぽ学習ナビ」のコーナーでは、教育関係者の方向けの教材も紹介されていますね。
「地震保険ってどのような内容なの?」といった疑問もここで解決。
地震保険についてもわかりやすい説明です。
2)損害保険料率算出機構
損害保険料率算出機構(損保料率機構)は損害保険業の健全な発展と保険契約者等の利益の保護のために、自動車保険や火災保険の保険料を算出する上で基本的な拠り所となる参考純率の算出や提供を行っています。
保険料の仕組み・参考純率の改定・地震保険・各種データ等、専門的な機構ですがわかりやすく解説されています(下記リンク先)。
住まいの火災保険や自動車保険等は、この機構で算出される参考純率を各保険会社が保険料算出の基礎としているため、参考純率が改定されるたびに保険会社が保険料改定を行ってきています。
直近では2024年10月の火災保険の保険料水準の改定、2025年1月の自動車保険の保険料水準の改定もこの参考純率の改定を受けての流れです。
地震保険の統計データをみると、地震保険の世帯付帯率は35%、加入付帯率は約70%(2022年度統計)というデーターもあります。
火災保険に加入している方の70%は地震保険に加入しているものの、全世帯数では火災保険そのものに加入していないケース等も含め35%の加入率という内容です。
また、2024年10月より住まいの火災保険に各保険会社が地域別の水災リスクを保険料に加味しました。
自分の住んでいる地域の水災リスク(等地)は下記から参照できます。
3) 金融庁
保険のみならず金融業界をコントロールしている国の機関です。
保険に関する各種情報も掲載されており、専門的な内容からわかりやすい資料等の情報提供も行っています。
日本の金融経済教育の一環として本年4月、J-FLEC(金融経済教育推進機構)
が立ちあがりましたがこのサイトからアクセスができます。
J-FLEC https://www.j-flec.go.jp/
昨今、保険の重要性とともに国のセーフティーネットである公的保険のポータルサイトも用意されています。
【参考】
つみたてシュミレータというコーナーもあります。
いくらためる、将来いくらになる、毎月いくら積み立てる等、簡単に試算できます。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/
4)公的保険アドバイザー協会
公的保険アドバイザーの協会。
保険募集人の多くも会員となっており、多くの人が日々研鑽しています。
保険を検討するにあたって、お客様が公的保険を正しく理解、把握しその上で保険契約をする、その学びの場です。
社会保険である医療保険、年金制度、雇用保険、労災保険、介護保険、とは何だろう、という答えが見つかるかもしれません。
年金のクイック試算もできます。
このように各行政機関等でも、「わかりにくい保険をわかりやすく」するための各種の情報提供が行われています。
皆様ご自身の保険の学びの一助になりましたら幸いです。