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正しい保険の普及に向け、保険を売る人(保険代理店)、保険を買う人(お客様)を『伴奏者』としてサポート。 社会に安心と安全をお届けします。 https://www.accompanist.co.jp/

最近の記事

火災保険料がまた上がる?

個人向けの火災保険の保険料水準が10月1日より平均で13%アップしました。 「また保険料が高くなる!」、驚くばかりです。 諸物価の相次ぐ高騰の中、個人生活において大切な財産をお守りする住宅向けの火災保険において、多くの保険会社の保険料が改定になります。 本日はこの火災保険料の改定の背景をベースに保険の仕組みについてみていきたいと思います。 (epsode21) 1.住宅向けの火災保険料の改定(2024年10月) 住宅向けの火災保険がこの10月から改定になりました。 近年の

    • サイバーリスクと保険

      今の時代、IT技術が発達して日常生活の隅々までデジタル化が浸透しており、我々はその効用を享受しています。 便利で豊かな世の中になりましたが、まだまだ道半ばであり、デジタル化は日々進歩し続けています。 一方、保険という視点からみると、このデジタル化等の技術の進歩は今までになかった新しいリスクを生みだします。 便利な反面、デジタルの世界に潜む新しいリスクは、社会に与える影響が大きく、無視できない状況になってきています。 例えば、自動車にかかわるリスクは、車社会の到来ととも新しい

      • 保険代理店の規模と課題

        保険商品の販売を担っているのが保険代理店ですが、その数が急速に減ってきています。 日本社会における中小企業の比率と同様に、保険業界における保険代理店も圧倒的に中小規模の保険代理店が多いのが現状ですが、その数が急速に減ってきています。 ここ数年、中小規模の保険代理店を大型の保険代理店へ参画(参入)させることを保険会社が強く誘導してきたた結果と思われます。 中小の保険代理店は良しとされず、大型代理店こそ未来の代理店の姿であるとして、保険代理店の大型化のみが保険会社の正論のよう

        • 損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議で論議されていたこと

          「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」について保険金不正請求問題(BM社)や保険料調整行為問題(カルテル問題)を受け、金融庁が保険会社に対し業務改善命令など発令に至ったのは記憶に新しいところです。 保険金不正請求がなぜ生じたのか、保険料調整行為問題の真因は何だったのか等、本会議メンバーに金融庁以外の各界の専門家が参画するなかで計4回実施され、6月25日に会議の報告書が提示されました。 *詳細は下記を参照ください。 また最近では、保険代理店や保険会社の出

        火災保険料がまた上がる?

          台風災害と保険

          台風10号が各地に大きな被害をもたらしています。 被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 台風に近い地域だけではなく、遠く離れた静岡県や神奈川県でも河川の氾濫や土砂崩れ等が発生しています。 雨風とも非常に強い台風とのことですので、十分にご注意ください。 本日は台風被害と保険についてご説明します。 Ⅰ.各地の台風被害 各地の台風による被害がニュースで報道されています。 ・土砂崩れで家屋が倒壊した ・竜巻にような突風で屋根瓦が飛んだり、窓ガラスが破損した ・突風で

          台風災害と保険

          『伝えること』と『伝わること』

          Ⅰ.何かを『伝える』ということ 人とのコミュニケーションは仕事でも日常生活でも欠かせません。 朝起きた時から寝る時まで、私たちはいろいろな場面で、様々な人とコミュニケーションを交わしています。 基本は会話の形式をとっていますが、ただ「話す」ということではなく、話すという行動のベースには、『何かを伝える』という伝える側の"思い”があると考えます。 言葉の発達の歴史をみても、お互いが何かを伝え合うというのが基本にあり、それが発達して言語となり会話ができるようになったのでしょ

          『伝えること』と『伝わること』

          保険業界の本音を探る

          保険会社・保険代理店・お客様 の本音保険の業界は、保険会社と保険募集人とお客様、保険会社と保険代理店と保険募集人とお客様の関係で成り立っています。 メーカーである保険会社が保険商品を開発し、販売店である保険代理店や保険募集人が保険商品の販売の担い手となり、最終的なエンドユーザーであるお客様が保険商品を購入します。 そして保険という商品の市場への提供に留まらず、リスク軽減のサービスや健康増進に向けたサービスまで、保険事故の発生の前後に関わる各種ソリューションの提供を行っているの

          保険業界の本音を探る

          保険の歴史と横浜

          港町、横浜。 幕末に簡素だった漁村が日本の近代を押し進め、港湾都市の「横浜」へと発展する中、保険もまた共に発展してきました。 今回は、保険の歴史にこの「横浜」がどのように関わってきたかをご紹介します。 1.開港前の日本における保険制度 横浜が開港する以前、日本には西洋的な保険制度は存在しませんでした。 しかし、古くは相互扶助制度(農業の共済制度)や江戸時代には「五人組制度」など、共同で相互扶助を行う仕組みがあったようです。原始的な一種の保険制度とも言えるかもしれません。

          保険の歴史と横浜

          街のとまり木のように

          本や新聞等に記載されている言葉に、はっとさせられたり、気づかされることがあります。 仕事をしているとき、そのような言葉に出会うことは本当に幸せです。 今日は、その中で大切にしている『一文』を紹介します。 Ⅰ.まちの「とまり木」になればいい 下記の一文は全国紙の一面に連載されていた文章です。 売上偏重の現代社会や企業風土に警鐘を鳴らす一文です。 今の社会、お客様視点に欠け、利益第一主義に陥った結果、日本でも有数な大企業の不祥事が業種を問わず後を断ちません。 保険業界もしか

          街のとまり木のように

          自動車保険の不思議

          自動車保険についての2回目です。 今日は自動車保険の疑問点についてご紹介します。 Ⅰ.保険料の「高い」「安い」はどのように決まるのか①ノンフリート等級別の割引・割増制度 「1等級から20等級までの等級区分」「無事故・事故有の区分」により保険料が割引・割増される制度。 事故の有無により、『等級』が上がったり下がったりします。 ◇「1等級から20等級までの等級区分」 事故により、〈 3等級ダウン・1等級ダウン・等級据え置き 〉があり、無事故の場合は1等級アップします。 スタ

          自動車保険の不思議

          自動車保険は誰を守る保険か

          自動車保険について、皆さんはどれくらいご存じでしょうか? 「保険に入る必要があるのかよくわからない」 「保険料が高いから入りたくない」 「保険に入ると何をしてくれるのかわからない」 自動車を購入したお客様から、このようなお問い合わせをいただくことがありました。 本日は【 自動車保険 】について、仕組み・補償内容など、説明します。 1.自動車の運転に関わる一番のリスクとは?自動車の運転にかかわるりすくについて、いくつかピックアップしてみましょう。 ・事故を起こしたらどのよう

          自動車保険は誰を守る保険か

          台風シーズンと火災保険

          台風や豪雨による住まいを守る備えは十分でしょうか? もうすぐ夏本番ですね。 そして暑い夏ととも到来するのが台風。 ここ数年、台風や豪雨などの自然災害が激甚化しており、住まいを守る〈 火災保険 〉の必要性・重要性が大きくクローズアップされています。 少しでも自然災害から財産を守る〈 火災保険 〉について、保険の位置付けや必要性、そして補償内容の詳細等、あらためてご紹介いたします。 1.自然災害とリスク ここ数年の自然災害よる家屋等の被害が大きく、災害関連のニュースが後をた

          台風シーズンと火災保険

          日々の仕事と心の豊かさ

          相田みつをさんをご存じですか? 『にんげんだもの』という言葉で知っている方もいるかもしれません。 日頃拠り所としている相田さんの言葉があります。 今回は〈 自己の成長 〉〈 心の成長 〉に向けて、何度も繰り返し見返しているその言葉をご紹介します。 保険の話からは少しそれますが、保険という仕事を長く続けてきた中で、いつも大切にしてきた言葉【 柔軟心 】です。 いま泣いたカラスがもう笑う~柔軟心~この詩は 〈 子供の世界からみた大人 〉を 【常識豊かな人間】【分別豊かな人間

          日々の仕事と心の豊かさ

          保険屋から保険士へ

          第三回目は『"保険屋”から"保険士”へ』についてご案内いたします。 保険会社や保険代理店および保険募集人など、保険の取り扱いを仕事としている組織や人のことを「保険屋」と呼んでいる記事や人を多く見聞きします。 親しみを感じる一方"保険屋”という呼称はそもそも仕事の質や水準が低いイメージがあるように感じています。 なぜ世間の人々は"保険屋”と呼ぶのか なぜ弁護士や税理士そして社会保険労務士のように"保険士”と呼ばれないのか 「保険」の意義や必要性、さらに社会的な位置づけを

          保険屋から保険士へ

          保険の仕組みと必要性について

          第二回目は『保険の仕組みと必要性』についてご案内いたします。 このnote内にも多くの保険関連の記事が掲載されていますが、「保険はわかりにくい」「保険とはいったい何なんだろう」という記事を見かけることがあります。 保険の仕組みがわからない 保険とは日常生活の中や企業活動の中でどのように関わっているのか なぜ保険料は毎年のように高くなるのか そもそも保険は必要なものなのか 保険をつかわないと損なのか 保険に入る必要性がわかない 等 保険を活用している、今後検討して

          保険の仕組みと必要性について

          「保険」を知ろう!

          「保険」といったら何を思い浮かべますか? 保険のことを「よくわからない」「むずかしい」等、よくお聞きします。 実際に小学校や中学校・高校では「保険」については習わないですよね。 「よくわからない」「むずかしい」と感じるのも理解できます。 実は、保険は日常生活でも企業活動でも、ものすごく身近なものなのです。これを機に、少しでも「保険」を“身近なもの”として意識していただき、保険の世界を感じていただけましたら幸いです。 それでは、保険の世界へご案内します。 1. 保険とは

          「保険」を知ろう!