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おさとうをひとさじ

一度だけ行った あの喫茶店が忘れられない

昨日今日と働きました

なんというか
鬼気迫っているひとがおおい
バカンスの予定を立ててるはずが
なんであんなに険しい面持ち?
ピリピリした表情 声色
静電気に当たった時のような
痛みが刺さり続けている
とても つかれてしまう

希望叶っても 叶わなくても
ぶっきらぼうなその態度
どうしたの?本当は乗り気じゃないの?
戸惑いながら 予定を手渡していく
無言で立ち去る後ろ姿たち

サービス提供側として思う
「ありがとう」を言わない人は多い
言われないことに慣れていて
たまに言われるとドキッとする
驚くし、やはり嬉しいです
やっててよかったなと思う
笑顔まで添える人も稀にいて
あれには目をまんまるくしてしまう
私もああなりたい

人と人が接するんだから
せめて ひとさじ ひとつまみでもいい
心を添えて欲しい
たったひとことの「どうも」「ありがとう」
それだけで本当に違うから
がんばろうって思えるから
どうか 惜しまないでと思います

サービス業のはしっこより

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