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書き置き

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マガジン

  • 03くらし

    日記

  • 文学フリマ

  • 物語

  • 06 絵

    挿絵つきの日記

  • 04 ホビー

    買ったもののこと

最近の記事

おはがきセット、無事に皆様の元に届いていたら、それでもうじゅうぶんに嬉しいです。入れ間違いや入れ忘れをしやすい性質なので不安で仕方なかったのですが、ほんとによかった。BOOTHをご利用くださったみなさま、改めてご購入ありがとうございました🍊💌

    • 文フリ大阪の開催が近づいているからでしょうか、毎日ポツポツと通知が届きます。4500字なんて読むのが大変だろうと思っていたので反響の数に驚いています。嬉しい驚き。 noteを使う方は文章を読むのが好きな方が多いのだなと実感しました。 お読みいただきありがとうございます!

      • BOOTH【柑子堂】営業中です

        歯茎に空いた穴ぼこばかり気にしている 夏の終わり、親知らずを抜きました さて。 文学フリマ香川1から約1ヶ月経ちまして。 BOOTH(通販)がオープンしました! 柑子堂おはがきセット(500円/送料別) 〈セット内容〉 ・ミニ原稿「雷門」 ・はがき小説「カラスとアンテナ」 ・はがき小説「海と月」 ・はがき小説「ねがいごと」 ・はがき小説「ラジコン」 ・はがき小説「春の訪れ」 合わせて6編の短編が入っています。 「ねがいごと」「ラジコン」「春の訪れ」 この3編は、完全新

        • 文学フリマ香川1に出ました

          たいへん遅ればせながら… 無事に出店できました!たのしかったー! 四国で初の開催。私も初めての出店。 なにもかも未知数。胸躍りました。 当日の景色や気持ちや 参加するまでの日々などなど さまざまに思い出しながら 私なりに記録を書き残します。 (以下、本文4500字) 当日の朝8時半。 設営ボランティア向けに案内されていた時間に合わせて、始発列車で会場へ赴きました。 せっかくだから会場全体の設営からお手伝いしてみたいなと思ったのです。 しかし香川運営の皆さんのやる気と段取りが

        おはがきセット、無事に皆様の元に届いていたら、それでもうじゅうぶんに嬉しいです。入れ間違いや入れ忘れをしやすい性質なので不安で仕方なかったのですが、ほんとによかった。BOOTHをご利用くださったみなさま、改めてご購入ありがとうございました🍊💌

        • 文フリ大阪の開催が近づいているからでしょうか、毎日ポツポツと通知が届きます。4500字なんて読むのが大変だろうと思っていたので反響の数に驚いています。嬉しい驚き。 noteを使う方は文章を読むのが好きな方が多いのだなと実感しました。 お読みいただきありがとうございます!

        • BOOTH【柑子堂】営業中です

        • 文学フリマ香川1に出ました

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        • 03くらし
          145本
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          12本

        記事

          文学フリマ香川1に出ます

          今週末7/28(日)に開催 【文学フリマ香川1】 四国初の文学フリマ 私も初めて文フリに出店します とてもみじかい小説(150〜250字程度)を ハガキ用紙と原稿用紙(極小)に書きました 全部で3編あります ・ミニ原稿「雷門」 ・はがき小説「海の月」 ・はがき小説「カラスとアンテナ」 元になった物語たち↓ さいきんnoteに物語ばかり描いていたのは 文学フリマに出す小説を書くための練習でした これらを頒布用に書き直しています note版と文フリ版 終わり方とか言い回し

          文学フリマ香川1に出ます

          門番

          赤提灯には 2頭の龍が棲んでいる その龍達は大昔 門番たちに勝負を挑んだ けれども阿吽の呼吸の門番たちに 龍達はこてんぱんに大負けした その代償として 彼等は赤提灯に閉じ込められ 門番の仕事を手伝っているのだった 「お前が俺の足を引っ張ったんだ」 「いやお前がよそ見をしてたんだろう」 龍達は今でも揉めていて その諍いは小さな雷を生み ときどき、通行人に落ちている もしも赤提灯の下を通った時 首筋がビリッとしたら それはきっと 龍の仕業

          よーいどん

          みんな一斉にプールから上がってく 僕はまだ泳いでたいからもっと泳ごっと ぜんぜんだれも戻ってこないなぁ プールから顔を出してみた あ!魚のにおい! そういえばお腹減ってた! だからみんな帰ってこないんだ 僕も魚たべたい! 急にお腹がグーグー鳴り出した プールから上がって バケツを持ったひとのところへ 大急ぎではしってく 僕の分、まだありますかー!! 「う〜ん、今日も上がってこないなあ」 ほとんどの子は私たちを見つけたらすぐ 一斉にプールから上がって集まってくる 食いっぱぐれ

          よーいどん

          海の月

          どこまでも広がる青の中で ぷかぷか ぷかり たゆたう そのへんや あのへんで ぼくはひとり みんなひとり ぼくたちはいつも たくさんのひとりだった あの日はあったかくて 青はいつもよりまぶしくて みんなはすきとおって 半分くらい 青になっていた たぶん ぼくもそうだった (きらきら きれいだなあ) 青く光るみんなにみとれて ぷかぷかしていたときだった 《ーざぶん。》 とつぜん、上から何かがやってきて 辺りはあぶくでいっぱいになった 何かは一瞬だけ銀に光ったあと はるか下

          おさらい

          どんな一日だったっけ 眠る前は おさらいの時間 【朝】 いつもより随分はやく起きた 真っ暗な部屋の中で 紅碧色の窓だけが 浮き上がって見えた 窓を開けて 空を見る 切り取ったトレーシングペーパーみたいな 半透明で白っぽい三日月が貼り付いていた ああいうときって 朝と夜 どっちなんだろう 朝ごはんは 昨日の残りご飯のおにぎり(ひとつ) 半熟のハムエッグ(ふたご) マグカップの牛乳(1杯) 【昼】 掃除をしたり 洗濯をしたり 布団やクッションを干したり 棚から溢れ出した本を片

          おさらい

          山寺

          夕方に仕事を終えて家に帰る電車に乗った時 車窓に写る自分と目が合ってしまった のっぺらぼうかと思った こんな顔は知らない これは 誰だ 私は目が離せなくなった 気づくと窓の外は真っ黒で 車内には私一人きりだった 『まもなく、◯◯駅。終点です。』 『本日の列車はこれが最終です。』 『折り返しはございません。』 がらんとした車内に無機質な車掌の声が響く ずっと使っている路線だが 終点に辿り着くのはこれが初めてだった …ちょっと待て …終電? 乗った時はまだ夕方だったはず

          秘密の宝石

          その日の朝 私は熱を出した 別になんにもしんどくなかったけれど 「これじゃあ今日は学校おやすみね」 お母さんにはそんなふうに言われた お母さんがそう言うなら仕方ない 今日の給食はビーフシチューだったのにな がっかりしながら 布団にもぐる 眠たくないのに布団にいるのは退屈だ 丸くなって目を瞑り 部屋の外の音を聞く ーパタパタ、パタパタ。 みんなの忙しそうな足音 「いってきます」 お姉ちゃんが学校へ行く声 「いってらっしゃい」 それを見送るお母さんの声 ーキィ、バタン。 ドア

          秘密の宝石

          ねこのベンチ

          その町には 毎日たくさんの人が来た 「猫はどこだ」「猫はどこだ」 町中どこでもそこかしこ ギラギラ光るカメラを構えて うろうろ歩く人だらけ その町は「猫の町」 右を見ても猫 左を見ても猫 お店も 食べ物も みんな猫の様 猫による猫のための町 お喋りする猫もいるらしい 嘘も本当もごちゃまぜな おとぎのような噂話は またたくまに広がっていく かくして 猫の町には 多くの人間が訪れることになる 汽車と船を乗り継いで 延々遠路をはるばると 青い港を抱く その町へ 私も一度 旅

          ねこのベンチ

          カラスとアンテナ

          雨が上がりかけた夕暮れ ありふれた町並みの中で 頭ひとつ ポン、と高い 何かの工場の看板に建つ 1本のアンテナ そのたったひとつのてっぺん 2羽のカラスが取り合っている そのようすは激しく 止まらず 羽ばたく音が聞こえてきそうだった でも なんの音もしない 鳴き声も聞こえてこなかった 私は 彼らが争う時には そういう威嚇の声を出すもの と 勝手にそう思っていた いや 争ってない? ジャングルジムの頂上を取り合うような そういう遊びかもしれない アンテナをとってはとら

          カラスとアンテナ

          映画休暇

          特に何の約束もない2連休1日目 丸一日つかって映画を観た 邦画とアニメの2本立てプラン 冬に「カラオケ行こ!」を観に行って以来 ほぼ半年振りの、映画館での映画鑑賞 たのしかったな〜〜〜〜 感情に直接ブワワッときますね  きょう観た映画 「違国日記」 「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」 どちらも大好きな漫画の映像化作品 ようやく観に行けた 間に合ってよかった 違国日記は実写化 原作至上主義なのでまず警戒する実写化 何年か前に、同じ作者のホラー作品が実写化した時は自分

          映画休暇

          フラグ回収

          年に数度は電車で本州へ行く 新幹線だったり普通列車だったり どっちに乗っても楽しい 乗った時は姫路城を確認する 「今日も白いなあ」とつぶやく 陽がちょうど正面から当たってると 発光してると見紛うほど白い 白鷺城 別名の通りの美しさ しかし姫路に降り立ったことはない ずっと気になっている 普通列車で日帰りできる距離だし 行こうと思えばいつでも行ける …となると結局、行かないままになる 大抵そういうものだ 私の暮らしている町にも 全国的に有名なスポットがいくつかある けれ

          フラグ回収

          ハシビロコウ

          動かない鳥 こと 彼等 初めてこの目で見たのは5年前 初めて知ったのは確か 「鬼灯の冷徹」だったかと思う チベットスナギツネもそうだ あのマンガ、というか 作者の江口さんの描く作品には めずらしい動物がよく登場する 動物が好きなんだろう みんなデフォルメが写実的でかわいい 特に、毛並み・眼・口周り・手足の描き方 素晴らしい 動物への愛を感じます 偏執的な愛を持っている作家は大好きです 親近感 感じるよね ハシビロコウは上野恩賜動物公園にいた 最終入園時刻ギリギリにすべりこ

          ハシビロコウ