半同棲がはじまってさみしいと感じなくなった
タイトルと何の関係があるんですか?みたいな話題から今日は入っていくが、最後までお付き合いいただきたい。
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彼と過ごすようになって、ルーティンワークが増えてきた。
生活のルーティンワークってなかなか定まるようで定まってないわたし。根がズボラなので仕方ないのだ(なんだかとってもきっちりしている人に見られがちだけど、正味はズボラ人なので全然きっちりしてない)。
ちなみに、ひとりのときの朝のルーティンなんて、「枕を整える、着替える、歯を磨く、髪型を整える、鞄を持って家を出る」ぐらいしかない。メイクをするとかいうのすらない。それぐらいズボラだ。彼のほうがもっとちゃんとしたルーティンがあるように思う。
そんなわたしの朝のルーティンワークが増えているのだ。
彼がいる日の朝
ベッドメイキングは必須
枕を整えるどころか、かけ布団を整えるとかシーツを整えるとか
朝ごはん準備
クロワッサンとヨーグルトをテーブルに配備
野菜ジュースをグラスに注いで配備
コーヒーはもちろん豆を挽いて淹れる
彼の朝風呂のバスタオル以外の洗濯は朝済ませる
お風呂場の水滴取り
洗面所を軽く掃除
彼がいる日の夜
2日に1回はクロワッサンを調達
晩酌の準備
晩酌のためのカラトリー類を出す
作り置きを数品皿に盛り付ける
1品は温かいものをそのときに調理(作り置きのレンチン含む)
晩酌が終わったら食洗機を動かす
洗濯物をたたむ(自分のものは適当だけど彼のは丁寧に)
彼が帰宅する前までになるべくお風呂は済ませる
週末
スーパーで必ず1週間の買い出し
そのために作り置きのメニューを考える
買い出しリストを作成する
土日のどちらかでなるべく作り置きの調理実施
珈琲豆の調達が発生するときもあり(2週間に1回ぐらい)
こうやって細かいことを洗い出すとかなりやることがある。
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ちなみに、結婚後の夫婦で家事分担でもめるのは、こういう細かいことまでタスクに落としてなくてなんとなくの分担しかしてないから、っていうのはご存じだろうか。よく例に出されるのが「ゴミ出し」という家事。これには以下の内容が含まれる。
各部屋のゴミを集める
ゴミ箱のゴミの袋がかぶってる場合はその袋を変える
集めたゴミをまとめて捨てに行く
夫は家事を手伝っているというが、一番最後しかやってないじゃないか、というのが妻の言い分、というやつだ。
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で、タイトルの話にようやく戻る。書こうと思ったきっかけの記事は、毎朝楽しみに読んでいるBar Bossaの林さんのこちらのnoteだ。
ひとりのときは、どうしてもぽっかりと考え事ができる時間が多くなってしまう。なぜなら、このような「雑務」というようなものが極度に減るからだ。だからなおのこと、その時間でふと考え事にふけってしまって「さみしい」と感じることが多かったように思う。
最近、そういえばそんなことを感じたことがあったかな…というぐらい、とんと考えることがなくなってしまった。ひとりのときにできるだけこういった「雑務」をこなしてしまって、彼と一緒のときは彼との時間を過ごそうと考えているからかもしれない。
そうなると、ひとりの時間はめちゃくちゃ忙しい。あれやって、次はこれやって、これとこれの間にこの用事も終わらせて、なんて考えていたら、さみしいなんてことを考える余裕もない。
彼のいない日の夜は、むしろわたしはひとり時代にはむさぼりまくっていた睡眠をここぞとばかりにしっかり取るようになり、なおのことひとり時間にぼーっと考え事をする時間がなくなってきている。
半同棲なので、この関係がいつまでも続くとは限らないのだけれど。少なくとも彼は積極的に解消しようという感じではないし、パンデミックの最中に始まった関係なのもあってデートは基本家デートで、その延長に今の半同棲があるので、たぶん今後何かしらお互いの仕事に変化があったとしても、この関係が続くんだろうなという暗黙の了解がある。
そして彼もそうだし、わたしもそうだけど、お互いそれぞれに何かしらの友人がいる。それこそその人たちとは「ゆるい関係」だ。普段からLINEのやり取りが頻繁なわけでもなく、とはいえ、何かを察知したら声をかけてくれることはある。そんなつながりの友人がお互いそれぞれ独立した形でいる。
なんとなくだが、彼も元々は「さみしい」からスタートしてパンデミック最中に彼女探しを始めている(直接「さみしかったから」というのは聞いてはいないけど、過去のやり取りのセリフを読めばそうであることはわかる)。なので彼も今の関係で「さみしい」とは感じなくなっているんだと思う。毎度夜寝るときわたしを抱き枕にする様子を見るとつくづく実感する。
ひとりのときは、さみしいと感じたくなくて予定を盛りだくさんに入れていたけれど、今はそういうわけで予定を盛りだくさんに入れられない。ランニングの回数も確実に減っている。でもだからといってそれが不満かと言うとそうではない。そのぐらいがちょうどいいんだろうと思うことの方が多い。ランニングも普段の回数は減ってもランニングイベントにはちゃんと参加できているのだから。
そう考えると、この関係は二人にとってもとても心地が良くて理想だな、と思うし、健康的に過ごせていると思えるのだ。