やっぱ好きだな〜と思う瞬間

半同棲生活が半年も超えてくると、「好きだな、この人のこと」と思う瞬間なんて減ると思っていた。そもそも結婚生活がそうだったし、「生活」に重きが置かれるからマイナス要素が増えるんじゃないかと思っていた。

が、しかし。

いろいろと変わらない。彼が行き来する生活だから変わらない、なのかと思ったけど。10泊以上する時もあることを考えれば、行き来の話ではない気がする。逆に「こんな一面もあるのか、やっぱ好きだな」と思うことの方が多い。

ん？

「やっぱ好きだな」はよく考えると真っ先に思ってない。振り返ってしみじみと噛みしめながら思っていることだ。

こういうのはゆっくり大事に飲まないと

お酒の調達について、ワイン類は最近彼に選ばせている。ただ帰ってきてすぐ「喉乾いた」と言って飲むものはビールなことが多いので、ビールは適当にスーパーで2缶ほどだけ買ってある。

が、お月見ビールが届いたので冷蔵庫に冷やしてあった。

見るからに特別感があるラベル

冷蔵庫のそれを見て「これにしよっかな」と言って手にして「これなんのビール？」とわたしに聞いてきた。「お月見のためのクラフトビールだって。3本あるし1本味見してみたら〜」と返事すると、一言。

「それなら違うのにする。こういうのは、ゆっくり大事に飲まんとあかんもんやから、ひとりで一気に飲むもんじゃない。」

こういうところ、男子で呑兵衛の割に無神経じゃないんだよね。なんか可愛い。

結果的に別の日に2人して、喉乾いたと言ってあっという間に飲み干してしまったのだけど。

意外とおっちょこちょい、そしてわたしの言うことは聞く

つい昨日の出来事。昼間にいきなりLINEが来たのでビックリしたのだけど。

ちょっとした手続きに必要なことから、免許証が今年の3月に切れていることが発覚しました(･･;)

もう六カ月以上過ぎているから、すぐに手続きしないと…

彼のLINEより

車乗ってないもんね。修理しに帰ってはいるけど、修理してるだけだものね(笑) はいはい、残念だけど取り直しよ。

なんかこういう報告をしてくるところとか。

結構彼はスマホは落とさないを自負していてカバーをつけない派なのだけど、先日とうとううちの中で派手に落とし、背面ガラスにひびが入っている。

彼はたまに歩数を稼ぐと言って、風呂上がりにパンツ一枚の格好のままスマホをウエストに挟んで歩くこともあるので、ひび割れガラスが危険だしと思い、わたしのシンプルなスマホケースをつけてあげた。会社のスマホにも「会社から借りてるやつだから壊しちゃダメでしょ」とわたしの使い古しのシンプルなカバーをつけてあげてる。

すると意外とカバー嫌がってた割にはちゃんとつけたまま使っているのだ。素直なところあるやん、と思ってしまう。

半同棲日記にも書いたが、遺伝による高血圧でたまに薬を処方されるのだが、彼自身そういうのをあまり飲みたがらない。なのに、わたしが「GABA100mg摂取すればちょっとは効き目出るかもよ」とサプリを買ってきてみたら、それは素直に飲んでいる。事実、血圧はそのおかげなのかどうかはわからないが、まだ高血圧の領域だけど、20〜30下がった。だからかもしれないが、真面目にちゃんと飲んでいる。どれだけ酔っ払って寝落ちしても起きたとき必ず飲んでから寝に来ている。

こういうのにおっちょこちょいな感じで、それを報告してくる様や、わたしが言ったことを律儀に守ってる様を見てると、可愛い…と思う。

夜中無意識にわたしを抱き枕にする

最初は腕枕で寝ていても、最近はさすがに朝まで拘束されることはなくなっていて。こういうところは普通になったなぁと実感するのだが。

突如夜中に抱き枕にしてくることがある。多分ほぼ無意識。あと腕枕もある。それでわたしが目覚めることももちろんある。最近はすぐ寝落ちるけど。彼はその格好を取るや否や寝息を立てているので、どこまで意識があるのかはわからない。

なんかこの無意識な感じが、すごく素直な気持ちを表しているような気がしていて可愛い…と思う。夜中に急に抱きついてくるのよ、でもって起きてなくて寝息スースー。可愛いかよ。

好きの感覚を呼び起こしているのは…

そう、ひとまわり近く歳上の彼なのに、なんだか可愛いのだ。普段周りの人から決してそんなこと思われる要素はない人だから、この可愛い要素を知ってるのはわたしだけかも、と思うとたまらなく愛しく思えてきて。ついでに、この可愛い感じに、時折彼の素直な気持ちが混ざっていることもあって、キュンとするときもある。

結果「やっぱ好きだな…」と思っている、というお話。