![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/174234434/rectangle_large_type_2_040de0fe5091a9a480b1c49eb2b53500.png?width=1200)
オアシスが歌う栄光の朝は永遠だ
仕事休みは朝からランニング。今までオアシスをBGMにしてなかったが、このアルバムを選んだ。洋画漬けだった俺に友達が貸してくれた。その頃、私は音楽を歌として捉えており、このアルバムの音空間の魅力が最初は理解できなかったが、夢中になるのには時間がかからなかった。アートワークから歌詞カード、彼らのルックス、ファッションまで、彼らの世界観があり、小心者だった私にとって、憧れる不良兄弟だった。
『(What's The Story)Moning Glory?』
1.Hello
ミュートから徐々に音量が上がり、僕は走り始める。綺麗なロック・チューンで、歌詞もシンプル。明るく朝が時計を動かす。
2.Roll With It
このアルバムの歌詞は、殴り書きというか、それほど考え込まれて作られていない。この曲もそうだ。だがら、'あの子にキスしなよ。彼女はドアの向こうにいるわけじゃないだろ'というのが決め台詞になる。ギャラガー兄弟の陽性のエネルギーが伝わる、ノリノリのロック。
3.Wonderwall
'俺が感じてるくらい感じてるやつがいるなんて、俺は信じない。お前に対してな。''もしかしたらお前が俺を救うことになるかもしれない。でも、結局お前は俺の迷える壁になったよ'この2つのラインが特にガツンと来る。そんな詩が重厚なメロディに乗る。それをリアムが歌い上げると、魔法だった。ギャラガー兄弟2人が起こした奇跡の曲。
4.Don't Look Back In Anger
美メロの超有名曲。この綺麗なメロディをリアムが歌ったらどうなっただろうと思うが、ノエルは巧みなボーカルを披露している。'「でも、怒りに任せて振り返らなくていいんだよ。」君がそう言うのが聞こえたんだ。「少なくとも今日だけは」って。'
5.Hey Now
穏やかなミドル・チューン。'恥なんて感じるな。だってな、時間に鎖なんかない'
6.
アグレッシブさしかないインスト。インタールードでも、このアルバムの音作りは美しい。
7.Some Might Say
ノエルらしい歌詞。'天国なんて信じてないって言うやつがいる。行ってあいつにそう言ってみろよ。地獄で暮らしてるやつに'ここの歌詞が好きだ。
8.Cast No Shadow
繊細な曲。美しくも儚いメロディーとリアムが神々しい声で歌う。失意のどん底にいたリチャード・アシュクロフトに捧げられている。'太陽と向き合っていながら あいつには影さえ残らないんだ。'
9.She's Electric
可愛い曲だか、相変わらずアレンジも素晴らしい。こういった曲も自分色に染めるリアムに驚愕だ。
10.Morning Glory
笑うくらいキャッチーなロックソング。適当に作られていると思ってしまう歌詞もこ気味いい。普通ならダサくもある曲だが、彼らはかっこよかった。
11.
このインタールードは全く異なる2曲を綺麗に繋いでいる。
12.Champagne Supernova
シャンペンの超新星というタイトルだけで、かっこいい。7分以上に及ぶ大作だが、無駄なところは一つもない。アルコールの力は借りたかもしれないが、全能感が確かにあった。
オアシスの絶頂期は下のネズワースあたりで終わる。最高なときは長く続かない。再結成ツアーは楽しくなるだろうが、あの奇跡のように素晴らしかった数年間には手が届くわけがない。時間を引き延ばそうとして、私たちはもがく。ただこのアルバムには奇跡が永遠に刻まれているのだ。