『ゲッタウェイ』逃避行。This is cinema.
銀行強盗をしたマッコイは、ギャングに渡すはずの金を持って逃走した。彼を追うギャングをかわしながら、マッコイは妻と共にメキシコを目指す。
序盤は常軌を逸したカット割りの編集がバッチリ。ペキンパーの演出もヒルの脚本も映画の面白さに満ちている。
また、登場人物の信頼関係や恋愛関係の揺らぎも、映画の中で効果的で、誰もが信じられない存在という物語が魅力的。
マックイーンはスクリーンの中で暴れ放題で、ラストの意外さ(最高)も含めて、展開が楽しくドキドキしながら観ていた。昨日はこの映画の一日だった。
痛快でありながらも、リアリティが一定にあり、大げさでなくペキンパーとマックイーンは私の昨日とこの夜明けを救った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?