『TOKYO VICE』シーズン1 アメリカ人新聞記者とヤクザ
東京の大学を卒業したアメリカ人青年ジェイクは、故郷に戻ることを勧める両親に反し、難関な試験を突破して日本の大手新聞社に就職する。 警察担当記者となったジェイクは特ダネを追いかけるうちに、ヤクザ絡みの事件に巻き込まれていく。
アンセル・エルゴートが日本語をふんだんに取り入れた脚本で、見事な日本語を披露している。感情が表に現れる演技で、最高の主役である。そして、めちゃくちゃかっこいい。髪型、少し真似した。
終盤の怒涛の展開が断トツで興奮したが、第一話のマイケル・マンの演出が、「えっ、そこ撮るの?」ってところを長い尺で撮ったり、画面を横断するジェイクを撮ることで「場」を強調したり、と流石の演出。
とにかく続きが気になるが、シーズン2は私事情でだいぶ先になりそう。個人的にはこのシリーズに夢中になる過程と人生が回復する過程が同時期だったので、特別なシリーズになった。
書きたいことは山ほどあるが、長文を書くことはしないので、渡辺謙、笠松将、レイチェル・ケラー、伊藤英明、谷田歩、菊地凛子、伊藤歩の流石の演技の賛辞を贈らせてほしい。一人一人の行方を楽しみに、シーズン2まで今日も街にまぎれていく。