『ボヘミアン・ラプソディ』フレディの栄光と苦悩、「クイーン」という家族
冒頭の20世紀フォックスのファンファーレをブライアン・メイとロジャー・テイラーが奏でる。これに上がらないクイーン・ファンはいないだろう。
また、フレディを美化せず、病的なところもきちんと描けている。さらに、演奏シーンは素晴らしく、演奏の音源はクイーンの音源を使ったのは大正解だっただろう。LIVE AIDのシーンは特に圧巻で、フレディはエイズで死ぬことを知っており、その悲しみと自身の力の全てをこの演奏に賭けている姿が、画面に焼きついていた。
クイーンは過大評価されていると考える
筆者だが、史上最古の萌えバンドの魅力を、十分に作品化している。