経営者の偏向

経営者が、状況の変化があったという主観的な評価に基づいて会計上の見積又はそれを行う方法を前年度から変更した場合、監査人は、監査証拠に基づいて、経営者による恣意的な変更の結果として会計上の見積りに虚偽表示があると判断し、又は経営者の偏向が存在する兆候とみなすことがあるが、必ず経営者の偏向が存在すると判断しなければならないわけではない。

監査人は、経営者が会計上の見積りを行う際に使用した重要な仮定が合理的であると判断しているかどうかについて、経営者確認書を入手しなければならないが、本記述の内容は、状況に応じて記載されるものであり、その記載は義務とされない。

Source: 監査基準委員会報告書540 - 会計上の見積りの監査


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