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気づきから未来は始まっている

窮屈な毎日で日常を考える

ずっと家に居るというのも慣れていないので窮屈に感じます。
すでに家庭内暴力なども聞こえてきています。at home ”くつろぐ” ということでなくなっているのは何故なのでしょうか。日常のなかに非日常が侵入してくると、意味合いも変わってくるのだと知らされます。長期の出張や旅行から帰宅した時に感じる "やっぱり家が落ち着く” という感情も、毎日家に来客があると "ちょっと疲れる" と同じ場所でも変わってしまうように。

いまの非日常の状態が、いつかは日常となるのでしょうか。人と人との交流は遮られ、オンラインではまことしやかな情報がフェイクとして流布されていて、まさに玉石混合を越えた混沌です、フェイクの中にこそ求めるものがあったりするのですから。
しかし日常に非日常が侵入することで、あらたな意識も生まれます。

気づくことで考え始める

誰もが誰かのライフセーバーに で大切にしている活動のひとつがオフライン会合 "縁日”
残念ながら2月以降は開催できていないのですが、こちらでお伝えしている ”なにか気づきがあれば” ということ。人の話を聞いたり意見を交換する機会を経て、なにか ”気づき” があれば、次の行動への動機となります

この未曽有の事態は、多くの人に、それぞれなりに "大きな気づき" を否が応にも与えます。生死とはなになのか、交流とはなになのか、家とはなになのか、国とはなになのか、社会とはなになのか、仕事とはなになのか、そして自然環境とはなになのか、と。日常では掘り下げないことも掘り下げて考える機会となっています。

考えた答えはそれぞれ

その答えは、それぞれなりなのだと思います。画一的である必要はないということも、気づきから得るひとつの答えでもあります。まるで、禅問答のようになってしまうのですが、今の社会があまりに画一的すぎたのかもしれません。それぞれがそれぞれに感じて考えた結論、それには間違いはありません、きっと。

まだ収束どころかピークにも達していない先行き不透明ななかで、未来を語ることはとてもためらわれるし難しいのですが、やはり想いを馳せてしまいます。誰もが誰かのライフセーバーに では、挨拶、深呼吸、握手、そして笑顔を行動指針として掲げています。これらが当たり前にできる社会を取り戻すことで、自死するという選択が少なくなる社会環境となるのではないかと考えています。行動を抑制するには、対処でなく根治となるよう環境や風潮を変えていこうというひとつの提示です。

ですから私たち自身は、ライフスタイルカンパニーであると考えています。そして、この大きな気づきの機会を経て、未来を語るときに、それぞれの人がどのような価値観となっているのか、とても大切だと考えています。

考えよう、そして語ろう、そして認め合おう

皮肉なことに、経済活動が停止しているいまこの状態が、もっとも環境汚染されていない状態と報道されています。汚れていたヴェネツィアの運河の水が澄み、北京でも劇的にPM2.5が減少しているとのこと。

環境汚染は我々の経済が廻っていた時には最悪だったということ。つまり、私たちは自然を破壊することで、人間という動物のみが恩恵を受ける社会環境をつくってきていたというわけです。この真実を視た時に、果たして同じことを繰り返すのでしょうか。

テレワークという通勤しなくても仕事となるということが半ば実証されようとしています、もちろん業種・業態にも依るのですが。スモールオフィス化することで経費も削減可能です。この事実を感じた時に、果たして同じような勤務体系に不満を抱くことはないのでしょうか。

ベーシックインカムという考えは何度も議論されてきていました。いままさに営業自粛の補償とはこのことではないでしょうか。自由主義経済の自由が利かなくなった状態で、それでも生活していくことを国家として守っていくのであればどのような方法がいいのでしょうか。

気づいてしまったのなら、とことん考えてみよう

この未曽有の事態は、いろいろと考えずに流されていたことを、考えなくてはならないということだと感じています。気づいてしまったのならとことん考えてみませんか、この考えるということが豊かな未来への起源です。

感染症対策専門家会議のメンバーでクラスター対策班の北海道大学の 西浦博教授がtwitter で言論における科学的根拠を解説してくれています。
とにかく一貫しているのは、人の交流を8割減らせということです。そうすれば感染は収束へ向かい、収束へ向かえば具体的な方策はあるのだと 東京都医師会の尾崎治夫会長 は発信し続けています。

この事態に身を投げて発信してくれている方たちがいます。政府が発信する情報や施策が正しいわけではないことは、すでに周知のとおりです。自らが情報をしっかりと受け止め、自分なりに分析し考えて行動しましょう

挨拶を交わし、握手を交わし、深く呼吸をして、笑顔で "縁日”  でお会いできることを楽しみにしています。
そのためには、いまはまずは他人と交流しないこと、徹底し合いましょう。

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