ポスドクを、海外で(2) #ポスドク総研
目次
1.ポストがなくてはポスドクもできぬ
1.それぞれの種類のポスドクの特徴・メリット・デメリット
2.ポストの情報を入手するためには
ポストがなくてはポスドクもできぬ
さて、海外でポスドクについて、今回はポストの種類と探し方についてお話します。
国内でもそうであるように、海外のポスドクも財源や仕事内容などによって、以下の3つの種類に分けることができます。
グラント(大型研究費)を獲得した上で、研究機関に受け入れてもらうポスドク
研究機関が設けるポジションに入るポスドク
大きなプロジェクトのメンバーとして募集されるポスドク
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それぞれの種類のポスドクの特徴・メリット・デメリット
(1)「グラント(大型研究費)を獲得した上で、研究機関に受け入れてもらうポスドク」のグラントポスドクは、学振PDをイメージするとわかりやすいでしょう。
国や公的機関・財団などが提供するポスドク用グラントに対して、研究計画書などを提出して応募します。うまく当たれば、自分の給料+研究費を数年間確保することができます。
ただし、どこかの研究機関に所属しなければなりませんので、応募前から受け入れてほしい研究者/研究機関に「このグラントに応募するが、当たった場合は受け入れてもらえるか」と打診する必要があります。
グラントポスドクは給料と研究費を研究機関へ「持ち込む」ので、受け入れ機関への負担はあまり大きくありません。そのため、快く受け入れてもらえる可能性は大きく、行き先を選ぶ自由度が大きいという利点があります。また、自分でテーマを決めて応募するので、研究の自由度は最も大きくなります。最後に、こういったグラントを獲得した自体も業績になるので、将来にも繋げていけると言えますね。
ただし、自由度が高い一方、デメリットもあります。
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