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1日に3回美容院に行く羽目になった日

【1日に3回美容院に行く羽目になった日】



まずは、4日前のこと。



いつも行ってる美容院(前に、夜寝る時にシルクハット🎩被ることをおすすめしてきたとこ)で、
カラーカットをした時のこと。



茜「そろそろ縮毛矯正せなあかんわ。前やったの12月やし」



癖毛、多毛、ダメージと多重苦のため、
半年に一回縮毛矯正をあてております。



🎩『伸びたとこだけやったらいいと思いますよ』



茜「ここでお願いしたら、洗うて乾かしてアイロン何べんもすんの1人でやらなあかんの可哀想やから、違うとこ行くわな〜」



🎩『新しい薬剤入ったんですけど、茜さんの髪、髪質・履歴・ダメージで難しいんで、ジリジリの毛になるかもなんでまだ試せないです〜』



茜「ほな、前のとこ行ってくるわ〜」
とかいいつつ、
梅雨が来る前に縮毛矯正したいと希望が膨らみ、
カラーカットの4日後、
「今日、夕方から女芸人祭りそれまでいけるやん!カラー落ちるかもしれんけど!」と、
思い立ったが吉日、
午後13時半〜(目安時間2時間)をネットで予約。
前回12月に縮毛矯正してもらったところと同じ店。
担当が女性でどなたやったか忘れたから、指名なしで予約。



13時25分 店着
13時30分 席案内され着



美『本日担当します、◯◯です』(以下、担)



12月の時とは別の人や。



茜「よろしくお願いします」



担『カラー最近されました?縮毛矯正はいつぶりですか?特にどこが気になりますか?』



茜「カラーは4日前、1ヶ月に1回のペースです。縮毛矯正は前回こちらでやったぶりです。特に気になるのは伸びた部分で、前髪と表面ですね」



担『今回リタッチですよね?毛先が気にならないのはなぜですか?ダメージが進むからですか?』



茜「そうです。いつも行ってる4日前にカラーやった店では、髪質・履歴・ダメージ的にジリジリの毛になる難しい髪だといわれたので、前回綺麗にしてもらったこちらに来ました」



担『そうだったんですね、ありがとうございます。ここはノーダメージサロンなので大丈夫ですよ』



そのあと、さらに根掘り葉掘りカウンセリングしてもろて、



担『お薬塗っていきますね〜』



もう何もすることがないので、
置かれているタブレットのdマガジンで
・婦人公論
・趣味の園芸
・家庭画報
等、普段読まない雑誌を読む。
中村メイコ89歳やて。元気やわ。



しばらくして、
担『一度流します』



流して、
乾かして、
アイロンしていってる。



倍賞千恵子、81歳やって、若〜!



暑くて、アイロンしてもらった髪がおでこに張り付いて申し訳ない。引き続き、読書。



え、高知のモネの庭の半券持ってフランスのモネの庭行ったら無料で入れるんや!逆も!すご!
とか、感心してたら、



担『シャンプー台で2液つけて、流します。時間大丈夫ですか?』



スマホ見たら、15時30分過ぎ。
目安時間の2時間超えてる。
しかし私、多毛やししょうがないよね!
女芸人祭り、17時55分森ノ宮入りやから、
16時半までに終わればオッケー、大丈夫!



茜「あと1時間とかで終わりますよね?」



担『3〜40分で終わります』



おけおけ。



流して
シャンプーして



担『乾かしていきますね〜』



髪が肩に触る感じとか、
髪がドライヤーの風になびく雰囲気で、
乾かし終わりを察知して、
目線を鏡に上げると、



え?
うん??
え???



前髪、なんかモジャってない?



サイドから後ろはツルッとしてるけど、
前髪一つにまとまろうとしてない??



乾かしてないから?



コームでとく?
うん、といて、といて。



・・・。



コーム、毛先に抜けへんがな。



ブラシに持ち替えて?



整った?
ちゃうな?
それは、毛をとかしてないやんか。
表面をなめしただけやん。



そう、コームで。
コームでやって。
コームで毛先抜けようとしたら?
私の頭ぐい〜付いていってしまうやん。



え?
ミスった?
前髪だけ?
前髪だけミスった?



アイロンする?
してみて?



あ、アイロンしてないからか?
アイロンしたら、
なんか、ツルッとした気がせんでもない。



16時過ぎ



担『お疲れ様でした〜。サラサラ楽しんでくださいね〜!』



レジから丸見えのロッカーでカバン取って、
1万9900円お会計して、
領収書もらって、
エレベーター待ってる間、



担『2週間以内ならお直し出来るんで何かあったらおっしゃってください』



エレベーター乗る
エレベーター扉閉まる
前髪触る。



ジリッジリの
モッジャモジャの、
分厚い分厚いやんけーーーーー!!!!!



2週間以内お直し出来るなら、今すぐどうにかしてよ!!!!



でも、待て待て。
精一杯やった結果がコレのあの子に今更どうにか出来るか?
ほんで今髪濡らされたら、入り時間間に合わへんくない?
万が一、万が一、あの店の誰かが私のこと知ってたら?
ちょっと落ち着こう、ただこの前髪ではネタ出来ひん。



いつも行ってる美容院(前に、夜寝る時にシルクハット🎩被ることをおすすめしてきたとこ)
に、SOS。のLINE。



16:10
茜【このあと、前髪カットだけいけたりします?
縮毛いったら、前髪完全にもじゃられた(^∇^)
まじで助けてほしいんですけど(^∇^) 】



と送りつつ、衣装を取りに帰宅。
最悪、これで出るしかないかと覚悟を決める。



16:48
🎩【わーーー💦お客さんおわったんで今からやったらいけますよ👍 】



救う神登場!



衣装引っ掴んで、ダッシュで向かう。



17:10到着
着くなり、荷物を受け取ってくれながら、

🎩『このあとイベントですよね?何時に出たら間に合いますか?』



神〜!!



茜「森ノ宮やから、17時25分には出たい」



🎩『わかりました。濡らして見てみますね』



霧吹き、シュッシュッシュッ・・・



・・・。



2人『ぎゃはははははははは!!!!!』



茜「濡らしたらすーーごいことなってるやんか!
ゴワッゴワのチリッチリやん!
完全に前髪下ネタやん!
私、2万払ってこれにしてもろたん!?」



🎩『ここまでのは、なかなかですね・・・。』



チョキチョキどうにか整えてくれながら、



茜「コレ絶対やりながらミスったって気づいてないわけないよな?」



🎩『絶対気づいてます。茜さん、帰りも何も言わなかったんですか?』



茜「万が一、知ってる人おったら気まずいやん」



🎩『これは言わないとダメです。お金返した上で、対処してもらうレベルです』



茜「ほなこの前髪めっちゃあかんやん」



2人『ぎゃはははははは!!!』



茜、止まらない滝汗



🎩『暑いですか?』



茜「急いで来たし、腹も立ってるから暑いよ!」



🎩『(^∇^)』



茜「劇場着いたら連絡するわ。何て言うたら角が立たへん?」



🎩『癖がだいぶ出てるので確認してもらいたい〜とかですかね(^∇^)』



茜「癖とかいうレベルちゃうくない?」



🎩『(^∇^)最後、後ろ巻きますか?』



17:22



茜「ごめん、時間ないわ」



🎩『あ!忘れてました!』



忘れんなよ!
何、楽しなっとんねん(^∇^)



ちょっと切ってもろて、
アイロンしてもろて、
オイル塗ってもろて、
なんかええ感じに見える!
神!!!



南船場4丁目の救う神の店を出て、
ダッシュでクリスタから長堀鶴見緑地線へ。
乗りたい電車に乗れるも、興奮冷めやらず
怒り心頭。
ネタをブツクサ言いながら電車に乗るはずが、
全然無理。



入り時間ギリギリに劇場着いて、
楽屋行ったら、
隣人の中村くんが
『あれ?茜さん今日髪いい感じっすね!』
と、本気で褒めてくれました。
どこかじゃ。
でも、2回目の美容院でほんまに見れるようにセットしてくれた結果や。
ネタ、頑張れる。



女芸人祭り始まり、
ネタ出番終わって、
エンディングまで時間があるので、
いざ、1回目の美容院に連絡タイム。
クレーマーっぽくならないように。
怒らないように。
優しく。



電話しました
男性出て

茜「今日縮毛行った武内です。担当いただいた方がお手隙なら変わって下さい。」


担『お電話かわりました、〇〇です』


茜『今日施術いただいた内容に問題があったんじゃないかと思うのですが、心当たりありますか?』


担「前髪ですよね」



心当たりあったんですけど(^∇^)



茜『今日、なぜそちらの店を伺ったのか理由もお伝えしましたよね?』


担「すみません」


茜『直りますか?」


担『アルカリ性を、酸性の〜』


茜「私はどうすれば良いですか?」


担『先生にも聞いておくので一度ご来店いただきたいです』

(なんか、今日じゃない感じ出してくる)

茜「直ちになおして貰わな困るんで今日伺います」


担『少しお待ちください』

(なーがい保留)

担『お待たせしました。本日お待ちしてます』


茜「20時過ぎに行きます」


担『20ジスギタラshskfhgsfs』


茜「???もう一度お願いします」


担『掃除が始まってるかもしれないです』


茜「はい、大丈夫です。」



ちょっと待ってよ。
心当たりあったやん。
激ヤバやん。
何も言うて来ませんようにって願いながら、
私を見送ったん?
ほんで、掃除は始まってくれていいよ(^∇^)



19時40分
女芸人大祭り終了



ダッシュで長堀鶴見緑地線へ。



しんど。



20時10分
昼みた景色に再び。
クレーマーにならないように。
怒らないように。
やさしく。

エレベーターで上がり、
エレベーターの扉が開くと、
正面のカウンターの中に、3人並んでる。
その中の1人が担当の子や。
ロッカーにカバン入れて、席に案内される。



担『申し訳ありませんでした』



茜「今、マシに見えていると思うんですけど、あのあと別の美容院に行って酷いところ切ってもらって、アイロンして整えてもらったんです。
そうしないと仕事行けなかったんで。
同業者を悪く言うようなことは言われなかったですけど、こめかみから上が薬が合ってないんじゃないかと言ってはったんですが、やってる途中から合ってないのわかってましたよね?」



担『はい』



え。
わかってたんですけど(^∇^)
こわい。



茜「なんで教えてくれなかったんですか?」



担『不安にさせてしまうかなと思ってしまいまして』



(^∇^)???



茜「不安とかじゃなくて、おかしなことになってたのを、何で黙ってたんですか?」



担『不愉快な気持ちにさせてしまうかもというのが1番にあって』



(^∇^)???????



なにを言うてるか、さっぱりわからんけど?
でも、
怒らない。
やさしく。



茜「・・・。嘘つくのだけはやめてください。
出来ないなら、出来ないって言って欲しいです」



担『お直しをして、元の状態に戻すというのは出来ないです』



茜「酷くなることもありますか?」



担『ないです!これ以上酷くなることはないです!』



あー。
今って、これ以上ない酷さなんや(^∇^)
まじで毛先フリル。
前髪の毛先ビエネッタみたいに入り組んでる。
そんなとき、🎩救う神からLINE。

🎩【あのあと店長にも相談してたんですけど、ビビり直ししてもカラー1回したら戻るでって言うてました💦
トリートメントとかでケアしてもらったほうがいいかもですよ💦 】

🎩美容院の店長ーーー!!!!!
貴重な意見ありがとうございますーーー!!!

行った時に聞いたことにして聞いてみる。



茜「先ほど行った美容院で言われたのが、このあとお直ししてもカラー1回やったらこの状態に戻るって言われたんですが、それは大丈夫ですか?」



担『・・・。』



茜「月に一回カラーするってお伝えしたと思うんですけど、次カラーした時にこの状態に戻られると、私、困るんです。」



担『確認します』



(待たされること、6分)



先ほどカウンターの中にいた3人の内の2人目の女性登場。



女『店長の〇〇です』(以下、店)



店長でした。
店長めっちゃ小声。
ウィスパーボイス。



店『ちょっとお話し伺いまして、間に入らせていただこうと思いまして』



間に入らせて???



店『この度は本当に申し訳ありませんでした。本人は一度髪を濡らして状態を見て施術の判断をということを言ってたんですが、その前にお話しさせていただきたくて、間に入らせてもらおうと思って』



え?
さっきから、間に入るってなに?
めっちゃひっかかる言い方するやん(^∇^)



店『私も最後ドライヤーで乾かしてた時に、ん?とは思ってたんですけど、』



激ヤバやん(^∇^)
店長も気付いてたんやん。
ん?やなしに、ちゃんと確認してよ。



店『結論だけお伝えさせていただくと、選択肢3つあるんですけど、』



なんで結論だけ言うねん。
なんでこちらが選ばせていただく言い方やねん。
さっきから、間に入るとか、
なんでちょっと私関係無いです感出してんねん。
ミスってからずっと誠意が感じられへんのよ。
この店長も信用ならんやん。



店『アルカリのお薬が効き過ぎているので弱い酸性の薬で指通りをよくすることはできるんですけど、完全に元に戻すって言うのは出来ないです。行かれた美容室さんでカラーしたら戻るってお話があったと思うんですけど・・・』



茜「それはそうなんですか?じゃあ1ヶ月後またこの状態になるってことですか?」



店『えっとねー、そればっかりはやってみないとわからないです。直る方もいらっしゃいます。し、ご自宅でのケアを、こちらでも出来る限りのケア剤をお渡しさせていただいたら、それで改善されて1ヶ月後結構元に戻ってる人もいらっしゃるんで』



茜「わたし、お金払って(ここでミスられたのをリカバリーするのに)自宅で努力しないといけないんですか?」



店『そう、そうですね。そちらに関してはヘア剤とかは無料でお渡しさせていただきます』



私の感情が昂り過ぎて、(真意)を上手く伝えられない。



茜「ちょっと待ってください。ここに私が来た理由聞かれました?」



店『はい』



茜「聞かれましたよね?」



店『直せるかどうかっていう・・・』



茜「違います、違います。そもそもここの店に来た理由聞かれました?」



店『縮毛矯正に・・・?』



茜「はい」



店『あ、お手入れが楽になりたいって・・・』



一回も言うたことないわ(^∇^)
勘やん。
過去の統計から勘で答えてるやん(^∇^)



茜「なぜこの店を選んだか聞かれてないですか?」



店『それはすみません、お伺いしてないです。ダメージさせたくないっていう・・・』



勘やん(^∇^)
聞いてないのに、答えてきたら、勘やん。
敬語の使い方おかしいのはお互い様やろうからええわ。



茜「いつも行ってる店で出来たらそこでやってるんですよ。ただ、難しい毛やから、前にここでやってもらった時に良かったから前の店でやってもらったらどうですかってってなって、ここに来たんです。あちらで断られた理由、って言うのも全部言ったんです。ダメージ、履歴、毛も太い、毛質も良くないって言うのを全部お伝えしたら、ここはノーダメージサロンやから出来るんです。って彼女がおっしゃったんです。で、私も前回来た時にすごく綺麗にしてもらったんで、ですよね〜と思って、お任せしたんです。で、乾かしてるのを見てた時に、完全にクシが通ってないし、ツヤもないし、おかしいなと思ったけど、そのまま返されたんですよ。で、こんなもんじゃないよなと思って触ってみたら、1番こうなりたくないですよってお伝えしたやつになってるんで、いつも行ってる美容院に駆け込んだら、これはもう何をしても戻らない。ビビり直しをしても、1ヶ月後カラーしたら元のこの状態に戻るって言われたんです。ただ、さっき彼女がおっしゃるには、完璧には元には戻せないけど、戻せるというお話だったんです。でも、戻らないんですよね?戻らないし、自分でさらに何かをしないと行けないんですよね?」



店『改善する場合もあります』



茜「私、その可能性に賭けないといけないんですか?」



店『されるとしたら。という、選択肢が一つ目なんですけど』



茜ぴん落ち着いて。
怒らず全部聞いてあげて。



茜「わかりました。3つ全部聞きます」



店『ふ、すみませんっは(^∇^)』



何を朗らかになっとんねん。
茜ぴん、鏡の中で目を見開く。



店『申し訳ありません、ほんとに。
で、そのリスクっていうのが正直私も同じ女性なので一か八かでそういう施術することが、この店選んでいただいて、そもそもダメージが少ないってことで選んでくださったのに、そういう風になったことでご不安を抱えていらっしゃるのであれば、ご返金での対応というのもさせていただきますし、
もう一つはトリートメントっていう施術、直るまで無料でさせていただくっていう選択肢になります』



ちゃうねん。
前髪が焼け野原になったのも相当悲しいけど、
焼け野原になってるのわかってて、黙って帰らされたのが、もっと嫌やねん。
何でそこについては何も言わへんの?
わからんけど、業界的にはそういうもんなん?
起こってしまった現象についてしか謝ったらあかんの?
って、今になっては感情を説明が出来るけど、
その場ではモヤモヤするだけしか出来ひんかった。



①酸性の薬でビビり直し
②返金
③トリートメントフォーエバー



むず過ぎやん。
モヤモヤがムカムカに変わり、
もうどれも嫌やねんけど。



茜「えーーと。まず、一つ目のものを選んだ時に、やりました。やった直後は手触りが良くなるんですよね?あの、私手触り求めてないんですよ。見た目を良くしたいんです」



店『見た目も、直ります』



茜「直るんですか?」



店『髪質改善のやつでやらせていただいたら直るんですが、完全にゼロに戻すってことは出来ないです』



茜「じゃあその1を選んだらその時点でこの店から突き放されるってことですか?」



ほら、怒ってるから怖いこと言い出したで。



このあと怒ってるから、怒るのあかん人、こっから先読むの禁止です。
こちらの発言だけ美化するようなことしない。



店『そんなことはないです。大丈夫ですっふっ』



そら、そんな極論言い出したら笑われるわ。



茜「その後のケアについて教えてください」



店『前髪のところにご納得いただけるまでケアさせていただきます』



①髪質改善&納得までケア



ケア?



茜「で、二つ目は何もしない。何もしない選択肢はないんですよ、私の中に。今より良くしたいんで。このままでは過ごせないんです。仕事で人前に出るので。毎日毎日前髪だけアイロンしてもらいに美容院行くわけにいかないんですよ。」



店『二つ目の選択肢は三つ目との複合で、トリートメントの処理しながらご返金というかたちでさせていただいて、今日の施術代は先にお返しさせていただいて、ご納得いただけるまではトリートメントで通っていただいて、改善して乾燥がなくなるまではこちらでケアさせていただきます』



②と③の違いが良くわからんけど?



茜「たとえば今日トリートメントしたらどうなりますか」



一個ずつ疑問と不安潰してこ。



店『完全に水分がなくなってしまっている状態なので、水分補給系のトリートメントをしたら見た目的には結構マシになります。薬剤を使ってないので、リスクっていうところは1番少なくなります。今の状態が直るっていうより、軽減されるのがトリートメントです」



茜「今、この3つの中から選ばないといけないですよね?」



店『出来る限りの対応がこの3つです』



茜「フゥーーー(吐息』」



選べる?
どれも嫌すぎて選ばれへん。
人を信じられへんから、
上手く行く青写真描かれへん。
嫌な奴が握ってくれたお寿司を美味しく食べられるわけないやん。
合ってる?この例え。
言えてる?上手く。



茜「あのぉーー、オススメ(のやつ)をしてくださった方が、納得出来る気がします」



店『先ほど担当させていただいた者が正直怖いのであれば代わりにさせていただこうと思うんですけど、そちらの方は大丈夫ですか?』



それ、担当した彼女傷つかへん?
怒ってるで?怒ってるけど、
傷つけたくはないねん。
でも何て言うたら伝わるか咄嗟に出てこない。



茜「んー、別にどなたでもいいです」



店『先ほど行かれた店ではアイロン通してとかですか?』(髪触診しながら)



茜「濡らして乾かしてアイロン通してオイルとかつけて・・・」



店『今より、改善は出来ると思いますけどね。1番最初にお伝えさせていただいたものでさせていただいた場合、熱、アイロンとかでジリジリとなったものは元に戻らないんですけど、切らないと。薬剤が効きすぎてる場合でしたら一度酸の方向に振ってあげてアイロンをめちゃくちゃ低温で入れ直すやり方でさせていただくと改善はするので』



茜「ってことは、来る時はこの状態じゃ無かったんで熱でなってるんじゃないって事で合ってますか?」



店『はい、そうですね。使った薬剤を本人に聞かせていただいたら、完全にちょっとだけハイパワーの薬剤を使っていたということで、おそらくそこだけがチリつくっていうことは、普段アイロンを入れられてる場所が効きすぎてるっていうことで、襟足とかはご自分で入れられることないと思うので綺麗に仕上がっています。顔周りに関してはご自分でドライヤーを通す回数も多い、毛が細い場所なので、薬剤が効きやすい場所になります。薬剤の選定ミスで効きすぎというのが可能性としては1番高いです』



完全にちょっとだけハイパワー?
私の日頃の行いのご指摘されてる?
と、私は受け取ったで?



店『施術されるのが少しでもご不安ということであれば・・・



茜「全部不安です。全部不安。元に戻して欲しい。それだけ。だって仕事行けないですよ、美容院行かないと。在宅で(仕事)やってたら全然いいんですよ?」



店『出来る限りのことをさせていただいてもよろしいでしょうか?』



茜「ッンファイ」



怒ってるから、2文字を噛みました。



店『ちょっとだけお待ちいただけますか』



茜「はい」



怒りすぎたかも。
無茶言うたらあかんよな。
と反省しつつ、
怒り心頭で待つ。



店『すみません、あの、髪質改善専門の子がいてるんですけど、その子がちょっと最善を尽くしてさせていただくので、出来る限りのことはさせていただきます』

と、連れてきたのは
カウンター3人祭りの、3人目の男性。
(以下、専)



専『よろしくお願いしますっ!』



・・・。



いいかも。



なんか、いいかも!
どうにかしてくれそうな雰囲気!
髪質改善専門って!!
頑張ってほしい!



3つの選択肢の①が選ばれたってことね?
方向性が決まり、
専門の人が施術してくれる。
少し息苦しさがなくなった。



クレーマー対応に担当を変えるのは有効手立て。
というのを、まさかのこちら側から実感してる。



店と専で髪を見ながら引き継ぎしてはる
・熱ではなく薬剤が原因
・こめかみから上
店、どっか行って、



専『髪質改善やらせていただきます』



マジでおねが!!
黙って信じたいけど、
後悔したくないから念のため言わして貰うわ。



茜「先ほどの方にもお伝えしたんですが、月に一回全頭カラーしてるんですよ。それで、戻るんやったら嫌です」



専『全頭のカラーっていうのは明るくしてますか?いつも』



専門っぽい質問!!!



茜「いえ、いつも同じ色入れてます」



専『次、カラーされる時、こういうことがあってって言うのは伝えてもらって・・・』



次カラーするときの心配してくれてんのはええねんけど、



・・・。



あれ?



伝わってないな?
いつもカラーカットしてる店にさっき駆け込んだこと。



まあ、関係ないっちゃあ関係無いか?



専「ここ(耳下の毛先)は気になりますか?」



茜「下の方よりも、上の方が気になりますね」



専、黙々と毛を見てる。
専ならちょっと聞いてみよう。



茜「縮毛やり始めて、あっ!やばい!って気付いた時に止めても結果一緒ですか?」



専『???』



茜ぴん落ち着いて。



茜「今後のために教えて欲しいんですけど、縮毛やり始めて液とか塗っていくじゃないですか?あの段階でやばいって気付いた時にはもう遅いですか?」



専『リカバリー出来る場合もあるんですけど、基本的には1番最初に乗せる薬でほぼほぼ決まっちゃうので』



茜「一発勝負ってことですか?」



専『そこで髪の毛がダメージで損傷する状態だと、その後のアイロンとかをどんだけ頑張ってもやっぱり・・・』



茜「一発目の薬で決まるってことですか?」



専『ほぼほぼっすね』



ってことは、



13時半に着席して、
14時前には失敗確定してたんやぁ〜ぁああーーーっはっはっはっはっ!!
だる。



あの子、どう頑張っても、もうどうにもならん髪見ながら、
一生懸命ドライヤーしたり、アイロンしてたんや。



わたし、必死でタブレットで読書してたわ。



一生読んどいて欲しかったやろなぁ。



専『ここ(眉尻上部の生え際の太めの産毛みたいなやつ)は気になりますか?』



茜「そこは、さっき行った美容室で「ここは癖が伸びてない」と言われたんで、そういう意味では気になってます」



専『じゃあここもですね〜』



専『下におろすので、フェイスシールドつけますね』



オデコにフェイスシールド貼られ、
私だけ、急に5類移行前。



シャンプー台行く
保護の塗布・流す
席戻る
薬塗る
シャンプー台行く
薬流す
席戻る
ドライヤーで乾かす
ブラシで伸ばす
アイロンで伸ばす



の行程を鏡を凝視して見届ける。



なんか、きっちり丁寧にやってくれてる感じ。



アイロンで伸ばした感じも良さげ!



シャンプー台へ
薬塗る
放置
流す
席戻る
ドライヤーで乾かす
と、同時に店長登場。



2人がかりで乾かしていくのを、



おねおねおねおねおねおね!!!!!



と祈りながら見つめる。



ドキドキする。



乾いていく前髪を見続ける。



瞬きもしないで。



じっと見つめる。



乾いていく。



目をしっかり開けたまま、
私の肩の力が抜けていく。



ドライヤーの轟音と風が止まり、乾かし、終了。



と、同時に、お役御免という感じで、
専、居なくなり、店と私二人に。



・・・。



店『今ブラシを入れていない状態です。
出来る限りのことはさせて頂いたんですが・・・』



茜「えーと、正直どう思われます?」



店『ちょっとだけ広がる状態ですね』



・・・。



・・・。



!!!!!!!!!!!!!!



めちゃくちゃ失敗してるやんけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!



何がちょっとだけ広がるやねん!!!!!



無茶苦茶広がってるわ!!!!!!



チリ度もバサ度もえぐいことなってるやないか!!!!



もう許さん!!!!許されへん!!!!
許してたまるか!!!!
「ちょっとだけ」とかいうその絶対いらん一言が
私の怒りに拍車かけてくれたわ!!!!
最後の最後まで素直に認めへんその態度はマジでなんやねん!!!!
言いたいこと全部言わして貰う!!!!
完全にプッツンきた!!!!!
完全に一色紗英!!!!!!



茜「ですよね!
全然何がどうよくなったか、全くわからないんですけど!
いや、マジで何がどう変わりました?
なんやったら酷なってません!?
こんなバサバサちゃいましたやん!!
今より良くなるって仰いましたよね!?」



店『そうですね』



茜「マジで。ちょっと暑いんで(ケープ)一回取ってください」



茜「良くなりました?コレ。どう思います?」



店『来られた状態の時に比べて、そうですね・・・。させて頂ける限りのことはさせて頂いたんですが』



茜「でも、良くなりますって!今よりは絶対に良くなりますって仰いましたよね!?
マジで勘弁してください・・・。
・・・何がどう良くなったんですか・・・。
・・・どうしたいいと思います?コレ」



こんなもん、
コレやん。
こんなのが、私の前髪やとは認めたくない。



店『そうですね・・・』



茜「明日からの生活があるんです。仕事も行くんです。人前にも出るんです。どうしたらいいと思います?」



店『そうですね・・・お店でできる限りのことはさせていただいて、ご自宅でアイロンとか通していただくしかない・・・』



茜「で、コレ、カラーしたらどうなります?」



店『カラーしても状態は変わらないと思います。薬剤とかブリーチを通したりしなければ大丈夫なんですが・・・』



茜「全然納得できないですね、その説明。ホンマかどうかわからんし」



店『大変申し訳ないです』



もう、謝ってもろうても何も感じひんわ。
ほんで、ちょうどドライヤー終わりぐらいから、
店内のBGMがファンファーレみたいな音になって、やっかましいわ。
元々声小さい店長の声めっちゃ聞き取りづらい。



店『今、ブラシを通してない状態なので、ご自宅でスタイリングはどうされますか・・・』



茜「そら、ブラシくらい通しますけど、
ブラシ通したらどうにかなる問題ですか?コレ。
ちょっとブラシ通してみてくださいよ。

・・・はぁ。

マジで大っきい声でそうです!」



店、プロがブローする時のやり方で、
ドライヤー当てながらブラシ通してる。



茜「私にはそのブラシの入れ方出来ないですけど」



時計見る。22時前。
もうめっちゃ疲れた。
怒りすぎてお腹も空いてないわ。
朝、チョコのシスコーン食べたっきりや。
疲れた。
帰りたい。



茜「ここからトリートメントをしても何も変わらないですか?最初に仰ってた(トリートメント)」



店『トリートメントは水分を補給していくものなので、徐々に続けていったら改善は出来ます』



茜「今日やってどうこうじゃ無いってことですね?」



店『そうですね。今日できることというのが、今させていただいた施術で、酸でのケアが1番ベストだったんですが、戻り切らなかったという感じなので』



茜「戻る戻らんの話ちゃうと思うんですけど」



店『んー。もし、可能であれば直るところまではトリートメント通っていただいて、無料でケアさせていただくので、ご納得頂けるまでは』



茜「面倒くさいが勝つんですよね、そうなると」



店『もちろん、今日させて頂いた施術代は全てご返金させていただくので、あでも、もちろんそういう問題でも無いっていうのはわかってますし、本当に申し訳ございません』



茜「んー。じゃあもう今日やることはないって感じですか」



お金の話は返事に困るなぁ。



店『今日させて頂ける限りのトリートメントもシャンプー台でもさせていただいているので』



茜「マジでなんやったら酷なってるようにしか見えないんですけどね」



何回も確認して、
何回も言われた
『今より酷くなることはない』
を信じて、
少しでもマシにしたいと思い、
託したことを後悔し始める。



茜「1回で済む美容院に3回行ってるんですよ」



店『そうですよね・・・こんな時間まで』、



【こんな時間】って
そっちが言うセリフで合ってる?
正解わからんけど、
鏡の中で目を見開く。



店『お時間いただいて・・・』



茜「厄介やな〜。カラーして酷なったらそれも結局トリートメントしに通うしか無いって事ですか?」



店『そうです』



えー。
もー。



店『少しづつ切ってケアさせていただくしか無いかなっていう感じです』



茜「これ、毛先も根本も同じ状態ですか」



(髪をコームで分けて見せてくれながら)
店『この辺りからですね。根本の部分は今回で改善されたは、改善されたんですが』



茜「・・・見るったび嫌な気持ちになる」



茜「はぁ・・・。」



しんど。
疲れた。
帰ろ。



茜「トリートメントはどれくらいの頻度で通うんですか?」



店『来て頂ける限りで大丈夫ですので、ご自宅で出来るシャンプーなどお帰りの際お渡しさせていただくので・・・』



何が大丈夫やねん
大丈夫かどうかはこっちが決めるわ
悪気ないんやろうけど



茜「決めてください。何週間に1回とか、何日に1回とか決めてください。そうじゃないと来にくいです」



店『頻度が高い方がいいんですけど、1週間に1回来て頂けると助かります』



めっちゃ行かなあかんやん



店『ビビりって言って、過度な脱水で起きるんですけど、ブリーチであったり、縮毛であったりでパサってなってしまうのは髪の毛が脱水してしまってる状態なので、ホリスティックの施術って最初に水分補給するんですけど、あの水分補給とケラチンのタンパク質をしっかりさせるダメージ補修のトリートメントをし続けていけば髪の毛にハリコシが出てきて脱水状態が軽減されていくのでそのトリートメントもお帰りの際にお渡しさせていただきますので、ご自宅でのシャンプートリートメントとケアして頂いて、これるかぎりでいいので、1週間に1回くらい来て頂いたら』



茜「1週間に1回どうやって予約したらいいですか」



店『お電話いただけたら対応します。もし面倒であればLINEで対応させていただきます』



茜「いや大丈夫です」



店『電話で大丈夫ですか?』



茜「はい」



店『お電話で対応させて頂いて、来たいタイミングで1週間に1回が最低みたいな感じです。空いても全然大丈夫です』



最低1週間に1回で、それ以上空いても大丈夫



なんて?
変なこと言うてない?
でも、怒り疲れて脳が働かん。



茜「はい、わかりました」



店『アイロンなど(髪に)入れて帰りますか』



茜「あ、もういいです」



もう何もしてくれるな
はよ帰りたいんや



店『すみませんでした』



茜「はい」



席を立ってロッカー行き、荷物を取る



エレベーターに向かおうとすると
店長が



店『こちらお返しさせていただきますので、このままお持ち帰りください』

と、履歴書入れる時みたいな、青白い
あーこういう時に使う専用なんかな?みたいな、
常識あります!みたいな封筒を出してきた。

お金、やな。



一瞬躊躇ったけど、



茜「あ、はい」
と、受け取る。



受け取った後、
何この気持ち悪いお金!!
ってなった。
誰のお金でもないこの感じ!!

最初の段階で
「今日はお代はいただきません」
やったらまだ素直に受け取れたんちゃうか。

いっぺん払ったもの返されるって
めっちゃ気持ち悪いやん。



店「ちょっとだけお待ちいただけますか」



と、今度は白い紙袋を持ってきた。



店『シャンプートリートメントとケラチンとドライヤー前に使っていただくトリートメントです。こちらを続けて頂いてよろしいですか?』



茜「はい」



店『すみません』と、渡してくれる。



茜「ではまた電話します」



いつの間にか店長の横に担当の子が立ってて



消え入りそうな声で
担『本当に申し訳ございませんでした』



茜「はい」

エレベーターに乗る



店『ありがとうございました』

店担頭下げ。



茜「はい」

エレベーター閉まる



おわったぁぁぁぁああああ
終わってないけど、終わった。
果てしない道のりが始まったけど、終わった。



地上に着くまでのエレベーターの中で、
(キレイに戻るまで、面倒見てくれるって言うてたし、ほんまは2度と来たくないけど、歯を食いしばって通おう。)
(今まで上手にやってくれてた美容師さんたちは本当にすごい人たちやったんやなぁと思う)



心配してくれてた、🎩美容師にLINE

🎩【綺麗になりますように】で終わってる。

悲しい報告する。


茜【まさかの、悪化。流石にブチギレ(^∇^)】


🎩【まぢですか💦なんで提案したんやろ💦
結局返金ですか?】


茜【返金、ホームケア4点、週一トリートメント通い、フルコンボや(^∇^)
マジで陰毛化現象進んだだけやねんけど】


🎩【とりあえず今より悪化させへんようにするしかないですね💦
私も肝に銘じよ💦】


茜【私がさっき前髪切りに行ったとき、
『私が縮毛やらんでよかったー!』の笑顔の瞬間あったよな(^∇^)?】


🎩返信なし。
無視すんな(^∇^)



でも毎月カラーで傷まんようにとかアレコレ考えて何年も担当してた髪を、一撃でコレにされたらショックよな。
1ヶ月後に自分がカラーせなあかんしな(^∇^)



さ、報告済んだらお腹空いてきたわ!!
パンチ効いた何か食べたい。

前髪もパンチ効いてるし。
舌にもパンチ効かしたい。

ユッケジャンスープや!!!!

情熱ホルモンのユッケジャンスープ、めっちゃ美味しいの知ってる?
全店美味しいか知らんけど、桜川のはめっちゃ美味しい!
ついでに肉も食べよう!!
焼肉や!元気出すには焼肉や!!



話相手が要るな?
リチャやな。
同期の山根リチャードにLINE



茜【リチャ子、今どこ】

すっと既読ついて返信きた


リ【家おる】


茜【今から情ホル行くからすぐ来て。
私が今日3回美容院に行く羽目になった話ある】


リ【行くわ(^∇^)】




フットワークの軽さ、面白がりの女友達やん(^∇^)



先に店に入って、女芸人大祭り終わってから何も飲んでなくて喉もカラッカラやったから、ビール注文。



ビール届くより先に、
リチャ、登場。



リチャ・・・。

もう笑ってるやん。



これから聞く話が、
私の不幸やと確信して笑う準備万端で来てるやん!



店員さんがリチャにおしぼり持ってきてくれた段階で、お腹空いてるから目に付くものバンバン注文する。

すぐに、リチャの飲み物来て、

「おつんこでーす!」って、

私だけが言うて、本題へ。



茜「髪、どこが変かわかる?」



リ『え〜、えー?え?ええー?』

って、色んな方向から見てる。



あれ?そんなにわからん?
最後ブラシしてくれたからいい感じなんかな?
ほな、私の被害妄想膨らみすぎてる??



茜「前髪、変じゃない?」



リ『うわぁ!!っはっはっはっは!!!!
他のとこと前髪の材質全然ちゃうやん!!!』



茜「材質って言うのやめてよっ!」



肉『お待たせしました〜』
って、肉がどんどん届く。

ジャンジャン焼きながら、本日の一連の流れを説明。



茜「〜でな、専門の人がシャンプー台で流す時に、気持ち悪いところ無いですか?って聞くねん。
腹立ってるから、

『前髪』

って言いたかったけど、堪えたわ〜っはっはっ!」



リ『ほんで悪化したんやろ?
その専門の人はほんまに専門なん?』



茜「そう言うてはったで?あんだけ確認してた、ここ(眉尻上部の生え際の太めの産毛みたいなやつの癖)は、何にも変わって無いけどな」



座ってる席が店の一番奥で、
私の座ってる背面の壁は、
広く見せる視覚効果のある、鏡になってる。



七輪の熱とユッケジャンスープとアルコールで暑い。



顔から汗流れてないか、後ろ振り返って鏡見たら、



待って待って待って待って!!!!



前髪、開いて来てない?



七輪の熱とスープの湯気と汗の湿気で、
前髪の中心から放射線状に開いてるやん!!



茜「ねえ!前髪、開いてない?」



リ『え?』



茜「こんなんなって、上下左右に開いてるやん!」

と、かめはめ波のポーズをした手を前髪に添えて説明。



リ『・・・。』



茜「な?」



リ『マイルドフラッシュやん』



マイルド・・・フラッシュ・・・??



三浦マイルドさんの?



・・・。



茜「ぎゃはははっはははは!!!!」



もうええって!!
勘弁して!!!
これ以上、前髪面白くせんといて!!
マイルドさん、前髪ないから手でやってるわけじゃないねん!!
お笑いが余ってる。
はー、しんど。



茜「この(返してくれた)浮いてる2万どうしよ」



リ『浮いてるんじゃない。それはただ使わへんかった2万や』



はい!!!!!
スッキリ!!!
リチャード先生ーーーー!!!!



リ『ソレ、仕事大丈夫なん?』



私の前髪のことソレって言うてるやん(^∇^)



茜「前髪伸ばし中の時みたいにピンで留めたら大丈夫や」



リ『なるほど』



茜「普通に下ろしてて、汗かいてもうたら、今みたいに勝手に開いて来るかもしれんしな」(かめ波ポーズ前髪添え)



茜「ぎゃははっはははは!!」



笑えよ。



茜「ほんま、結婚式とか成人式とか人生節目のイベント控えてたら、暴れ倒してたで」



リ『たしかに』



茜「んあっ!!!あかん!!!」



リ『?』



茜「私、26日、彼とデートや!!」



リ『彼?』



茜「レンタル彼氏やん!予約してんねん!!」



リ『最悪やんっ!!っはははっはは!!』



と、喋って笑ってお肉食べてお酒飲んで、
今日もユッケジャンスープおいしくて、



茜「バイビー」



って解散して、長い1日が終わりました。



美容院入店回数・・・・・・3回
合計着席時間・・・・・・・約5時間
合計洗髪回数・・・・・・・5回
女芸人大祭りネタ時間・・・2分
(見にきてくれた方ありがとうございました)



おわり

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茜チーフ
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