カチャカを触ってきた
最近、ハードウェアがアツい。
普段、飲食店向けにSaaSを提供するような仕事をしている。特にオーダーシステムや予約台帳のサービスなどは本当にとても力になれている実感がある。
実際に、何度か自社サービスを導入していただいている店舗で働かせて頂いたことがあるのだが、一連の業務オペレーションの中で欠かせない業務システムと化しており、本当に喜ばしく、誇らしい気持ちである。
一方で、自分がいざバイトをしてみると本当にひたすらに忙しい。注文頂いた商品を運び、食べ終わったお盆を下げ、残飯をゴミ箱に入れ、皿を所定の位置に戻し、テーブルを拭いたら次の方が来れる準備をする。そんなことをしているうちにお客様に呼ばれてオーダーを取りに行く。
働いている時、「何の業務がもっと楽にできるだろうか?」というSaaS事業者としての視点を忘れないようにしているが、根本的な労働生産性の改善には、もうハードウェアしかないなのではないかとつくづく思っていた。
行きつけのガストではネコちゃんロボットが活躍しており、しかもUSENがロボットを飲食店向けに販売していることも知っていた。
そんな矢先、preferred roboticsがやっているカチャカが飲食店向けパッケージを提供開始するといつニュースを見かけた。これは触りに行くしかない!と思い、仲良しのロボティクス専攻の博士課程の先輩と丸の内でカチャカを触ってきた。
大変面白かった。
特に工場での利用が多いと伺ったが、移動が業務になるシーンにおいては大きな労働生産性の向上が見込めそうだなと感じた。案内してくださった方の「障害を持っている方など、家での移動に対してもハードルがある方には家の中という空間においても欠かせないパートナーになっている」という話が記憶に残った。
乗り越えられる段差は5mmまでという制約があることなどからユースケースが絞られてしまいそうだなぁという印象を受けたけれども、大した話ではない。きっと数年で5cmになるだろう。
DXはオペレーションに合わせてツールを選定するのではなく、ツールに合わせてオペレーションを変えましょうみたいな話をよく耳にするが、数年後にはロボットに合わせて建物を建てましょうとか、ロボットに合わせて動きましょうとか、そんなことが言われている世の中になるのだろうか?という話をしながらカチャカ後の先輩とのランチを楽しんだ。
今月末、引っ越しなのでまずは自分の家のスマートホーム化から始めて、IoTネイチャーな世界に身を投じていこうと思う。
ゆくゆくは仕事でもハードとソフトの融合分野をやらないと世の中に与えるインパクトが相当限定されてしまうのだろうなぁと思うなど。
カチャカは丸の内のショールームで触れるので、興味のある方はぜひ行ってみてください。
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