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暇を大事に生きています。 リクルートでFintechの事業開発をしています。 ご連絡は下記から任意のツールでお願いします。 https://my.prairie.cards/u/takuyachanges

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最近の記事

アクセルを踏むこととPMFの関係性について

先日、PayPayのグロースに関するインタビュー記事を読んだ。 その際に、アクセルを踏むこととPMFの関係性について思ったことがあり、かつ自分がこれから事業開発をする上で、ひとつ大切な考え方にもなる気がしたので備忘録的に。 PMFしてからアクセルを踏むべき事業と、PMFする前からアクセルを踏むべき事業があることが分かった。 Product Market Fitの定義はここでは重要ではないのだが、「製品(サービスや商品)が特定の市場において適合している状態」という一般的な定義

    • 村上龍『希望の国のエクソダス』

      大学1年の時に家入一真さんが紹介していたことがきっかけでこの本に出会い、これまでにない衝撃を受けた。それ以来、1番好きな小説であり続けている本です。 この小説は、失業率が10%に迫り、円が暴落した日本を舞台に、80万人の中学生が学校を捨ててネットビジネスを開始し、国家との情報戦を制して巨額の資金を獲得し、北海道に半独立国を作るという壮大なスケールの物語です。中学生の「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」という台詞に象徴されるような停滞

      • マシュー・ディクソン他『チャレンジャー・セールス・モデル』

        言わずと知れた大手営業の教科書的な本です。 自分はこの続編である『隠れたキーマンを探せ』(原著タイトルはThe Challenger Cusromer)という本から入った珍しいタイプなのですが、社会人一年目ぶりに読み直しました。特に当時、チャレンジャーセールスモデルの方はパラパラと読んでいただけだったので、EP営業を担当するにあたってまずは本書を理解するところに立ち戻ることにしました。 著者は「(顧客への)指導」「(顧客の置かれる状況への)適応」「(顧客の意思決定の)支配」

        • 四季報をハードとソフトで合わせ読みする技が非常に良かった話

          盆休み、とても暇している吉村です。 盆明けからエンタープライズセールスをやることが決まったので、エンタープライズ企業ってどんなものなのだろうかというのを理解すべく、財布に入っていた図書カードで四季報を買った。 四季報はデカい。2176ページある。 この上場企業の中で、自分たちがターゲットとすべきリストはどのくらいあるのかを物理的、視覚的に理解したかったので紙で購入した。 あと、ハードで購入して会社のデスクに置いておくと、他のメンバーがパラパラ見れることもいいポイントである。

        アクセルを踏むこととPMFの関係性について

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          Open AIのAPIを叩いて、タイムカード集計してくれるLINE Botを作ってみた(1日目)

          初日(24年8月14日)の成果: 手書きの文字データを読み込んで、勤怠実績を集計出来るLINE Bot(打刻集計くん)までは構築が完了した。プログラミングをしたことがない人間が初日にここまでやれたのは結構いい進捗なのではなかろうか。 かかった時間:5時間 かかったお金:3500円くらい(GPTのサブスク費用3000円弱(毎月払っているもの)+GPTのAPI利用料5ドルをチャージ) 盆休みが暇すぎる。 こんなに時間があることなかなかないし、Open AIのAPIを触って何か作

          Open AIのAPIを叩いて、タイムカード集計してくれるLINE Botを作ってみた(1日目)

          引っ越しの業者選びが大変すぎたので理想のサービスUIを話題の生成AI Claud Artifactsで作ってみた

          24年7月28日、大好きな中野北口からもっと中野を大好きになるために中野南口に引越した。 学生の頃は大学の寮だったので家具がほとんどなく、タイムズカーシェアで車を借り、後輩数人に手伝ってもらうことで難なく完了した。 今回は違う。自宅に仕事用のデスク、洗濯機や冷蔵庫、ベッドだってある。今回は引越し業者に頼もうと決めてた。 想定外の混雑と比較サイトの機能不全 平日は仕事があるので、引越しという丸一日かかるような作業は土日にしか出来ない。なので、7/27, 28の2日を空けてお

          引っ越しの業者選びが大変すぎたので理想のサービスUIを話題の生成AI Claud Artifactsで作ってみた

          カチャカを触ってきた

          最近、ハードウェアがアツい。 普段、飲食店向けにSaaSを提供するような仕事をしている。特にオーダーシステムや予約台帳のサービスなどは本当にとても力になれている実感がある。 実際に、何度か自社サービスを導入していただいている店舗で働かせて頂いたことがあるのだが、一連の業務オペレーションの中で欠かせない業務システムと化しており、本当に喜ばしく、誇らしい気持ちである。 一方で、自分がいざバイトをしてみると本当にひたすらに忙しい。注文頂いた商品を運び、食べ終わったお盆を下げ、残

          カチャカを触ってきた

          小倉 將信『EBPMとは何か』

          興味のある分野なのと都知事選前なので、政策学習熱が高まって読むことに。 普通に会社でやっていることの政策Verなので、目新しい学び自体はなかった。 アカデミアとの連携を通じた政策の実証研究はあまり見かけたことがないので、その辺りはどんどん進めると良いのではないかと思った。仮に外部の人に行政の実証を手伝ってもらうってなったら、どういうお金の流れになるのだろうか。アカデミアで受けれなくても副業でタスクフォースを組んだデータサイエンティストたちでも同じことはできそうだけど、行政か

          小倉 將信『EBPMとは何か』

          リエン・ウェイ『アントフィナンシャル』

          中国に行きたいなぁと思っているので読んだ。これはFintech読書会をしたいなぁと思える素晴らしい本でした。会社の尊敬する先輩も5回くらい読んだと仰っていたのですが、そりゃそれだけ読み返すわと思える本でした。 内容としては、アリペイを展開するアントフィナンシャルが、EC→決済→インクルーシブファイナンスへと拡大して中国における金融インフラとなる変遷が詳しく描かれています。 何度も「アントはFintechではなくてTechFinなのである」ということが強調されますが、確かに

          リエン・ウェイ『アントフィナンシャル』

          テレコミュニケーション編集部『一次産業の課題解決へ 地域IoT』

          大変面白くて学びになる本でした。 本書はNTTアグリテクノロジー社が各地域の一次産業事業者らの課題解決に伴走しているPoC事例集です。 全体を通して素晴らしいと感じたポイントは2つあります。 1つは、IoT製品によってしっかりと顧客の売上UPに繋がるような取り組みになっていることです。 日頃、自分が業務DXの提案をする中で、売上が上がるか明確にコストが下がる提案が出来ないと、単に楽になるというバリューではなかなか提案が通りづらいなと感じます。 本書の取り組みは、IoT製品

          テレコミュニケーション編集部『一次産業の課題解決へ 地域IoT』

          ソラコム『IoTの知識地図』

          3年前、半沢直樹風の営業を想定して入社したら、顧客管理ツールを活用して営業プロセスを可視化・改善するセールス手法を目の当たりにし、「これがDXか」と思い知ったのが懐かしいです。 以来、DXのコアバリューは楽になることよりむしろ、「業務が計測可能になる」ことなのだと理解しています。 最新のGPTと遊んでいると非構造データを構造的に分析することに非常に長けていますし、さまざまな事象を観測できるセンサーによって、世の中の計測がさらに進むとこれまでと少し違った世界が待ってそうだなぁ

          ソラコム『IoTの知識地図』

          海外ひとり旅ガイドブック

          自分のFacebook/Instagram旅行記がかなり人気だったので、「もしや、実は旅したい人多いんじゃね?」と思い、ひとり旅ガイドブックを書くことにしました。 海外に触れたことがあまりない方、1人で行くのはハードルが高いと思っている方、バックパッカーに憧れている方が少しでも踏み出しやすくなるような内容になるといいなぁと思いながら書いた。 1. 海外ひとり旅の魅力海外ひとり旅、思い出的な魅力はこちらの記事に書きましたので、この記事の中で書いてない魅力をここでは二つご紹介。

          海外ひとり旅ガイドブック

          思い出を積み立てる。NISAよりも海外ひとり旅。

          ふざけたタイトルですね。 イスタンブールが大雨で暇なのでnoteを書いてます。 海外ひとり旅はいいですよ、という話です。 自分のことを誰も知らない異国の地で、不安になりながら旅するのはとても最高です。 海外ひとり旅は単に楽しいから行ってるのですが、読まれる文章を意識してあえてひとり旅を投資に例えて書いてみましょう。 3つの観点で投資対象としてひとり旅を考えることが出来ると思います。 ①成長に繋がる。 海外ひとり旅というのは、必ず何かトラブルが起きます。大きなものから小さ

          思い出を積み立てる。NISAよりも海外ひとり旅。

          アウトバウンド架電の醍醐味

          アウトバウンド架電こそが天職だなぁと思う。 最近は架電だけに没頭出来る機会が減ってしまったが、やはりたまに架電をするとこの上ない興奮を感じるので、本当に架電が好きなんだなぁと思うのである。 一方で、世の中的には架電という仕事は辛い業務として語られる場合が多いと思う。量をこなす必要があるし、まともに話せる件数が1日に数件なんてこともザラだからである。 また、多くのSaaS企業では新入社員が入社したらまず直面する業務がいわゆる「テレアポ」であり、飛び込み営業と並ぶセールスパーソ

          アウトバウンド架電の醍醐味

          三年働きました

          2021年4月にサラリーマンになってから、ちょうど3年が経ちます。朝から晩まで図書館にいた大学時代とは打って変わって、当たり前ですが社会との接点を持ちながら日々を過ごしています。 生活は一変しましたが、相変わらず「良き社会とは?」「良き社会を実現するには?」「それは資本主義社会で実現可能なのか?」みたいな問いに向き合いながら生きているのですが、3年働いてみて、「人々の機会を広げる」ことを超えて、「人々の機会をもっと近くに引き寄せる」ことでビジネスを通じて世の中をもっと良く出

          三年働きました

          平木恭一『銀行業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』

          Fintechをやっているのに銀行についてよく知らなかったので、理解を深めるために読んでみました。業界について知りたい場合は秀和システムさんの動向とカラクリのシリーズにいつもお世話になってます。 経済に関心を払うようになってはじめて金利上昇局面に直面しており、日々の状況を脳みそに刷り込みながら生きています。 これまで何となく金融機関のビジネスモデルは理解しているつもりでしたが、政策金利の引き上げを受けて各社が預金金利を上げて預金を増やそうと躍起になっている姿や、住宅ローン

          平木恭一『銀行業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』