パペットと話してみよう(冷え切った家庭編)
毎度、おなじみ、パペットカウンセリングのお時間です
本日のご相談は『あの頃は良かった』さんからのお便りです。
では、まずはご相談内容です。
こういうご相談内容なんだけど、オーちゃん、最近ではこういう家庭は多いみたいだね。
オーちゃん『そうだね、堯友さん。家族仲が冷え切ってしまっている、よく聞く話だね』
どうやら、お嬢さんも反抗期に入ってしまって、口をきいてくれないらしいけれど、どうしたものかな。
オーちゃん『それ自体は珍しくないというか、正常なことだと思うけどね』
うん、反抗期があること自体は正常な発達だよね。心理学的に見ると、親からの精神的な自立の第一歩だからね。
オーちゃん『だからと言って、「お父さんの服と一緒に洗濯しないでー」って言うのはやりすぎな気もするけどね』
中学生くらいになると、そういうことを言いだす女の子が増えるみたいだね。深層心理的には父親であっても、異性として認識し始めてるのかな。表向きは「加齢臭がする」とか「クサい」って、理由をつけるけど。
オーちゃん『うん、そういう側面はあるよね。心身ともに色々な変化が生じる時期だから、どうしてもね』
中学、高校くらいの間はこの反抗期が続いても、大学生くらいになってくると、普通に会話するようになってくるってケースも多々あるみたいだから、お嬢さんの行動については様子見するしかないかな。
オーちゃん『それでいいと思うよ。無理にコミュニケーションをとらずに見守ってあげれば、オッケーだよ。時間が解決してくれるから』
問題はどちらかというと、お母さんのほうかもしれないね。
オーちゃん『うん、お母さんのほうが娘さんの反抗期に引きずられて、相談者さんを遠ざけてるのか、お母さんのほうが先だったのかはわからないけれど、どっちにしても問題だね』
反抗期のお嬢さんの態度はまぁ、仕方ないというか、ある意味正常な成長過程で起こる問題だけど、お母さんまで相談者さんに冷たくする必要はないからね。
オーちゃん『何が原因だったのかは分からないけれど、こういうのもコミュニケーションエラーだと思うよ』
どんなふうに、エラーを起こしているとオーちゃんは思ってるの?
オーちゃん『やっぱり日々の感謝や想いをつたえるのが少なくなってるんじゃないかな、お互いに。例えば、家事をしてもらっても当たり前、お金を稼いできて当たり前。お互いに、相手のやっていることに対して、当たり前って気持ちがあるから、感謝の想いもほとんど持たなくなってしまってる。感謝が無いから、相手への敬意もなくなってる』
感謝と敬意、とっても大事だよね。食事を作ってもらった時に、「ありがとう、いただきます」「おいしかったよ、洗い物は僕がするね」 お給料日に、「いつも、お仕事おつかれさま」「今月もありがとう」そんな風に、言葉で少し感謝を伝えるだけでいいんだけどね。
オーちゃん『日本人はそういう感情表現が苦手だよね。話さなくても通じていると思ったら、大甘だよ。感謝の言葉は何度言ったっていいんだからね』
なるほど、いきなり冷え切った関係を元通りにもっていくのは大変かもしれないけれど、まずはご相談者さんだけでも家族に感謝の言葉を伝えてみてください。
オーちゃん『そうそう、そのうちにきっと何かが動き出すよ。言葉っていうのはすごく大事なんだよ』
そういう事です。ご相談者さん、ぜひ、声をかけて、日々の感謝を伝えてみてください。変化は少しずつ、起こるはずです。気長にやってみてくださいね。
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