アイデンティティを明確に!-AI時代のブランディング-
メンバーズ・コミュニティ「マーケティング研究会」の定例会を8月30日に開催しました。テーマは「ブランディング戦略」。AI時代に企業は、そして我々個人はどのようにブランディングしていくべきなのか!について、参加者全員で考えてみました。
主宰者の小磯卓也さんが、「企業/個人がアイデンティティをしっかり持ち、情報発信を通じて顧客との繋がりを強化し、認知度や信頼度を高めることが重要」と解説してくれました。
また、下記の図は、小磯さんが作成された説明資料の一部ですが、ChatGPT、そしてAI時代のブランディングとともに、「目的」→「プロセス」→「アウトプット」のフォーマットに当てはめています。
そこで、自分のブランディングへの落とし込みをするために、目的については「AI時代、どのように私は、どう生きるか?」、そして成果については「AI時代、どのように私は、誰に憶えられるか?」を考えることが、ブランディングのスタートになります。
そして、AI時代のおけるブランディングとは、「どのように変革し、どのように記憶されるか」ということではないか、と説明してくれました。
具体的な例を紹介してくれました。
最初はNetflixです。1997年の創業当初は「オンラインでDVDをレンタルする事業」でしたが、DVDのレンタルからストリーミングへ変革し、現在はコンテンツのプラットフォーマーとして認知されています。
また、AppleはパソコンMacintoshの製造からスタートしましたが、パソコン自体も進化させつつ、テクノロジーの発展とともにアプリ等のサービスを通じて、人々の健康に貢献する企業に舵取りをしています。
そして、最後は小磯さんご自身の会社の変革を紹介してくれました。
小磯さんが実現したいこと(会社の使命)に変わりはなく、テクノロジーが進化し、社会環境が変わり、人々の価値観も多様化する中で、使命を達成するための手段が変革されていることがよく分かります。
最初に小磯さんがAI時代のブランディングについて、「アイデンティティをしっかりと持ち」と説明してくれましたが、小磯さんのアイデンティティは「みんなと幸せをつなぐ」で、しっかりとブレていないことがよく理解できました。
また、小磯さんはご自身で会社を経営しつつ、一般社団法人七夕協会の代表理事でもあります。
参加したメンバーから「マーケティングの仕事と七夕の関係は?どうして七夕なのか?」という質問がありました。
それに対して、
「七夕は、みんなの夢や希望が短冊として形になる(可視化)される行事なので、“みんなと幸せをつなぐ”という企業の使命と源は同じです」と説明をされました。
この説明を聞いて、小磯さんのアイデンティティの一貫性を強く感じました。
自分のアイデンティティとは何か?
この大きな命題にしっかりと取り組みたいですね。
アカデミーヒルズ 熊田ふみ子
#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #マーケティング研究会 #AI #ブランディング #七夕 #アイデンティティ