目指せ!「めだかの学校」~“みんなが先生、みんなが生徒”になれる大人の学び場~
4月26日に開催されたメンバーズ・コミュニティ(略してMC)の「マーケティング研究会」の定例会は、「はじめてのマーケティング みんなで知識を共有し合おう」がテーマでした。
毎年、年度の初回はこのテーマで開催されます。
それは
・入会して間もない方
・初めてMCに参加される方
・マーケティングは気になるけれど一人では勉強が進まない!という方
など気軽に参加してもらいたい、という主宰者である小磯卓也さんの想いからです。
まず最初に、小磯さんのMCの紹介からスタートしました。
MCを運営するにあたり「一番大切にしていること」として、下記の資料を提示してくれました。
マーケティング研究会はマーケティングについて学ぶ・知る・考える機会であるとともに、その活動を通じて仲間づくりの機会になることを、小磯さんは目指されています。
あるメンバーから、「これは、“すずめの学校”ではなく、“めだかの学校”ですね!」という発言がありました。
ユニークな例えだと思いましたが、歌詞を読めば納得です。
各々の歌詞(一部抜粋)はこちらです。
すずめの学校
すずめの学校の先生は
むちを振り振り チイパッパ
生徒のすずめは輪になって
お口をそろえて チイパッパ
めだかの学校
めだかの学校のめだかたち
だれが生徒か 先生か
だれが生徒か 先生か
みんなで 元気にあそんでる
この例えは、マーケティング研究会の活動だけではなく、アカデミーヒルズのライブラリーが目指している学びの場を言い当てていると思いました。
次に、小磯さんをはじめ参加したメンバーが自己紹介した後は、
「マーケティングという言葉を聞いて何を連想しますか?」を皆で語り合いました。
そして、最後は「絵本を読まなくなった親子(大人・子供)が本を手にとってくれるマーケティングを考えよう」をテーマにグループに分かれて10分弱ほど意見交換をしました。
紙の絵本は、親子で一緒に体感しながらコミュニケーションができるものだと思う。ロングセラーの「ぐりとぐら」はみんなで料理をして仲良くなるという話だが、このように一緒に体験する「コトづくり」をしたらいいのではないか。
池袋にある梟書茶房という本屋さんは、本にカバーがかかっており、タイトルや内容が全く分からない状態で配架されているとのこと。そのカバーには「読んだ感想・おすすめの理由・読みやすさなどの星評価」のメモが付いているので、その情報をもとに本を選ぶという仕組みだそうです。これを応用して、親子で絵本選びを楽しむ仕組みを作ってみてはどうか。
サブスクモデル。毎月お薦めの絵本が届く仕組みです。そして読み終わった絵本を返却する仕組みであれば、保管するスペースが不要になるからよいのではないか。これは街の図書館が提供するサービスとして良いのではないか。
など、短い時間だったにもかかわらず魅力的なアイデアが出てきました。
参加したメンバーには、仕事でマーケティングをしている方もいれば、個人事業主、デザイナー、研究者など様々なバックグランドを持った方々です。そのメンバーが「みんなが先生、みんなが生徒」になって語り合ったからこそ、短い時間でも色々なアイデアが出てきたのではないでしょうか。
参加したメンバーからは、「マーケティング研究会という名前は、ちょっと敷居が高いと感じましたが、参加してみて“みんなが先生、みんなが生徒”という小磯さんの運営意識に共感しました。アカデミーヒルズならではの企画として楽しく参加させてもらいました」との感想を寄せてくれました。
最後に、小磯さんのMCの活動や仲間を大切にする想いなどは、こちらの記事をお読みください。
アカデミーヒルズ 熊田ふみ子
#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #マーケティング #めだかの学校 #すずめの学校 #梟書茶房 #ぐりとぐら #絵本