【公式】アカデミー神戸進学会
個別指導×自立学習のスタイルを研究するノートです。 備忘録として考えたことをなんとなく書いてます。
こんばんは。アカデミー神戸進学会の西富です。 今回は「学習性無力感とその解決策」というちょっとカタいテーマで書いてきます。 学習性無力感とは と思ってしまう状態のことです。 頑張る力が湧いてこない人はこの学習性無力感という状態になってるケースがとても多いです。 詳細はこの後お話ししますが、 実際に学習性無力感に苦しむ生徒は多く マジでもったいないな と現場にいてめちゃくちゃ感じます。 勉強だけでなく、スポーツや音楽などにも当てはまる内容です。 (僕はサッカーをやって
学習は複雑だ。 昔から、指導とはこういうものだと信じられているモデルとして ・指導者がわかりやすく教える ・指導者が宿題など、適切な学習の指示を出す ・指導者が学習の進捗を管理し、サボっている生徒がいれば指摘する みたいな管理型の指導モデルがある。 でも、当たり前だけど、学習とはそんな単純なものではない。 同じ授業を受けても 同じだけの課題量をこなしても 習得度合いは全然ちがう。 自習室に何時間こもっても成績が上がらない人もいれば 教科書を一読するだけで高得点が取れ
「これは何の問題だっけ?」最近社会人の指導をしていてものすごい示唆をもらった。 という視点だ。 書いてみると当たり前なんだが、実はこれはめちゃくちゃ重要で、ものすごく深い。 どんな科目であれ、勉強する(つまりインプットする)時は一つずつしかできない。 その「一つずつ」が集積して、大きな知識のカタマリをつくる。 試験問題というのは基本的にその知識の一つを問うものなので、問題を解く時には自分の中の大きな知識の中で、ターゲットになる一つにアクセスすることになる。 ここで大
新学期の喧騒も少し落ち着いてきた。 新学期は色々とザワザワするので、それと反比例するように学校の学習内容とペースは穏やかになることが多い。 生徒たちは新クラスの良し悪しやら、どの部活に入ったやら、選択科目の抽選に漏れたやら、新生活の一喜一憂を報告してくれるが 僕としてはこの時期は結構ヒマで、ゆっくり時間が流れる感じが割と好きだったりする。 で、この時期に中3は数学で「展開」という単元をやっている。 正直めちゃくちゃ簡単なので、点取りゲームの観点で言えばカモだ。 ただ
『漣の王国』という本が面白い。 「ミステリなのか純文なのかよくわからない系」という僕が一番好きなジャンルだ。 特に文章が綺麗だ。 「美しい日本語」ってこういうことだなって思う本だ。 で、この本の中に「ジハード」という言葉が出てきた。 僕はジハードって「聖戦」って訳されるのだと思っていて 「あぁ、ジハードってあれでしょ?聖戦でしょ?宗教戦争てきなヤツでしょ?物騒な話だぜ」 ぐらいのいい加減な理解だったのだけど、どうやらジハードの本当の意味は 「神のために努力するこ
指導の向上に行き詰まってくると、いつも駆られる誘惑がある。 それは 学習法を言葉で伝える ということ。 「正しい学習法はこうだよ」 ということを文章としてまとめて、生徒に渡す。 あるいは学習法の授業とでも銘打って60分ぐらいで守るべき主原則ぐらい網羅的に教えてしまう。 それは何度もトライして、その度に無意味さを痛感してきたことだ。 世の中には学習法の本がたくさんある。 ウェブサイトもある。YouTube動画もある。 もし学習法を言葉として伝えることで生徒たちが
僕は、父が随分アメリカナイズされた人間だったせいか、かなり思考が欧米人に近い気がする。 個人主義というか、権利と交渉という考え方をベースにしている。 別の言い方をすれば「立場」という概念にほとんど興味がない。 先日卒塾生が遊びに来てくれた。 転職の報告だという。 そこでちょっとした昔話になった。 その生徒が 「昔、先生(僕のこと)に言われて、夏休みの宿題を変えてくれって高校の職員室に言いに行ったことあったじゃないですか?レベルが自分には難しすぎて合ってないから、代わりにこ
僕を含めた今の大人世代が子どもだった頃、勉強するための方法と言えば ・生身の人間に教わる(集団授業/個別指導/家庭教師) ・本を使う(参考書/問題集) の2択だったと思います。 でも、IT技術が発達し誰もがスマホやパソコンを所有する時代になった今、ここには第三の選択肢が加わっています。しかも、ものすごく強力な選択肢。 それが動画です。 身近なところではYoutubeで色んな科目の解説動画がいくらでも上がっていますし、 高校になると学校でスタディサプリなどの動画サービス
『自分のアタマで考えよう』 ちきりん12月も半ばを迎え、いよいよ受験生は試験本番を意識する時期になってきました。 教室でも過去問を解いている姿をよく見るようになりました。 大学受験でも高校受験でも「データを読み解く問題」というのは定番です。 円グラフとか棒グラフとか散布図とか、あるいは理科実験の結果を記録した表なんかを読み取って、設問に答えていくというものなのですが、これが苦手な生徒が多いです。 まぁ確かに図や表が散りばめられた問題というのは一見とても難しそうに見えます。
今回の書評は西富が担当です。 最近大量の論文を整理しました。 これまでは面白そうな論文を見つけて読んだらファイルに入れるというちょっとおバカなファイリングの仕方をしていたので読み返したい論文を探すのが至難の業でしたが、なんということでしょう、このようにファイリングすれば読みたい論文をすぐに発見することができます。これだけで少し賢くなったような感じで、とても満足しています。 さて、本の紹介ですが、前回は「せっかく社会人の勉強会をやってるし、それに絡めた内容にしたいなぁ」なん
今回の担当は藤澤です。 僕は神戸・西宮で何件か家庭教師の仕事もしています。中学生・高校生に英語・数学・理科・国語の授業を行っています。この記事を書いている今日も中学生の授業を実施してきたのですが、数学の問題で以下のようなやり取りをしました。 下の図の長方形で、点PはAを出発して辺上をB→C→Dと動く点です。 点Pは毎秒2cmの速さでAを出発し、x秒後の△APDの面積を y cm^2とします。 点Pが辺AB上にあるとき、yをxの式で表しなさい。 正しく式立てをするな
今回の書評は西富が担当します。 僕は今神戸の教室で社会人の方の学び直しを目的にした勉強会を主催しています。 大の大人たちが大真面目に引き算をしたり方程式を解いたりしている光景です。 「色々と手広くやってますねー」 なんて言われたりするのですが、僕の中では普段の指導とコンセプト的には変わりません。 僕は塾講師の中では「生徒が社会に出た時にいかに自己実現できるか」を重要視している派で、学校の点数とか受験の合否というのは、あくまでツールでしかないという考え方です。 今現実の社会が
-------------------- 今回の担当は西富先生です◎ 8月初旬に書いてくださった書評なのですが、お盆休みや9月にも小学校の臨時休校などが重なってしまい、皆様にお届けするタイミングを完全に逸しておりました…m(_ _)m。 オリンピックが閉幕を迎えた頃を思い出しながら読んでくださいますと嬉しいです◎(藤澤) -------------------- なんとも独特な空気の中オリンピックが終了しました。 コロナと付き合いながらのオリンピックは開催の是非についても賛
● 重要ニュース ・TBSのようなテレビ局とNetflixのような動画配信サービスを比べたときに、どちらにどんな特徴・強み・弱みがあるだろうか? ● テクノロジー ・Amazonが「ビデオゲームが長期的には最大の娯楽事業に発展」という見通しを立てている根拠はなんだろうか? ・任天堂のようなゲームを作ることを専門とした会社ではなく、Amazonがゲームを作ることの利点はなんだろうか? ● ビジネス ・「これが大人の本気だ!」 かっこいいですね。 ● 金融・経済
メタ認知能力とは?「歌が上手い人は耳が良い」と聞いたことがありますか? 歌が上手い人は自分の歌が細かいところまで聞けていて、どこが悪かったかが分析できるので修正もすぐできる。だから歌が上手くなるということだそうです。 スポーツも同じですね。上手い人は 「今のは肘が少し上がり過ぎた」 「さっきは足にいつも以上に力が入っていた」 といった具合に自分の体がどう動いたかについてとても敏感です。 だから細かい修正ができ、早く上達するのです。 勉強に関しても同じことが言えます。
9月も早くも月末を迎えてしまいましたが、9月の本紹介を今回も担当は藤澤がつとめさせて頂きます。 西富先生にも8月に本紹介を書いて頂いておりますが、お盆休みなどなどもありタイミングを逃しておりました…。次回10月の中旬ごろを予定しておりますので、楽しみにお待ちください◎ 今回は最近読んだもので「コレは…!」と僕がドツボにはまった、文学小説から1冊とマンガから1冊をご紹介いたします。趣味語りや脱線も交じりますがお付き合い頂けますと嬉しいです。 さて突然の自分語りですが、僕は