暑さと寒さの混在。 どこかへ踏みだした。どこかへ踏み出せなかった。 地平に誰かがいる。ただ見える。 歩みだす。止まる。歩みだす。 疲れた。眠い。めんどくさい。 今すぐ逃げ出したい。 歩き出す。
灰色の空が広がる広野、 沈黙の風が吹き渡る草原。 一筋の光も見えぬまま、 心は闇に閉ざされる。 牛たちの静かな囁きが、 遠い記憶を呼び覚ます。 温かな陽の光は今や幻、 ただ冷たい現実が横たわる。 過去の笑顔は影となり、 夜の闇に溶けていく。 希望の灯火は消え失せて、 絶望が静かに舞い降りる。 風が囁く声を聞きながら、 孤独な魂は問いかける。 「何故ここに、何故今に?」 答えは風に消されていく。 広がる草の海の中で、 一つの命が迷い込む。 出口のない迷宮の如く、 終わり
ユクスキュルの「環世界」の概念は、生物の知覚と世界との相互作用を理解するための鍵を握る理論である。この理論が提唱された当初は、主に生物学や心理学の領域でその影響が語られていた。しかし、時が経つにつれて、その理論の影響は物理学、特に量子物理学という新たな領域にも及ぶようになった。この奇妙ながらも興味深い交錯が、現代科学に新たな洞察をもたらす一因となっている。 ユクスキュルの環世界は、各生物が持つ独自の知覚システムを通して構築される世界の理解である。生物はそれぞれ異なるセンサー
人が作り出し、変化させ、継続させていく社会はどうあったのか、どうあるのか、どうあっていくのか。 僕たちは生きていく中で迷い考えていく。 そうして、ひたすらに向き合い、迷った先に何があるのかわからない。 友人、家族、付き合っている人、他人からのさまざまな発言や行動等によって影響を受け、自分という存在を変化させたり自我を維持しようとする。 それが個人的な場合もあれば、集団的な場合もある。 僕は自分、人、社会に対して誠実さ、ときには不真面目さを心に滞留させながら向き合いたいと