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第1章 美容の歴史-Part 3

歴史とういうより、今回はエステティシャンのライセンスで、何ができるか。キャリアパスの選択肢をお届けします。

エステティックは英語で、Esthetics とも、Aestheticsとも呼ばれています。これはもともとギリシャ語のaesthetikos と言う言葉が元になっていて、”感覚を知覚できる”という意味で、人間で一番大きい器官である皮膚の全体的な健康を扱う解剖学の分野として認識されています。

エステティシャンは、肌全体のクレンジング、美肌、健康保存(アンチエイジング)のスペシャリストです。日本では、痩身が一番のエステティシャンの仕事、というイメージもありますが、アメリカではダントツ、肌の専門家、という認識です。

エステティシャンは、肌を健康的で、美しいものに保つための実際のトリートメントを行う他にも、商品開発、売買、メイクアップアーティストの分野でも活躍しています。 肌の問題、医療的に注意が必要なものを発見、選別することも訓練されていますが、実際に皮膚科、医者の免許がなければ、処方箋の薬を出すことはできませんし、医療的な診断をすることはできません。

エステティシャンは、過去数十年というまだ短い歴史の中ですが、凄まじい勢いで進化を遂げている分野です。


サロン、デイスパのエステティシャン

これは実際のサロンで働く、美容専門のエステティシャン。 ここで働くエステティシャンは、スキンケアのスペシャリストであり、コンサルタントです。フェイシャル、フェイシャルマッサージ、ワックス、ボディトリートメントを、マニュアル(機会なし)でも、機械を使っても行います。 プラス、メイクアップも行います。

大手のサロンで働いたり、個人のサロンで働いたり、ホテル、デパートで働くのもこの一種になります。


メディカルエステティシャン

メディカルエステティックというのは、手術と、エステのトリートメントが総合的に行うことを言います。  手術は医者が行い、エステティシャンがエステのトリートメントを続いて行う、という設定です。

お客様への教育だったり、マーケティング、商品の売買も行うこともあれば、手術後のお客様に傷をカモフラージュするようなメイク(カモフラージュメイク)をすることもあります。

お医者さんの指示のもとで、レーザーの治療をすることも許されていますが、州によって規定が違うので、ご確認ください。

看護婦さんとしての免許を併せ持っていると、注射を伴う治療もできるので、ボトックスなどもできます。


メイクアップ、カモフラージュセラピー

エステティシャンでメイクアップアーティストになる人も多々いて、メイクをアプライする前に、フェイシャルマッサージを行ったり、独自のサービスを作ることができます。

エディトリアル(雑誌の撮影等)で写真家と一緒に仕事をすることも多々ありますし、 ウエディングなどに呼ばれてメイクをする場合もあります。 もちろんテレビ、フィルム、などの業界もありますが、基本的にフリーランスの仕事なので、売れるまでは他の仕事と掛け持ちする必要もあるかもしれませんね。 

私の友人はメイクアップアーティストが多少いますが、最初売れる前は、たいてい売れっ子のメイクさんにアシスタントで付いて回っていましたね。あと、ヘアサロンと掛け持ちをしたりというのが主流。

メイクアップだけやって、エステのサービスを行わない場合は、資格は必要ないんですよ。ただ、セフォラとか、大手の化粧品屋さんで働く場合、資格を持っていることを条件とすることも多々あります。

メイクアップの分野で、カモフラージュセラピーを行う人は、やりがいを感じるパターンが多いようです。フェイスリフトからリカバーする際のメイクだったり、手術からリカバーする際のメイク、交通事故にあったあと、傷を隠すため、などなどに活躍します。

さらには、死人の化粧、というのもあります。死後、棺桶に入る際の化粧ですね。これはかなりのスキルが必要になってくるし、やりがいも感じる職業です。


メーカーの代表(マニュファクチャーのレプレゼンタティブ)

メーカーの代表は社内で働くエステティシャンだったり、その他のスタッフメンバーにプロダクツの知識を教育したり、使用方法を教育することを担っています。 また、スパ、サロン、薬局、デパートと密接に連絡を取り、商品のプロモーションを図ります。 社交的な性格で、セールスにも長けている性格が好ましいとされていて、旅行も多々あることが想定できます。


セールス

サロン、スパ、デパート等で、売上のナンバーを記録、考察したり、商品の使い方をクライアントに説明したり。商品の特徴を熟知して、クライアントが必要なものをスキンタイプ別に提案して売るという感じです。


ビューティーライター

読んで字のごとく。ジャーナリズムにも長けていて、書くことが好きな人にはとてもいいかも。  小さいコラム連載もよし、ブログもよし、これからは伸びていくカテゴリーではないでしょうか。


旅行業界

クルーズ、飛行機、空港などでセラピスト、エステティシャン、ネイリストとして働くこともできますし、プライベートエアラインではクライアントと一緒にプライベートエステティシャンとして添乗することもあるようです。


教育者

エステについて、教える全般がこれですね。学校の先生だったり、企業のセミナーだったり。 プレゼンテーションの準備をして、マネージメントをしつつ教育。

もし学校で教えるのであれば、そのための教育の資格を取る必要があります。これも、各州によって違うので、州で確認する必要があります。

確か、ニューヨークでは先生になる資格も必要で、5年間の関連職務経験が必要です。


サロンのオーナー

読んで字の如し。  自分なりに工夫して、いろいろなサロンができますね。 ビジネスのライセンス、そして保険もかけておく必要があります。なんせ、アメリカは訴えるのが好きな国ですからね。いろいろな方向から自分をプロテクトしておかないと。


商品開発

エステティシャンで、コスメの化学と材料に興味のある人は、スキンケアの会社の、商品開発で働くということも一つの選択肢です。 新しい商品を作ったり、新しい技術を開発するのは斬新なものです。

コスメとロジークラスというのも、エステティシャンのコンティニューエデゥケーションとしてあるので、習ってみるのもいいですね。


移動型エステティシャン

呼ばれたら、伺って施術をする、という感じです。 時間に自由が利くので子供がまだ小さい時、などにもいいですね。  こういうエステティシャン、マッサージセラピストの斡旋会社見たいのも最近できていました。コミッションは、お店に取られるより少ないからいいのかもしれないですね。


州のライセンスの指揮官

ライセンス(資格)の試験管です。 実技は、やはりプロでないとジャッジできないので、これもエステティシャンの仕事になります。


州の会合メンバー

ボードメンバーっていうんですけど、各州の規定を定めたりする人たちです。経験が必要。 学校をインスペクトしたり、新しい学校、カリキュラムができた時などもいちいちチェックします。


そんなわけで、可能性のある職業を羅列したわけですが、なんと、これも資格習得のテストに出るんですね〜。  

もっともっとエステの業界が活性化して、綺麗な人が増えるといいですね〜。綺麗になると、心踊りますよね:)

アメリカでは、美肌の機械がいろいろ出てきていますよ!全部使ってみるのが楽しみです。笑


ではでは

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