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妊娠したいのにストレスフル!?
ストレスはよくないってよく聞くけど、結局何がストレスな訳?
どうやって影響するの?どうやって測定すればいいの? そんなことについて今日は綴っていきたいと思います。
こんにちわ、44歳、ニューヨークで妊活中のあつこです。
去年の4月からIVFを3回行って全部失敗。それから卵の質を向上させるために日々コンディションを整え妊活中です。 卵の質向上、妊娠しやすい体づくりを日々リサーチしながら、学んできたことなどをアウトプットしています。
同じような挑戦をされている方への助けになれば、そしてまたあなたからの情報もお待ちしていますね!一緒に頑張りましょう。
音声配信で聴きたいよ!という方はこちらから:
ストレスは、ホルモンとか、妊娠にどうやって影響するんでしょうか?
ストレスホルモン
ストレスがかかると、私たちの体はそれに対抗するためにコルチゾールというホルモンを分泌します。
コルチゾールは副腎皮質から分泌されます。副腎はストレスに対応する臓器で、腎臓の上に位置し、英語では、(アドレナルグランドと呼ばれ、アドレナリンの分泌器官という意味です。
ストレスに対応して、よく言われているのが ”fight or flight response” これは直訳すると、たたかうか、逃げるかの反応ですが、例えば、ハイキングをしていて急にクマに出くわした時とか、やばいー!逃げるか、戦うか、どうしよう??みたいに急に頭に血が上ったように戦闘態勢になりますよね?
これがコルチゾールです。外敵から襲われる時、命を守るために多くのエネルギーを必要とするわけですが、この時にコルチゾールを分泌して体を動かせるモードに入るわけです。
コルチゾールが分泌されると?
このモードに入ると、血糖値や血圧が上がってきて、メタボリズムであったり免疫システム、睡眠サイクルだったり、体重などにも大きく影響をします。
リラックスモードと相反するモードで、リラックスモードの時に得られる細胞の修復だったり、睡眠だったり、消化だったりが妨げられるということですね。
この反応は大昔から人間が自分たちを守るために備えた大事な機能なわけです。瞬間的なもの、例えば車の事故とか、ショックなことが起きた瞬間、などだけでなくて、継続的に続くもの、例えば嫌いな仕事を続けているとか、虐待を長い間受けているとか、嫌いな人間関係に耐え続けているとか。
コルチゾールが分泌されると、リラックスしながら細胞の修復をしたり、栄養の吸収をしたり、熟睡をする、と言うデリケートなシステムを乱してしまうわけですね。特にリプロダクションシステム、(子孫を残す)みたいなのは、実際自分の命には関わらないわけなので、優先順位的にはすごく後の方にいるわけです。すなわち、ストレスがかかっている状況下にいると、妊娠がしづらい、と言うことができます。
理想的なコルチゾールの動き
ストレスは自分でもある程度肌感で感じることができると思いますが、コルチゾールの値を調べれば客観的に測定できます。
コルチゾールレベルは朝から少しずつ上がっていって、夕方には低くなっていく。夜はレベルが下がって眠くなり、眠りに落ちる。こんな動きが日常では理想的です。
緩やかに上がって、緩やかに下がる。このように、1日のうちで数値が変わってくるので、テストを厳密にしたい時には1日のうちで4−5回測定するのが正しそうですね。
これが高すぎるのか?低すぎるのか?で自分のストレスを客観的に観察して、ストレスの原因になっているものを特定して、それを取り除くなり、和らげるための工夫をしよう!
コルチゾールが、ストレスに打ち勝つために頑張っているわけですが、コルチゾールの出る副腎にもリミットというものがあるんですよね。 そうすると副腎疲労とも呼ばれていますが、ストレスのレベルがあなたが出せるコルチゾールのレベルを上回ってしまうと、つまりキャパオーバーになると、イライラしたり、便秘になったり下痢になったりという症状も出てきます。
これがどう妊活に関係するのか?
高く上がるコルテチゾールのレベルは生理の周期にも影響が見られます。
生理の周期がバラバラだったり、生理中の期間が短かったり長かったり。
こんな症状があったら、ストレスかかってるんだな、って自分をいたわってあげてください。 よく聞くのは、生理の周期がいつもより長いのが、ストレスを受けているサイン、と言うこと。
私もいつもは周期は一定で落ち着いているのですが、IVFをやった後とか結構ストレスで5日から1週間長い周期でした。
これはアメリカで私が入っている妊活のコミュニティーで聞いた話ですが、仕事がストレスがあったので、収入はもちろんなくなってしまうんだけれど、IVFをやる前に3−4ヶ月休む、という方もいらっしゃいます。
その結果、今まで生理の周期もイレギュラーだったのに、生理の周期もレギュラーになったり。
あと、多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS)と診断された場合もストレス過多のケースが大きいと言われています。 生理があまり起こらない、もしくは生理が何日も続くなど、体内に女性ホルモンの”ゆんわり”としたものよりもアントロゲンという”やったるでー”的な男性ホルモンが多すぎるという可能性もあるようです。
ストレスは精子にもインパクトを!
女性だけではなくて、男性側にもストレスは多いに関係しているようです。
ストレスが過多であった場合、精子の製造、精子の健康に影響を与えます。
そもそもの私たちの体のエネルギーがミトコンドリアで作られるわけですが、そのミトコンドリアの機能がストレスがあることで低下するからです。
これも聞いた話ですが、ずっと6ヶ月間ぐらい働きすぎで、疲れていていた彼が、仕事の休みが取れてよく寝て、休んでいたらなんとなんと精子の質が爆上がりしたようです。 実際彼はIVFをやっていて、そのサイクルで差が別人級だったようです。
どうやったらストレスを緩和できるのか?
ここまでで、女性側にも、男性側にもストレスは妊活の敵!ということがわかったわけですが、どうやったらストレスを緩和できるのか?
第一は、自分がストレスを感じているものを取り除くこと。
完全に取り除くのが難しかったら、それを最小限にすることを心がけてみよう! そのストレスに対して深掘りしたら、改善点が見つかりそうだよね。
あと、日々の生活習慣でストレスを軽減できるのは、食事、睡眠、運動、呼吸。かなり当たり前の4項目ではあるんですけれど、すごく大事。
食事
栄養の良いバランスの取れた食事を摂るのはもちろんですが、ストレスフルな状況下にいると、栄養の吸収も悪くなるんですよね。 だって自律神経のバランスが崩れているっていうことだから、消化器官がしっかり働かない。
私がしているのは、胃腸の動きが良くなるために朝、りんご酢を混ぜた水をたっぷり摂ること。 そして、砂糖控えめで野菜、タンパク質、良質の油を摂る。 サプリメントで補うのもいいのだれど、合成されたものを大量に摂ると、副腎に負担をかけてしまうようなので、極力食品で摂ることができるように心がけて、サプリは補う程度にするとよさそうです。
睡眠
睡眠は、第一優先にしたほうが良いぐらい、体にも脳にも影響をしていると思います。自分の感覚でもそうだし、私たちの細胞がリカバリーするのって寝ている間だから、自律神経のバランスをとる上でも睡眠が大事なのは納得がいきますよね。例えば、朝早起きして運動したいと思っても、しっかり睡眠ができていなかったら私は睡眠を優先するべきだと思うよ。
運動
適度な運動はストレス対策にもいい効果を発揮。
運動は自分の慣れとかもあるから、運動の習慣がある人はそれでいいと思うし、ない人は、長めのウオーキングがおすすめです。
呼吸 (リラックス)
リラックスっていうのは、ダラダラするんじゃなくて、意識的に自律神経を整えるのがおすすめ!呼吸に意識を向ける瞑想だったり、ヨガ。
マッサージに通ったり、針に行くのもおすすめだよ!!
深呼吸をしたり、呼吸を深くすると落ち着くでしょ?ストレスが与えられている状況だと、どうしても呼吸が浅くなっているので、逆に意識をして呼吸をしてあげるとリラックスできるんだよね。
まとめ
ストレスを受けると、私たちは自分の体の中の回復よりも外的から自分を守るために鼻息が荒くなっちゃう。だから自分の体の中のシステムを潤滑にすることがおろそかになっちゃうんだよね。
イライラしていたり、生理が遅かったり、っていうのはあなたのシステムが乱れているサインだから。そのサインを読み取ったら、イライラの原因を取り除いて、もしくは極力小さなものにして、自分を落ち着かせてリラックスさせることに集中しよう!
どれを知っていて、どれが新しい情報だったかなあ?
あなたのリラックス方法、経験も教えてね!
自分自身の体の情報を読み取れるようにして、それを自分で改善できるようになれるようになろう!!
一緒に頑張ろうー!!
ではまた。