カフェインと妊活
妊娠中にカフェインが良くないとよく聞くけれど、妊活中はどうなの?
どのぐらいカフェインは摂取していいの?と疑問に思う方がいらっしゃるとおもます。
色々な説がありますが、どれがいったい正解なんでしょうか?
今日は、カフェインと妊活の関係ということで、以下の5つのポイントについてお話ししたいと思います。
研究結果によって一般的に言われている数字
コーヒーだけじゃない!カフェインはどのぐらい含まれている?
コーヒーを飲まない方が良い人
カフェインが与える女性の体への影響
コーヒーを飲むならこれに注意
こんにちわ!45歳ニューヨーク在住、妊活中のあつこです。
去年44歳になってから体外受精を3回トライして、惨敗しましたが、それから日々卵の質を改善しつつ、5月には日本で体外受精を計画しています!
これまでの体験と知識、そしてこらからの体験をシェアしていきますので、一緒に頑張っていきましょう!
1.研究結果によって一般的に言われている数字
2017年に行われた、メタアナルシス(たくさんの実験結果をまとめたレポート)によるもの、そしてAmerican society of reproductive medicine によって記されているもの簡単にいうと、
1日に500mg(だいたいコーヒー5杯)以上のカフェインを摂取すると、妊娠しにくくなる(50%の割合で!)。
妊娠中では、1日に200 mg-300 mg以上のカフェインを摂取すると、流産の可能性が増える。
基本的に、200mgぐらいまでの量のカフェインであれば、妊娠前に摂取しても妊活に支障を与えるものではない。
これは、男性同様。
基本的に100mgぐらいまでの量のカフェインであれば、妊娠中も支障を与えるものではない。
と言われています。
で、これは1日に摂取するカフェインの量なのですが、実際何に、カフェインがどれだけ含まれているのでしょうか?
2.カフェインはどのぐらい含まれている?
実は、カフェインってコーヒー、紅茶だけではなくて、エナジードリンクとか、チョコレート、コーヒーアイスクリームにも含まれているんですよね。
上記の1日のカフェイン摂取量は、全部のカフェイントータルの摂取量なので、コーヒーを2杯までなら飲んでよし!と簡単には言えないんです。
コーヒーも、種類によってカフェインが含まれる量が変わってくるので、コーヒー好きさんは要注意! ぜひ下記のものをチェックして目安にしていただければと思います:
コーヒー1杯 (8oz=だいたい240ml) = 95-200 mg
デカフェコーヒー1杯 (8oz) =1-25mg
インスタントコーヒー1杯 (8oz) = 27 -173mg
デカフェインスタントコーヒー1杯 (8oz)=2-12mg
エスプレッソ1杯 (1-2oz) =47to 75mg
スターバックスカフェラテ grande (16oz)=150mg
スターバックスダークロースト grande (16oz)=240mg
スターバックスコールドブリュー grande (16oz)=280mg
紅茶 (8oz)=40-60mg
デカフェの紅茶 (8oz)=<5mg
水に溶かす系のインスタント紅茶 (8oz)=5mg
ボトルに入っている紅茶 (8oz)=5-68mg
緑茶(8oz)=30-50mg
コーラ (16oz=1缶500mg)=45mg
マウンテンデュー regular (12oz) 54mg
マウンテンデュー MDX 12oz=71mg
Jolt Cola (12oz)=120mg
Monster Energy (24oz) 276 mg
Red Bull (12oz)=111mg
ココア (8oz) 5mg
ミルクチョコレート (1.55oz=ハーシーズのチョコバー一個分)=9mg
ダークチョコレート (1.45oz=ハーシーズのチョコバー一個分)=31mg
コーヒーアイスクリーム ben and jerry (4oz)=45mg
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こういった数値は、Googleして出てきますし、今回はこちらの不妊治療のクリニックのサイトと、カフェインのチャートから引用しています。
気になるアイテムなどがあったらお気軽にGoogleしてみると結構出てきますよ!
Mayo clinic
https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/nutrition-and-healthy-eating/in-depth/caffeine/art-20049372
caffeine chart
https://www.cspinet.org/caffeine-chart
3.コーヒーを飲まない方が良い人
コーヒーやカフェインをどのぐらい飲んでも大丈夫か、というのは人によってかなり変わってくるようです。
コーヒーを飲むことの副作用として、
速い心拍
不眠症
神経質的傾向
落ち着かない
不安になる
ということが挙げられます。大抵、4杯以上のコーヒーを飲むとこの症状が現れる人が多いと言いますが、一杯飲んだだけでもそう感じてしまう人もいるでしょうし、なんともない人もいると思います。
こういった副作用が出てしまう人は、明らかにコーヒーの摂取を控えた方がいいと言えますよね。
4.カフェインが与える女性の体への影響
上記の症状がなくても、基本的にコーヒーが私たちの体の中で何をするのか?
コーヒーを飲む利点には、集中力が増す、というのが有名ですよね。
目が覚めて、ONモードになる。これがコーヒーを飲む人のほとんどの理由かな、と思うのですが、
どうしてONモードになる、そして集中力を増すのかというと、コーヒー(カフェイン)は副腎に刺激を与えるからなんですね。
副腎と言えば、ストレスが発生した時に、分泌されるコルチゾールが住んでいるところですよね。
こちらも参照:
で、追加をしていうと、副腎は、このストレス対策のコルチゾールと、卵を作るのに、また妊娠をするのに必要なセックスホルモンを作る場所でもあるんです。
なので、簡単にいうと、ONモードにす方が優先されてしまうと、キャパがあるため、逆に生殖のためのホルモンを分泌するっていうのが疎かになってしまうのです。
なので、副腎さんのキャパシティーを考えて、ストレスと、ONモードになってしまう自分をコントロールして、生殖機能のホルモンにもたくさん働いてもらおう、ということなのです。
どうやって副腎さんのキャパを確認することができるか?というと、
あなたの生理が正常か?ということでジャッジできます。
生理前、中は痛くないか
しっかり周期は周期は28−30できているのか
生理の期間は3−5日ぐらいで、鮮やかな赤い色か
塊はないか
始まりが多く、終わりに従って軽くなるけれど、しっかり最後はおわるか
これで、自分の生理に改善の余地があるな、と思ったのならば
少しカフェインの摂取を減らしてみましょう。
変化をわかりやすくするために、1周期、もしくは2周期はコーヒーをやめてハーブティーなどのしてみて、それでまた初めてみる。
その自分の体の調子だったり生理の具合を見てみるといいかなと思います。
そして、何回か体外受精をトライして、着床しにくかったり、化学流産をしやすかったり、という方も、ぜひカフェインの摂取はやめていただくといいかな、と思います。
5.コーヒーを飲むならこれに注意
了解です、コーヒーによっての影響はそんなにありませんので、量をわきまえて飲みます。または、コーヒーは好きだからやめられない。
という方、
注意して欲しい点があります。
それは、コーヒーにはカビに汚染されていたり、微量毒素, 殺虫剤 が含まれていることが多い、ということです。
これによる影響は、肝臓に負担を与えたり、フリーラディカルで体の細胞に損傷を与えたり(=DNAや細胞を損傷させる)、体内に炎症を起こさせる、というもので、かなり避けたいやつです。
こう打った影響を受けないためには、どんなコーヒーを選べばいいかというと、そのカビ、毒素、殺虫剤が含まれていないかをきちんと外部で検査されているものがおすすめです。
具体的にブランド名などをいうとこんな感じです:
Lifeboost Organic Coffee
Purity
Natural force
Bulletproof
Peak performance
どうせ飲むならば、心配しながら飲むよりも、安心して美味しく飲みたいですよね。
参考までに!
まとめ
カフェインの摂取をしていいのか、ダメなのか、っていうのは個人差がある。
生理が乱れている方は、1−2ヶ月コーヒーをやめてみて、再開してみる。それで体の調子を確認すると良い。
何回か体外受精を失敗された方、化学流産をされた方は、カフェインの摂取はやめてみる。
基本的には、妊娠をしたかったら一日200mgまでに。
カフェインはコーヒーだけではないので、コーヒーを飲む方は一日1杯までにするのが安全かな。
妊娠をすでにされている方は、さらにカフェインの摂取を控えたいので、基本的に一日100mlまでに。コーヒーを飲みたいのならばデカフェや、量を調節する。お茶に変更するなどするといいですね。
その際は、オーガニックのもので、他社がテストしてあるようなものが安心して美味しく飲んでいただけると思います。
それでは、楽しく妊活頑張りましょう〜!