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第5章 感染対策- Part 2 感染の原則・ バクテリア

エステティシャンになることは、お客様の最高の美に導くこと。 小さなケアレスなミスが怪我や、感染に導きかねないので、十分な注意が必要です。感染は英語でInfection と呼ばれていて、病原体が体組織へ侵入することを指します。

Infection Control (感染対策)

感染対策は、感染性生物の伝染を防いだり、減らしたりするための手段です。 感染生成物には4種類いて、

バクテリア(Bacteria) 、菌類(Fungi) 、ウイルス(viruses) 、パラサイト(Parasites)

がその4種です。

Infectious disease (感染病)は、pathogenic organisms (有害生物)が体に入って起こるもので、人からヒトへ感染する場合も、感染しない場合もあります。

ここで、似たような言葉の定義の違いを説明すると:

clean (クリーン):  石鹸と水、または洗剤と水を使用して、目に見える汚れ、汚れ、その他多くの病気の原因となる工具を道具、道具、設備から除去する機械的プロセス(こすり洗い)。

disinfection (消毒): 必ずしも全てではないが大部分の環境生物を破壊する。殺菌は細菌胞子に対しては効果がありません。

bactericidal (殺菌性): 細菌を破壊することができる.

virucidal (殺ウイルス剤): ウイルスを破壊することができる。

fungicidal (殺菌剤):菌類を破壊することができる.


Bacteria (バクテリア)

バクテリアは、マイクロオーガニズム(microorganisms)とも呼ばれていて、動物、植物的な性質を持っています

有害のものもあれば、無害のものもありますが、多くのものは無害で、nonpathogenic(ノンパソジェニック)と呼ばれます。ヨーグルト、チーズ、薬品各種はこの菌のおかげでできているものです。

一方、有害なものはpathogenic(パソジェニック)と言われています。 

有害なバクテリアには3つの明確な形があって、特定することができます。

1. Cocci :円形細菌。単独または集団で出現する。

     a.  Staphylococci(スタッフィロコクシー)ブドウ球菌:ブドウの房のように密集して成長する膿形成細菌.  膿瘍(abscesses)、膿疱(pustules)ー簡単に言うとニキビです、おでき(boils)を引き起こします。健康な人には感染しない種類もあります。

                   b.  Streptococci (ストレップトーコクシー)連鎖球菌:一連のパンに似た曲線で配置された膿形成細菌。それらは連鎖球菌性咽頭炎(strep throat)や血液中毒(blood poisoning)などの感染症を引き起こします、

                  c.  Diplococci (ディプロコクシー)双球菌:ペアで増殖し、肺炎(pneumonia)などの疾患を引き起こす球状細菌

2. Bacilli (バシリ):短い、棒状のバクテリアです。最も一般的な細菌で、破傷風(ロックジョー)(tetanus/ lockgaw) 、腸チフス(typhoid fever)、結核(tuberculosis)、ジフテリア(diphtheria)などの病気を引き起こします。

3. Spirilla (スパイリア):らせん状または栓抜き状のバクテリア。 梅毒(syphilis) を引き起こす梅毒トレポネーマ、性感染症(STD)、およびライム病(lyme disease)を引き起こすボレリアブルグドルフェリ(borrelia burgdorferi)などのサブグループに分類されます。


バクテリアの動き

motility(モーティリティー)= self movement (セルフムーブメント)自己運動

Cocci (円形細菌)はあまり自発的に動きません。空気、ホコリとともに運ばれて、それとともに、どこかに落ち着きます。

Bacilli (棒状細菌)と、Spirilla (螺旋状細菌)はどちらも動くことができて、細長い、髪の毛のようなエクステンション、flagella (べん毛)を使って移動します。

cilia(繊毛)はflagella (べん毛)より短いもので、どちらも細胞を動かす細い毛のような細胞から出ているエクステンションです。  動きは二つとも違う動きをします。

cilia(繊毛)は手漕ぎボートのような動きをして、flagella (べん毛)は蛇のような動きをします。

バクテリアの成長と繁殖

バクテリアを顕微鏡できると、小さい虫のように見えます。 自分の食べ物は周りの環境から作り出して成長して、繁殖していきます。 2つの成長のステージがあって、active stage(アクティヴステージ)と inactive or spore- forming stage (インアクティブ、もしくは胞子形成のステージ)です。

active stageではバクテリアが成長して繁殖していきます。暖かい、湿った、暗い、汚い場所を好みます。  大きく成長すると2つに分裂して成長していき、この過程を binary fission (二分裂)と呼びます。

この新しい2つの細胞はdaugter cells(娘細胞)と呼ばれ、20−60分ごとに生成されていきます。(バクテリアの種類によって異なる)

バクテリアが生きずらい環境になると、死んでいったり、インアクティブステージになります。

inactive or spore- forming stage では、anthrax(炭疽菌)  と tetanus bacilli (破傷風桿菌)などの一定の菌はワックスのような外側の殻を作って自分達を守ります。 これらは、長い間、飢饉、乾燥、不適切な気温の状態でも死なずに耐えることができて、また快適な汚い、湿った暗い状況に戻ると、活動的になって繁殖を続けます。


細菌(バクテリア)感染

有害なバクテリアがなければ感染はしません。バクテリアを除去すれば感染をする可能性はないわけです。

inflammation (炎症) とは、けが、刺激、感染に体が反応する状態。 赤み、熱、痛み、腫れが主な症状です。

Pus (膿) は感染によってできる液体。白血球、細菌、細胞の死骸が含まれています。 Pus (膿)ができるということは、細菌に感染した、というサインです。

Local infection (局所感染)は、ニキビ, 膿瘍(膿の入ったニキビで、体の特定の部分に限定され、膿を含むデキモノとして現れます。

Staphylocci(ブドウ球菌)(短めに、Staphとも呼ばれています)は、一番一般的なバクテリアで3分の1の人間が普通に持っていると言われています。 ドアノブ、カウンターなど、いろいろな表面から、さらに握手をしたり、道具を通してでも持ち運ばれます。サロン、スパではこの細菌も殺菌すること担っているので、周辺機材、自分の手はこまめに消毒されます。

(このような一般的な細菌からでも、感染する場所が悪かったりすると深刻な問題になりかねません。年々、これが原因で訴えられているスパもあるので、気をつけましょう!=アメリカは訴訟の国!!!)

Staphは、食中毒の原因になることもあります。 Staph バクテリアは、感染していても症状が出る人と、出ない人がいます。 症状が出ていない人から感染をして、症状が出てしまう人もいるため、常に清潔を保つことが必要です。

もし、お客様の肌、頭皮、手、足などに、目に見える感染したサインがあった場合、サービスを提供せず、治ってからきてもらいましょう。

Communicable disease= Contagious disease 感染性の病気。主に 風邪(common cold), 白癬(ringworm), 結膜炎(conjunctivitis ・pink eye)。ウイルスの感染は、爪、あし、足の指からも…。

足のマッサージとかしてあげるのも、結構危険ですね。ペディキュアのサロンも、しっかりタブを洗っていてくれているか心配になりますね〜。よく聞くんですよね、そういうので病気になるケース。

一番一般的な感染の仕方は、汚い手から。 特に爪の間、指と指の間。  トイレに行った後、食事の前後は、必ず手を洗いましょう!


さて、次は引き続きウイルス、菌類、パラサイトのお話になります〜

お楽しみに。






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