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今更人には聞けないXI[sai] #01 ~サイコロ自由自在:上巻~
どうもこんにちは、あびっさんです。
今更人には聞けないサイコロ転がし、本題に入っていきましょう。
まずは「サイコロを自由自在に動かせるようになる」が目標です。
出したい目を出そう
突然ですが質問です。
ダイスを転がすと何が起こるでしょうか?
そう、「目が変わる」です。「SAN値が減る」こともありますが、「XI」というゲームをプレイするにあたっては正気かどうかはあんまり関係ないので、気にしなくても大丈夫。
ということで、まずは1マスだけ転がしてみましょう。何が起こるでしょうか。
そう、側面の目のどれかが出ますね。でも「どれか」では困ります。出したい目を出す方法はないのでしょうか?
北向きにダイスを転がすと、「上面」が北向きに動いていき……「北向きの面」に収まります。「転がす前に北を向いていた面」は「下面」に移ります。「転がす前に下にあった面」は「南向きの面」として地表に姿を現します。
そして「転がす前に南を向いていた面」が「上面の目」となります。
つまり、「出したい目の反対側へと転がせば、その目が出せる」ということです。例としては「手前側に2の目が見えていれば、奥へ1マス転がすと2の目が出せる」ということですね。
出したい目が見えないときは?
しかし、もしも視界のどこにも2の目が見えていなかったら? 「2の目と反対の向き」へ転がそうにも、2の目がどこにあるのかわからなければ、転がしようがありません。
立方体の面は、一度に3面までしか見ることができません。ダイスの裏側に隠れた、他方の3面を窺い知る方法はないのでしょうか。
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ここで、世間一般の「サイコロ」の特徴をおさらいしましょう。「サイコロ」の目は1から6までありますが、それらはランダムに配置されているわけではありません。
「サイコロ」は一般的に、「オモテとウラを足すと7」になるように作られています。つまり、
1の目の反対側には6の目が、
2の目の反対側には5の目が、
3の目の反対側には4の目があります。「XI」の記事と知ってこれを読む皆様には周知の事実、釈迦に説法かもしれませんが、どうかお付き合いください。
したがって、こちらから2の目が見えない時には、2の目のウラの5の目が、どこかに見えているはずです。そしてその5の目のウラに2の目があることがわかります。
「手前側に5の目が見えていれば、奥側に2の目があるはずだから、手前に転がせば2の目が出せる」というわけです。
ここまでまとめると、
1の目の向きに転がすと6の目が、
2の目の向きに転がすと5の目が、
3の目の向きに転がすと4の目が出ます。
逆も然りです。
「出したい目のウラの目の向きに転がすと、目当ての目が出せる」。まずはこれを覚えてしまいましょう。
出したい目が側面にないときは?
これまでのことを利用すれば、ほとんどのダイスは1マス転がすだけで2の目に変えられる、ということがお分かりいただけると思います。2以外の目を出したい場合でも同様ですね。
しかし唯一、1マス転がすだけでは目当ての目が出せない場合があります。それが、「出したい目が下面にあるとき」です。
「2の目が見えている?」→いいえ
「5の目が側面にある?」→いいえ
5の目が上面にあるとき、2の目は下面にあります。下面にある目は、ダイスをどの向きに1マス転がしたとしても、転がした向きと反対側の側面へと移るだけで上面へと出てくることはありません。
そもそも「5の目が上面にある」ときに「5の目の向きに転がす」ってどうするんでしょうね。真上に飛べということなのでしょうか。
ただ、そう考えれば逆に、自ずと「1マスでダメなら2マス転がしてみればいいじゃない」と考えられます。実際、「上面のウラの下面の目は、同一の向きに2マス続けて転がすと出せる」ことが知られており、これは「XI」作中のマニュアルにおいても「セブン」と題して紹介されています。
まとめ
上記をまとめると、目当ての目を出したいときの動き方は以下の3通りに分けられます。
「出したい目と反対の向きに転がす」か、
「出したい目のウラの目の向きに転がす」か、
「出したい目が下面にある(出したい目のウラの目が上面に出ている)ときは、同一の向きに2回続けて転がす」の3通りです。
これでまずは、「出したい目を出す」ことができるようになるはずです。
出したい目が出せるようになったら、次はその目を出したい場所に出すことを目指します。2の目の近くで2の目を出すことに成功しても、その2の目のダイス同士が隣接していなければ消えてくれません。次回はそのあたりを詳しく解説していきます。
それでは、また次の記事で。