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2023/7/4(火)

充実した読書をした。
久しぶりに充実した読書をした。
夏だホラーだ怪談だ!のノリでお化け屋敷にめっぽう弱い私が小野不由美「残穢」を買ってしまい泣きながら読破してから1年。今年も涙の季節がやってまいりました。これ最早ある種の自傷行為なのでは?というレベルでホラーがダメなのですが、いいホラーってやっぱり文章が上手で続きが気になるように書くから読んでしまうのだった。

今日――というか今年。もうホラーは当分読みたくない――読んだのはこちら

近畿地方のある場所について - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330652495155185…

モキュメンタリーというらしく、超リアルなドキュメンタリー調ホラー作品だ。書籍化もされているらしい。本当に怖い。この作品は、夜読むから怖い、というより昼読んでも全然怖いし、私は賑やかなファミレスでお昼を食べながら、おばちゃんの世間話をBGMに読んだのに怖かった。

二度と近畿には近寄りたくないが、進学希望先が近畿なのでオワッタ……と思っている。せめて山には近づかないようにします。 今文字を打っていて気がついたけど、もしかして関東じゃなくて近畿が舞台なのって「禁忌」とかけてる?考えすぎ?

呪いと自殺とスピリチュアル宗教とホラーにおける恐怖の全部盛り(しかし全ての塩梅は絶妙にちょうどいい)で本当に怖かったです。
作者さんの近況ページも凝っており、作中に出てきた真っ黒画像(明るさを調整するととある不気味なものが写っているのが見えるらしいが、怖いので試していない)が投稿してあったりとアカウント全体がこの作品のために作られている感じがある。

この作品がホラーじゃなかったら、内容の引用やセリフの引用、狂気に感染した者のフリなどして〆たいのだが、全て事実だと言われても疑えないクオリティだったため割愛する。現実になったら困るので。

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