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カエル池の整備|森のおてつだいシリーズ

「森のおてつだいシリーズ~本気の作業編~」と銘打って、皆さんにもお手伝いを募集したカエル池の整備ですが、予定日の1月11日は想定外の積雪・道路凍結による臨時休園となりました。

とはいえ、ニホンアカガエルの産卵時期はもう迫っている中、作業日程を後ろ倒しにはできず、通常開園となった1月13日(月・祝)に、以前から油山の活動に関わってくださっているボランティアの皆さんにお声がけしてカエル池の整備を行いました。

その作業の様子を写真とともにご報告します。

今回整備する場所はこちら。人知れずあった砂防ダム横の池。赤線で囲んだ部分が池だったのですが3年前の線状降水帯で土砂が流れ込み、すっかり埋もれてしまいました。

この池には例年2月にはニホンアカガエル、そして3月には二ホンヒキガエル、5月頃にはシュレーゲルアオガエルの産卵が確認されています。
あまり知られていませんでしたが、園内最大級の産卵場所でした。

昨年、慌てて掘った小さな池に続々とニホンアカガエルが産卵しにやってきましたが、小さすぎたのか二ホンヒキガエルがやってくることはありませんでした。
今年こそはちゃんと整備して、彼らが安心して産卵できる場所を残しておきたい!それが今回のミッションです。

11日の作業が中止となり、代替日の13日に駆けつけてくださったのはボランティアチーム「森を育てる会」「自然案内人の会」「油山野鳥観察ボランティアヤマガラの会」の有志の皆さんです。
池を埋め尽くした砂をみんなで掘りました。掘った砂は土嚢袋に入れて運び出しました。
水気を含んだ砂は結構重いっ!!そして多いっ!!土嚢袋があっという間に100個を超えました。
掘ると水が染み出てきます。合間で休憩を取りつつ、みんなで掘って掘って掘りまくりました。
休憩中は焚き火を囲んでお茶タイム。カエル情報も共有させていただきました。
今回一番大変だったのが、土嚢を駐車場にあげる作業。みんなでバケツリレーしながら運びました。
今回の2時間の作業の成果はこちら!!左がビフォー、右がアフターです。

今回、もともとの大きさまでは掘り進められませんでしたが、それでもぐぐっと池が大きくなりましたよ、土留め等の整備を後日スタッフで実施する予定です。

2時間の作業のご褒美は「やきいも」!とっても甘くておいしかったです。いやー思った以上に重労働でしたが、皆さん笑顔です。(手が汚れているのはご容赦を!)

今回の作業はとてもスタッフだけでは成しえませんでした。
おてつだいに来てくださった森を育てる会、自然案内人の会、ヤマガラの会の有志の皆様、本当にありがとうございました!!

カエルさん、いらっしゃーい♪(桂三枝さん風にどうぞ)

今回、「本当はお手伝いに行きたかったー!!」という方もいらしたかもしれません。本当に申し訳ない限りです。
「作業する体力はないけど、カエル池が気になる!」そんな方もいらっしゃるかと思います。

そこで、『カエル池の今後』をどなたでも確認できるようLINEオープンチャットをご用意しました。LINEアカウントをお持ちの方ならどなたでもニックネームでやりとりが見れるサービス(もちろん無料)です。

※「LINE オープンチャット」ってなあに? ←クリックするとLINE公式ページに行きます。

「油山のカエルをまもろう」というチャット名です


もうすぐニホンアカガエルたちの産卵シーズンがやってきます。このカエル池にも無事にやってきますように。そして昨年は来なかった二ホンヒキガエルたちがどうか戻ってきますように!!
皆さまもあたたかく見守っていただければと思います。




「森のおてつだいシリーズ」ってなに?

森の中では日々いろんなお仕事があります。
ある時は草刈り、ある時はミツバチのお世話、落葉や枝のおそうじなどなど。。。大変なことも盛りだくさん、でも楽しいことも盛りだくさん!
これってスタッフだけでなく、興味ある人みんなでやったらもっと面白いんじゃない!?

ということで、不定期で開催している【 森のおてつだいシリーズ 】
年末には夫婦岩のしめ縄づくりをおこないました。
そして年明けにこのカエル池整備。
さらに来月には原木しいたけのコマを予定しています。
近日中にHPに情報をアップしますので、ぜひご覧ください♪


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