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鳥が好き!な小中学生のための1日学校 |イベントレポート

2025年2月16日(日)曇のち晴🌞
開催場所:屋外+自然観察センター
参加者:鳥が好き!な小中学生11人(残念ながら体調不良等で5人がお休み)

内容

北九州市立いのちのたび博物館の学芸員、中原亨さんをお招きして開催した1日学校。約1年ぶり2回目の開催となりますが、今回も鳥が好き!な小中学生が油山に集いました。

午前中はバードウォッチング。油山野鳥調査ボランティアヤマガラの会の皆さんのガイドで森の中へ。すると!!ハゼノキに次々と鳥たちがっ!!シロハラ、ヒヨドリ、メジロ、ミヤマホオジロ、そしてなんと青い鳥ルリビタキもオス&メスタイプそれぞれ姿を見せてくれました!
双眼鏡も使いつつ、今回はスコープもフル出動!みんなでじっくり観察できましたよ。抱えてくれているのは今回講師の中原亨さんです。
あまりに鳥が出すぎて目的地の吊り橋までたどり着けないかも!「よし!サクサク行こう!」とみんなで歩き始めたものの、この十数秒後にはまたもやルリビタキやジョウビタキを発見!しばし観察タイム。
なんとか吊り橋まで到着しました。ヤマガラの会の皆さんのお話にみんな興味津々。
すると!「鉄塔に猛禽がいるっ!!」と参加者の中学生が発見!ミサゴ?いや違う!あれはハヤブサだっ!!!!
ハヤブサ見たかったんだよなぁ。かっこいいなぁ。あ!今こっち見たっ!!!
みんな大興奮です。

午前中だけで、イベント一本分の満足度でしたが、鳥の1日学校は午後もあります。正午には自然観察センターに戻って昼休憩。

参加した子のお弁当はシマエナガおにぎり!「きゃわいい」とスタッフが大興奮。鳥が好き!な気持ちを応援してくれるママのお手製おにぎり。素敵ですね。
さぁ!午後は座学の時間。いのちのたび博物館中原さんが調査して論文を出された「シロガシラ」のお話を聞きました。本来分布域ではないはずの北九州に現れたシロガシラ、彼らは一体どこから来たのか?その謎に迫る調査のお話にみんな食い入るように聞き入っています。
途中休憩の間も中原さんの周りを取り囲む参加者のみんな。中原さんトイレ行けなかったですけど大丈夫だったでしょうか。そのうしろではプロジェクターで影絵をエンジョイする子も(笑)。
最後の時間はみんなからの質問タイム。いろんな質問が出揃いました。じっくり見てみると興味深いものばかりです。
ひとつひとつの質問にとても丁寧に答えてくれる中原さん。学芸員さんならではの知見もですが、落ちているヒナへのかかわり方や鳥の場所を教えることで起こってしまっている状況などマナーの面でもアドバイスいただきました。

昨年は14時終了だった鳥の1日学校。今回はゆったり過ごせるように15時終了とし、ほぼほぼ時間通りに終わりましたが、ここでまさかの事態が!

1日学校は終わったけど、まったく帰る気配のないみんな。海の中道で拾われた謎の羽根に興味津々。(どうやらクロハゲワシだそうです)
もう一度言いますが、これはイベント終了後の様子です。みんな!おうちの人が外で待ってるよー!最後はおうちの人に教室まで来てもらいましたよ。

参加した小中学生のみんなも、講師として来てくださった中原さんも、ガイドをしてくださったヤマガラの会の皆さんも、そしてスタッフである私も、みんながみんな「楽しかったね」と笑顔で終わる1日学校となりました。

改めてお忙しい中、そして当日休む間もなく参加した小中学生と向き合ってくださった中原亨さん、そして彼らの鳥が好き!な気持ちに寄り添っていただいたヤマガラの会の皆さんに心より感謝申し上げます。

参加したみんな!
みんなの日常である「教室」の中には、一緒に鳥トークで盛り上がれるお友達はあんまりいないかもしれない。でも、今回みたいに鳥が好き!な子は結構いるんだよ♪またみんなで鳥を見ようね。

それではこれにて、イベントレポートを終わりたいと思います。
ありがとうございました!!!

写真・文
ABURAYAMA FUKUOKA自然観察センター 土屋志乃


【素敵なお知らせ】

4月27日(日)
鳥が好き!な小中学生のための1日学校~とことんフィールドワーク編~
開催決定!!!
今回たくさん観察できた冬鳥たち(秋冬に油山で過ごす渡り鳥たち)は来月にはもう油山を離れて繁殖地へ旅立ちます。そして、彼らと入れ替わるようにやってくるのがオオルリやキビタキなどの夏鳥です。
4月27日の1日学校は、とことんフィールドワークを楽しむ1日学校。ヤマガラの会の皆さんと油山にやってきた夏鳥たちを探しに行きます。

詳細・お申込みはこちら

ご参加お待ちしてます♪



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