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オオワライタケ(大笑茸)


時期

夏~秋(福岡県では9月~11月にかけて観察されます)

発生環境

コナラ・シイなどの枯木や立ち枯れした木に発生する大型のきのこです。発生しているときはとても目立ちます。

シイの大木に群生していたオオワライタケ

特徴

漢字で書くと「大笑茸」で、きのこを食べると笑ってしまう、なんて素敵なきのこなんだと思いがちですが…その「笑い」ではなく、中毒の症状として、顔の筋肉がけいれんして、笑った顔に見えるからこの名前がついたといわれています。

傘や柄は全体的に黄色から黄褐色で、はじめクリーム色ですが、成熟するとさび色になります。傘の大きさは5~15㎝、半球形やまんじゅう形から平に開き、黄金色や黄色、褐色。匂いはありません。

幼菌時は塊状のもからきのこが生えだしてきます。
子実体は成長すると、柄にツバを出現させます
一斉に成長するので、タイミングがよければ大迫力の光景が見られます。

【参考】
日本のきのこ増補改訂新版(山と渓谷社)


ABURAYAMA FUKUOKA自然観察センター

福岡市油山にすむ生きものの標本や季節の展示、最新の情報発信を行っています。各専門スタッフが交代で常駐していますので、自然・生きものの困りごとはお気軽にご相談ください。

開館時間:9:00~16:30
休館日:毎週水曜日(祝日の場合翌平日

「自然観察センター」森のひろばから徒歩約3分の場所にひっそりとあります。
昆虫標本や動物の剥製を展示しています
季節で変わる企画展示も随時行っています

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