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私の風景

日常の風景。

忘れられない風景。

そこに行けば昔を思い出す景色。

心に残る風景…

その場所に行けば、懐かしさが込み上げ

在りし日の自分を思い出す。

大切にしたい風景。

きっと誰しもにあるのではなかろうか。

心の中に刻まれた忘れられない風景が。

自分の中にもそれはある。

人生を歩んできた中で目にしてきた風景達。

たくさん忘れられない風景がある。

その中で今でもたまに立ち寄る場所がある。

京都嵯峨嵐山付近に位置する「広沢池」。

京都市内の「別邸」といっても過言ではない景色。

昔の日本の原風景がそのままに保管されている佇まいだ。

広沢池。
広がる田んぼたち。
木々豊かな山々。
サイクリングコースにはもってこいの道…。

たまに気分転換にこの景色を肴にサイクリングを楽しむことがある。

好きな景色だ。

それは自分の故郷がのどかな風景に囲まれた場所ということもあるだろう。

豊かな自然。
広がる田園風景。

その場所に行けば故郷を思い出させる。

そして日々過ごして行く中で、一つのリフレッシュにもなる。

広沢池の横にある、小高い丘に登っていく道を行き、高い位置まで行った時に見える京都市内の風景。

自分にとっては「今」と「昔」をつなぐ、心の風景なのかもしれない。

今日の昼くらいかな。

スマホに入ってきた一つのニュース。

俳優の火野正平さんが亡くなられた。

享年75歳だそうだ。

ご冥福をお祈り申し上げます。

ショックだった。

チャリンコをこぐのが好きな自分は、朝と夕方に放送する火野さんの番組「こころ旅」を見るのが好きだった。

温和な口調で手紙を読まれ、自転車旅の道中で様々な人と触れ合い、手紙主の「こころの風景」に向かっていく。

途中に映し出される風景に魅了され、人々との会話、立ち寄る店での食事シーンなど何か良かった。

良い味が出てたというか…。

あれは火野さんにしか出せない味わいなんだろうなと思った。

うん。

残念で仕方ない。

今春の旅のスタートでお元気そうに鹿児島の旅をされていたのだが…。

う~ん。

本当に残念で仕方ない…。

また火野正平さんが愛機の「チャリオ」にまたがり、元気にスタッフさん達と掛け合いながら走って行く姿を見たかったのだが。

今後番組はどうなるんだろう。

現在様々な俳優さん達が「こころ旅」を続けていらっしゃる。

見ていてそれもまた良いなと感じる。

どうか、これからも「こころ旅」が続きますように。

去年こんな記事を書いた。

偶然「こころ旅」で火野さんが広沢池周辺を走っている姿を番組内で見た。

自分が好きな、大切な風景を火野さんがチャリンコに乗って走っている…。

凄く感慨深い気持ちになったものだ。

大事にしたい風景。

自分の人生の中で、その場所はこれ以上ないほど大切な風景の一つであるといえよう。

火野正平さん、素敵な番組を今まで本当にありがとうございました。

そしてこころ旅がこれからも続きますように。





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