2度目の非常事態宣言を踏まえてコロナの状況で、起業/副業をしたい人へのメッセージ
この記事は、起業や副業を始めたい、自分で何かしらのビジネスをしたい人に向けた記事です。
コロナの状況下での起業や副業の進め方について書いています。
2021年3月現在、コロナで世界がめちゃくちゃです。
こんなシチュエーションの人も多いと思います。
・安定していたと思っていた仕事が、そうでもなかった。
・まだマシだった労働環境や安定していた生活がコロナの影響をモロに食らって悪化した。
・コロナがきっかけでこの先の人生について考えていたら、今のまま雇われ仕事をしていても良くないなと思った。
こんな風に思う人も多い状況ですよね。
「一回きりの人生、やりたい事をやった方が良い」と思った人は、起業や副業を視野に入れているでしょう。
でも実際どうすればいいかわからない、指針もないし、失敗した場合の再就職できるかも不透明ですよね。
そんなあなたに、6年前に副業を始めて、脱サラし、コロナ禍でも安定的に収入をあげている私からお伝えしたい事があります。
以下3つの内容です。
起業や副業をしたい人に役立つように書きました。
(1)現状の起業と副業の市場について
(2)起業、副業をしたい人が絶対にしてはいけないこと
(3)今あなたができること
それでは始めましょう。
(1)現状の起業と副業の市場について
2021年2月現在、コロナにより色々な市場も経済もむちゃくちゃになっています。
市場やビジネス環境がひっくりかえるような大きな変化です。
しかし、これからビジネスをするあなたにとっては大きなチャンスなのです。
今までビジネスを順調にしていた人からすると、厳しい状況ですが、まだビジネスを始めていないあなたにとっては別です。
借金や、今までのビジネスの赤字の対応、ボディブローのように効いてくる人件費や固定費に悩まされている会社は、新しい動きがどうしても取りにくいです。
特に人件費がやっかいです。基本的に正社員をクビにできない日本は、今ある会社のメンバーで新しい形のビジネスをつくらないといけません。でかければでかいほど動きにくくなります。
最近やっとスマホを持ったような50代の営業部長に、「オンラインで集客してほしいんだけど…」と社長が頼んでも、まず無理ですよね。そもそも社長もインターネットのことをよくわかってないです。
それに比べ、ゼロスタートで今からなんでも始められるあなたは非常に有利なポジションにいます。
ゼロから始められるので、今までの赤字もなければ、いまだにFAXとハンコにこだわる社員もいない。コロナがない時代に最適化されたビジネスより、より適したビジネスが作れるのです。
そして、新しい市場がたくさんあり、それらはまだ空きがあります。ライバルが少ないのです。
実際に狙い目の分野、ビジネスチャンスがあるところ
例えば、以下の市場や需要は狙い目です。
・オンライン集客(SNS、HP、WEB広告で集客する仕事)
・オンラインコンテンツ(Youtube,TikTok,WEBマンガなど)
・オンライン→オフライン(Uber Eats、ゴーストレストラン、講師や子守マッチング)
・動画市場(動画での集客、採用、教育、エンタメなど)
・新しい形の人の繋がり(オンラインサロンやシェアハウス)
・各自の業界での新しい動き(不動産の内覧が動画やVRに替わるなど)
例えばオンライン集客の市場
「オンライン集客なんて、もう20年以上前から広告代理店やWEB制作会社があるじゃないか…」と思うかもしれません。
しかし、たくさんの中小企業オーナーが、このコロナで気づきました。
「1人30~40万円の固定費がかかる営業マンを抱えているより、ネットで集客した方が良くないか?今まで雑なホームページだけだったけど、月10万円くらいでWEB集客助けてくれる人いないかな…」と。
大きなWEB制作会社からしたら、10万円の案件なんて安すぎて受けられません。ただし、副業をしたい人なら月10万円はどうでしょう?そこまでの業務量がなければ、喜んで受けますよね。
そもそも今さら流行った「オンライン会議」なんて、10年以上前からSkypeでできることです。
世の中の大部分の人はネットに最適化してないのです。
これは小さい個人にとっての大きなチャンスです。
このように、各業界で動きがあります。オンライン集客だけではなく、上にあげた各業界や、他の分野でも動きがあります。
変化の方向と、人々が求めていることをじっくりと考えてみましょう。
最初はうまく思いつかなくて当たり前です。トレーニングだと思って、以下のことを検討し、紙にでもまとめてみましょう。
・今後市場はどうかわっていくのか?そもそも元はどんな市場だった?
・現在、人が困っていることは何か?既存の企業でサポートできていないところはない?
・ビジネスの基本は人助け。あなたがこの状況で、誰かを助けるなら、お金を払いたいくらい感謝してくれそうな人はどこにいる?何を求めている?
このように、新しいチャンスがある市場になっています。
「今すぐに動け!」というわけではないですが、あなたができそうなことはないか、じっくり考えてみましょう。
*なお、変化も多い一方、そもそも変化しない業界や慣習も多いので、「全ての業界で全ての会社が変化するはずだ」という考えは危険です。
日本は平均年齢が50歳の怒涛の高齢社会です。変化に対する反発の力もナメてはいけません。
(2)絶対にしてはいけないこと
次は、禁止事項について。
結論として、「これから副業、起業をするにあたって、大きな投資をするのは駄目なタイミング」です。
現時点の2021年前半では、先行きが不透明で、経済も市場も安定していない状況です。
「起業や副業をするには、投資が必要だ」「この逆境はチャンスだから勝負に出る!」と知った顔で言う人もいるかもしれませんが、大きな投資はしてはいけません。
たとえば、こんなことを考えていませんか?
・有利な条件で融資(借金)ができるから、不動産を買おう
・自分で店舗を持つことが長年夢だった。今なら割安でできそうだから始めよう、そのうちコロナは回復するはず
・コロナ時代に適した新しい業態での飲食店をオープンするために500万円を投資しよう
・コインランドリーのフランチャイズが儲かるらしいから、お金をつっこもう
・仮想通貨や株式投資がすごい儲かるらしい!手元の資金を増やしてそのお金で有利な条件でビジネスをするんだ!
これらはリスクのある投資です。初心者はこのタイプの投資はしてはいけません。
もしあなたに、それなりのビジネスの経験があったら別ですが。
コロナの影響で安く買えるものがある場合は、買うのもありですが、それは資金がある上級者向けの戦略です。(不動産や高価な設備など)
まずは初心者がこの不安定な条件で、リスキーな勝負はしてはいけません。
人の動きや市場が大きく変わる可能性があります。
例えば、駅前の便利な不動産の価値が下がるかもしれません。
そして、現金の価値が上下する(インフレ/デフレ)の可能性があるのです。大きな勝負はやめておきましょう。
*もともと大きな投資をするつもりがなかった堅実な人にとっては、当たり前の話だったかもしれません。次は「じゃあどうすべきか」という内容です。
この状況で良い投資とは
「じゃあこのまま何もできないのか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
リスクの少ない投資であれば大丈夫です。
少しのお金(無くなっても生活にもメンタル的にも支障のない10~50万円など)の投資は大丈夫です。
また、投資としてツッコめるものはお金だけではありません。
投資するものは、「お金」だけではなく「手間」もあります。
この「手間」とは、あなたが手を動かして働くことです。
これも、広い意味での投資だともいえます。
大切なお金をどこかに突っ込むのは危険ですが、あなたの「空き時間の手間」であれば、リスクは少ないです。
なので、何か勝負をしたい人には、ビジネスを始めるために「手間」をかけることをおススメします。
例えば、
・ブログを書く
・商品をつくる
・売ってみたい商品のためにHPと商品ページを制作する
・無料セミナーを実施して見込み客を集める
・考えているサービスが売れるかどうか、実際に営業をしてみる
これであれば、リスクは少ないですし、仕事終わりや休日に少しずつ積み上げていくことができます。
ここでの注意は、「勉強」「スキル習得」「市場調査」ばかりしないこと。
あなたがすべきは、「実際に売上につながる可能性のあること」です。
市場調査を1万時間しても1円にもなりません。
ピアノを弾きたいならピアノを弾きましょう。楽譜の勉強をして、シミュレーションしても、ピアノは上達しないですよね。
ビジネススキルを高めたいなら、ビジネスをする。
勉強したいのは良いことなのですが、勉強だけではいけません。売上に繋がるアクションの中で勉強することをオススメします。
(3)あなたが今できること
最後に、起業副業を始めたいあなたが具体的にできることです。
①生活費削減
②スキルアップ
③人と会う、新しいことに触れる
④ビジネスプランの策定
⑤ビジネス開始。*始めるに越したことはない
一つずつ見ていきましょう。
①費用削減
まずは、日々の生活費の削減です。
これから副業や起業であなたは5千円、5万円と収入を得ていきます。
その時に、せっかく入ったお金がダダ漏れになっていれば収入をあげてもプラスになりません。
例えば、
・無駄に高いスマホ代は払っていないか
・クレジットカード明細を見て、あまり使っていない月額サービスがないか
・保険や家賃、削減できる部分はないか
・「自分の人生を幸せにするための趣味だ」とアレコレもお金をかけていないか
・なんとなくお金を使う飲み会や交友関係はないか
シビアに聞こえるかもしれませんが、あなたがビジネスを立ち上げた後、3万円売り上げが減るのと、3万円お金を使うのは、計算上は同じ収入ダウンになります。
全てカッツカツに削減する必要があると言いません。
ただ「これだけは必要」と言うものを除いて徐々に減らしていくのが望ましいです。
②スキルアップ
これはシンプルですね。
ビジネスをしていく中では、たくさんのスキルが必要となり、スキルと組み合わせ方次第で収入は大きく上下します。
あなたが役に立ちそう、というスキルを身につけましょう。
ここで一つ注意してもらいたいのが、「誰かに証明するためのスキルは不要」ということです。
勤め人をしていると、TOEICやファイナンシャルプランナーなどの資格や証明をとるように勧められますが、ビジネス上は不要です。
自己満足や、資格を集めて安心するための勉強は、時間の無駄になりえます。
実用的なスキルに集中しましょう。
実用的なスキルのまとめ
例えば、
・見やすいHPを立ち上げられる
・WEBマーケティングに強い
・動画編集ができてスピードも早い
・売上に繋がるグラフィックデザインができる
・SNS広告の運用ができる
・文書で人を動かせる、モノを売ることができる
・初対面の人とスムーズに雑談ができる
このように、あなたが持ちたい、持てばビジネスに直接役立つものを目指しましょう。
例えばこんな2人がいるとします。
(A)東大卒で3か国語が話せて、FPや行政書士資格などを持つ人
(B)高卒だけど売上をUPした実績がたくさんある人
これらの2択なら、基本的にビジネスの仕事を選ぶ上では、(B)の人が選ばれます。
勉強して資格を取る時間を、無料でもいいから仕事をとって実績を出す方がビジネス上は効率的なのです。
資格リストはあなたを大きく見せるためには良いかもしれませんが、結局は「あなたがその顧客の役に立つのか」が純粋に大切なところです。
実用的なスキルに集中しましょう!
③人と会う、新しいものに触れる
あなたはビジネスをしていくにあたって、たくさんの人の考えや困っている内容を知る必要があります。
そのため、新しい人との出会いをたくさんしましょう。(コロナの状況なので難しいかもしれませんが。)
「人脈が重要」だと言いたいわけではありません。
起業や副業をするには、会う人は、潜在的な見込み客や仕事のパートナー、ニーズのヒントになりえます。
あなたが疲れない範囲で新しい人との交流を持つことをオススメします。
また、TikTok、Clubhouse、チーズティーが流行っているなら、「くだらない」と決めつけるのではなく、まずは試してみましょう。
あなたがく「くだらない」かと思うかは重要ではありません。確かに下らない流行りもありますが。笑
多くの人が興味を持っているものには、何かしらの大きなニーズを掴んでいる証拠なので、ビジネスのヒントになりえます。
④ビジネスプランの策定
これはシンプルですね。
今後起業や副業をしていくにあたって、ビジネスのプランは重要です。
・どんなビジネスができるかな
・自分の人に役に立ちそうなスキルや仕事はなんだろう
・このプランだと集客は何がベストか
このように、ビジネスについての検討は重要です。
万人にとってのベストなビジネスアイデアなどはありません。あなたに向いたビジネスを考え続けましょう。
*完璧な事業計画、詳しいプランなどは不要です。ある程度の方針やビジネスアイデアがいるということです。
⑤ビジネスの開始
今まで①~④と説明してきましたが、結局この⑤が最強です。
ビジネスを実施しましょう。そうすると、必然的にスキルも身につき、新しいものにも強制的に触れます。
例えば、「集客のためにSNS広告をしよう」となると、実際にたくさん動かないといけません。
知り合いの知り合いの広告に詳しい人に教えてもらったり、
見よう見まねで広告画像をデザインしてみたり、
無駄な経費は使えないから無駄な支出を抑えたり、
このように、自動的に①~④を行わないといけない状況になります。
ビジネスを始めるのは、非常に大きなパワーが必要ですし、大変です。
しかし、計画だけでは売上にはなりません。行動しないと1円すら稼げません。
今すぐに今日から!と言いたいわけではありませんが、1日10分からでも将来のために、少しずつ開始していきましょう。
さいごに
コロナのこの状況を踏まえたアドバイスでした。
「アドバイスはわかった。でもどうすればいいのかわからん!」
「ビジネスをやろうにも何をすべきかがわからない!」という人もいると思います。
そんなあなたのために以下の記事を用意しました。
よければどうぞ。
以上です。
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反応があればまた似た記事を書いていきますので、よろしくです。
それでは、コロナやメンタルへのダメージに気を付けつつ、頑張っていきましょう!
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