【要約&レビュー】いつだって、宇宙を信頼すればいい
Audibleで吉岡純子さんの「いつだって、宇宙を信頼すればいい」という本を聴きました。
結論からいってしまうと、『この一冊に書いてあることを理解して実践出来れば、それだけで現実創造論や引き寄せの法則はマスター出来てしまうのではないか』と思ってしまう程、本質つきまくりの良書でした。
この記事では、そんな本書のエッセンスを、エイブラハムセミナーの翻訳チャンネルを運営する僕なりの感想を混じえながら、出来るだけ分かりやすく伝授します。
✅こんな人におすすめ
本書は、このような引き寄せを学んでいると誰でも一度は直面する悩みの数々に対して、
とてもシンプルな一つの処方箋を提供してくれています。
それは、自分の「在り方」を整えれば、望む現実は自ずとついてくるというもの。
具体的には、いつも上手くいってるのだから、自分の宇宙を信じて「どっしり構える」生き方をする。
そうするだけで、必死に動かなくても、願っていないことすら叶う。
想像を超える良いことが次々起きていく。
「そんないい話が...」と思ってしまいそうですが、著者の愛に溢れたやさしい語り口での説明を聴いているうちに、不思議と自分にもできるかも!と思えてきます。
著者と本の説明
そんな順風満帆な人生を送っていた著者ですが、2018年にいきなり酷く体調を崩して、
病院に運ばれます。
思いがけない病気が見つかって始まった辛い入院生活は、「肉体を脱ぐ時が来たのかもしれない」と考えてしまうほどだったようです。
そんなある日、意識が自分の肉体からスウーッと抜けて、ベットに横たわる自分を上からみているという、いわゆる幽体離脱を体験されます。
そして、意識がさらに上へ上へと昇っていき、ついには「宇宙の端」と思われる場所にまで連れてこられた吉岡さんは、背後に「凄く大きな気配」を感じたといいます。
その、「大いなる静けさと、安心以外の何者でもない存在」はこう言いました。
「この視点を持ち続けるんだよ」
吉岡さんは、この体験を通して、とてつもなく大きな気付きを得られました。
それは、その日「宇宙の端っこ」で体感した意識 ・波動を保つだけで、人生全て上手くいってしまう。
その意識状態に、無限のパワーが秘められていている。
という確信でした。
本書では、そんな「静」や「無 」の波動の持つ最強の創造力の解説や、それを保つための具体的なテクニックや瞑想法、陥りやすい問題やその対処法までが惜しみなく公開されています。
「ワクワク」しなくても望む現実は創造できる
引き寄せの法則や現実創造論を学ぶ人にとって、「陽気で明るく、いい気分で過ごす」というのは、定番中の定番の考え方ですよね。
願いが叶ったときの『ハッピーな波動 』を先取りして、「ワクワク」して過ごすことによって、望む現実が創造される。
もちろん、この考え方は間違ってないし、そうすることで引き寄せは作動します。
しかし、著者が「宇宙の端っこ 」で感じて、この視点を保つだけで人生全て上手くいってしまうと思った波動というのは、その真逆のエネルギーだったといいます。
それは、例えるなら、『お月さま』のような『静』や、『宇宙』のような『無 』の波動。
そして、その「静」や「無」の波動を意識して過ごすようになった著者は、「特に何も望んでいないのに、素晴らしい現実が創造されてしまったり、楽に物事が好転していく体験」を立て続けに経験してしまったそうです。
この、「静けさ」のエネルギーの大切さ、というのは僕も最近日常のなかで、ひしひしと実感しています。
もちろん 、太陽のような「明るい、ウキウキのエネルギー 」も素晴らしいものですが、悲しいことや辛いことも起こる人生の中で、常にその状態にあろうとして無理をしてしまっては、元も子もありませんよね。
目まぐるしい変化の時代だからこそ、揺るがない「静けさ」のエネルギーが大事になってくるのですね。
実は、この「静けさ」というのは、古代から多くの宗教やスピリチュアルな伝統で、マスター達に大事にされてきたんです。
例えば、旧約聖書に、このような記述があります。
「静まって、わたしこそ神であることを知れ。」
また、現代を代表する精神的指導者エックハルト・トールはこのように語っています。
「静まっているときほど、あなたがあなたらしい時はありません」
「陽」と「陰」をジャッジしない
本書の教えの中で、僕が特に共感したのが、
「陽」と「陰」をジャッジしないで、俯瞰の視点を持つことの大切さ
という部分でした。
人間の頭は、何かと物語を二極に分けて、「良い」「悪い」とか、「上」「下」で判断しがちです。
何かを手にいれたり、誰かに褒められたり、物事が成功することが良い
何かを失ったり、誰かに批判されたり、物事が失敗してしまったら悪い
というように。
また、自分の感情に関しても、「うれしい、楽しい 、おいしい」などの陽の感情は良くて、
「悲しい、辛い、まずい 」などの陰の感情は悪い、と判断しがちですよね。
「陰と陽のバランス」を表す太極図を時計盤と見立てた時、私達は自分はその上を動く''針''で、「出来るだけ陽のところで留まりた い」と考えがちです。
でも、吉岡さんによると、実際には自分は一切動いてなくて、文字盤の方がぐるぐる回って陰と陽がじゅんぐりで来ているということなんです。
つまり、陰と陽は自然の摂理で、人間はどちらの感情ももっていて当たり前なんだ
と理解して、両方を受け入れることが大切なんですね。
そして、今目の前の現象が、「陰」であろうと、「陽」であろうと、全てに意味があり、すべてうまくいっているんだから、
ジャッジをやめて、全てを俯瞰するようにすると、本当の幸せは手に入るようになっている
と著者は教えてくれています。
エイブラハムが本当に言いたかった現実創造論
エイブラハムの感情のスケールというものがあります。
これは、エイブラハムが人間の感情を22個に分けたもので、1の感情に近いほど波動が高く、望む現実が創造されやすいと言われています。
吉岡さんは、このエイブラハムの教えをずっと不思議に思っていたといいます。
というのも、このスケールでは、引き寄せで
大事だといわれる「ワクワク」にあたる「前向きな期待」が上から四番目に記載されています。
なんでワクワクが一番じゃないんだろう?と疑問に思われていたそうです。
しかし、今回「宇宙の端っこ」で大いなる静けさの波動を感じたことで、このことが腑に落ちて、
''エイブラハムが本当に言いたかったこと''が見えてきたといいます。
それはどんなものかというと、
「今この瞬間や、今日という日に、底しれぬ愛や喜びを感じてみたり、感謝の思いを感じているほど、宇宙の波動振動数に最も近い」
ということでした。
そして、そのような「宇宙の視点」で生きているとき、別に「ワクワク」や、「前向きな期待」を無理に保とうとしなくても、全てがお膳立てされて物事が楽に好転していってしまう。
それこそが、宇宙の集合意識であるエイブラハムが本当に伝えたかった現実創造論だったんです。
「いつだって、宇宙を信頼すればいい」はAudibleで無料で読める
そんな、これからの時代の現実創造のエッセンスが詰まった本書ですが、なんとAudibleで
無料で読むことができます。
AudibleはAmazonが提供する、プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスなのですが、
本書はそこで聴き放題の対象になっているんです。
オーディブルは1ヶ月間無料で体験することが出来るので、興味ある方は、是非今日から本書を聴き始めてみてくださいね。
※30日経つと月額料金が発生するので注意してくださいね
まとめ
いかがだったでしょうか?
正直、読む前は表紙の可愛さも相まって、「よくあるスピリチュアル系の本かな?」と思ってしまったりもしたのですが、
これからの時代にカギとなる本質的な「在り方 」の部分を、やさしい語り口で解説してくれている良書でした。
勿論、今回ご紹介したのは本書の内容のほんの一部ですので、興味をもった方は是非一度手にとっていただければと思います。