1993年のオーストリア・モーツァルト №61〈ウィーン №13〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ウィーン♪ №13(美術史博物館)
1993(平成5)年7月20日(火)午後
そこを出て、リンク沿いに歩いて市役所や、国会議事堂などの立派な建物を周り美術史博物館に着いた。前庭のマリア・テレジアの貫禄いっぱいの高さもある銅像を写真にとって中に入った。(※1)
すごいコレクションだ。エジプトの部屋から時代にしたがって部屋をたどった。最初は叮嚀に見ていたが、そのうち圧倒されてきてだんだん頭がボーっとしてきた。(※2)
もったいないことに、もうこれくらいで沢山だととくに中世以降の部屋では思った。(※3)
でも、レンブラント、ブリューゲルやラファエロ等の作品の前では見ほれて立ち止まってしまった。(※4)
記念に絵はがきでも、と思い物色していると隣の男性が、「ダス・イスト・シェーン(これはきれいだ)」といちいち言いながら4、5枚買ったので僕もつられて買った。(※5)
――つづく――
※1 自然史博物館は国立美術館ともいうようです。ほぼ似た造りの建物が向かい合って立っています。自然史博物館です。時間の都合で見学しませんでした。
※2 仲はいくつもの部屋に分かれていて、時代を追って鑑賞し、学習もできる仕組みになっています。本物の圧倒的な迫力に心奪われました。
※3 規模の大きなこういった施設は、短時間でザクッと見ることは適していませんね。できればたっぷり時間を充てて、予習もしたうえで鑑賞するのが理想だと思いました。
※4 その感動は忘れませんね。教科書で見た絵や彫刻を目の当たりにする贅沢は素晴らしいの一語に尽きます。
※5 お互いに意識しながら絵ハガキをあれこれ見て選びました。私も日本語で「これはきれいだ」とか「めっちゃきれいやん」とか叫べば二人意気投合できたかもしれません。
※標題画像はウィーンの周回道路、リンクを走る路面電車です。
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