60年代、流行った洋楽。8
『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。
60年代にはこんなことがありました。
ヴァケイション/コニー・フランシス
Vacation/Connie Francis(1962年)
バケイション(英語)とかバカンス(仏語)という言葉、一時期まさに60年代の日本でよく使われました。
戦後の時代が過ぎて、高度成長期に入りようやく一息ついたころ。休みを取って人生を楽しんで知る西洋の人たちを見て、流れ込んできた洋楽を聴いて日本人も胸膨らませたことでしょう。楽しまなきゃ!
興味深いのでその後の日本のカバーの話をもう少し……。
ということで、コニー・フランシスの日本語バージョンでどうぞ。
ヴァケイション (日本語) Vacation (Japanese Version) / Connie Francis コニー・フランシス
オー・プリティ・ウーマン/ロイ・オービソン
Pretty Woman/Roy Orbison(1964年)
1990年の映画「プリティ・ウーマン」の主題歌。映画も流行りましたね。この映画のオリジナルと思っていました。今回初めて知って、ロイ・オービソンさんには申し訳なかったです。時代を超える洗練度を備えている、楽曲として完成されているということでしょう。素晴らしいと思います。
こちらは、ロイ・オービソンご本人のビデオです。
Roy Orbison - Oh, Pretty Woman (Monument Concert 1965)
日曜はダメよ/メリナ・メルク―リ
Never on Sunday/Melina Mercouri(1960年)
リアルタイムかどうかよく覚えていませんが、テレビでこの映画を観たことを覚えています。というのもメリナ・メルク―リの容姿といい、演技といい迫力があって、とても印象に残ったからです。
と言ってもドラマの筋はよく覚えていませんが、このビデオを見ておぼろげですがなんとなく思いだしてなつかしかったです。
別の曲で『メロンの気持ち』。原曲はキューバですが、偶然でしょうね。メロディに似ているところがあるのです。とはいえ、こちらはいかにも南米音楽で雰囲気的にはずいぶん違います。
メロンの気持ち/ローズマリー・クルーニー とペレスプラード
Corazon de Melon/Rosemary Clooney & Perez Prado(1960年)
日本でも、達者な森山加代子さんのカバーでよく流行ったのをおぼえています。
森山加代子 : 1970 : メロンの気持
※素晴木あい subarasikiai さんの画像をお借りしました。
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