レガのアナログプレーヤーでレコードを懐かしく聴く。Rega Planar1 mk2
先日の記事では、ケンブリッジ・オーディオのアンプ、TOPAZ AM10と CDプレーヤー、CD10をご紹介しました。
AM10は、PHONO入力端子付き、つまりレコードプレーヤーをつないで、シンプルにアナログレコードを聴くことができます。
買う前の検討時点では、あるに越したことはない、いつか役に立つかもぐらいの気持ちでいました。ところが……
レコード熱が再燃
過去にレコードは収集してきましたが、数年前に全て1枚残らずまとめて売却処分しました。保管場所などの家庭の事情からです。
もちろん、現状でCDやらネットオーディオやら何やらありますので音楽を聴く上で不便はありません。
しかし、無くなって気づいた寂しさ、郷愁みたいなもの。音楽を何十年もレコードで聴いてきたので、やはりそれこそが原点で一番なのです。
小遣いで1枚づつ買って増やしていったころの思い出も詰まったレコードを……
レコードをどうするか
ただし、前のように何百枚も揃えるつもりはありません。モーツァルトのものを中心にせいぜい50枚から多くて100枚以内で厳選したい。
ありがたいことに、ほとんどのレコードがオークションで安価に入手できそうです。
それぐらいなら場所もあまり取らないので家庭問題も起こらないでしょう(少し不安ありですが)。
レコードプレーヤーをどうするか
以前売却したので手もとにはありません。これがないとレコードから音を出すことが出来ません。
そこでいろいろ調べる中で、以前使ったこともある、これも英国のRega(レガ)社の製品に絞り込みました。
種類がいくつかあって、エントリークラスも3機種に分かれます……
Rega Planar1 mk2を選んだワケ
以前使っていたひとつ上級のPlanar2(P2)やさらに上級のPlanar3(P3)という選択肢もありました。
P1とは違い、プラッター(レコード盤を載せる円盤)が厚みのあるガラス製だったり、カートリッジ(先に針がついてレコードから音を拾う部品)や、本体の仕上げなども違ったりします。
他のいろいろなことすべては目をつむって、コスパとTOPAZとのバランスでこちらを選びました。
以前のようにスペックにこだわったり、MCタイプのカートリッジ(一般的なMMタイプと比べて高価)やトランス(MCカートリッジに必要な機器)を収集したりというような方向へ行くつもりももうありません。
オーディオシステムの「カサ」が増えるのは避けたいし、そもそも手元資金も限られています。
Rega Planar1 mk2のここがすごい!
このシリーズで見逃せないのが、セットアップの簡単さです。
初心者にはハードルが高い、針圧調整、アームのバランス調整、カートリッジの取り付けなどが必要ありません
カウンターウェイトをアームの後ろからねじ込むだけで完了。信じられないくらいイージーです。
もう一つ。このプレーヤーはベルトドライブ式と言って、レコードを載せる円盤部を回転させらるために細い「ベルト」を使います。
上位機種にも採用されている、新開発のベルトがP1にも使用されています。以下は、Amazonの商品紹介ページからの引用です。
別注品の科学系素材を使い、さらに切れにくく、滑らかで、たるみにくい形状を開発。トルクに優れ、ワウ・フラッター(回転ムラによって生ずる周波数変化)も大幅に改善、耐久性で50%、ワウ・フラッターで35%性能が向上しています。
そのほか、mk2と称するに相応しく数々の新設計や新開発が盛り込まれているとか。凄さの所以です。
いい音とは
AM10とCD10にあわせてエントリークラスの製品で<躍動感>のある音を<楽しく>聴ければいいのではないか。
オーディオを始めた最初
大学の頃ひと夏まじめに働いて得たアルバイトの稼ぎが元手でした。それを大事にポケットに入れて、意気揚々大阪日本橋の電気屋街へ繰り出しました。
店の人のアドバイスも聞いて、当初の計画とは少し違う商品になりましたが、買えるぎりぎりの製品の組み合わせを懸命に選びました。レシーバー、プレーヤー、スピーカーどれもエントリー製品でした。それが原点です。
晴れてそろえた自分のオーディオ装置。出てくる音で満足に浸り、喜びと共に私のオーディオライフが始まりました。
何十年も前のそんなことを思い出しました。
そんな良き時代を思い出しつつ「アナログプレーヤーでレコードを懐かしく聴く」が今回のテーマです。
アナログレコードとの再会
アナログレコードとの楽しい再会のお話を今後記事にしていきたいと思っています。よければまた、覗きに来てください。では。
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