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連載小説「まん・まる」について

 先日、新作の「まん・まる」の1回目を投稿しました。『青年と女性たち』につづく2作目となるこの小説は、昭和40年代の大阪の高校生の話になります。

標題について

 ひとがあつまって手をつないだときの輪の形や、ねこがねぐらで気持ちよさそうに寝ている様子。そんなイメージです。

制作のきっかけ

 前回、連載小説『青年と女性たち』で、初めて小説の制作に挑戦しました。お蔭さまでスキをして下さる方にも恵まれ、心地よさを感じました。
 次作の方向が決まらずにしばらくのあいだ迷っていましたが、高校の卒業アルバムをなにげなくみていたとき、やっとテーマが見えてきました。

内容について

 当時を回想して思ったのは、自分のことで精一杯だったこと。まわりのひとの考えやよろこび、なやみといったことに干渉しない、悪く言えばあまり関心がなかったことです。
 この作品は、高校時代の体験の記憶をベースに、まわりのひとへの興味や関心のまなざしを加味した物語にしたい。また、当時の流行に昭和レトロや大阪ローカルなども織り込んで、楽しい話にできればいいなと思ってます。

プロット、登場人物など

 こまかいことは決めていません。主人公と彼女、友達や家族、高校の先生などが登場してしゃべったり動いたりする。そのようすを話にして紡いでいく感じですか。自分にそんなことができるかわかりませんが、ともかくはじめてみます。先に決めるとそれに縛られそうなので、結末はあえてぼんやりさせています。

時代設定

 昭和40年代の中ごろ、1970年をはさんだ前後何年間か。三億円強奪事件、人類初の月着陸、大阪万博、世界初のカップ麵の発売、あさま山荘事件、石油ショックなど私たち世代の青春時代にもいろんな出来事がありました。

どうぞ、お笑い、お楽しみください。


※あんず さんの画像をお借りしました。


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