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温度計としての「数字」という考え方

この記事は『レターブック』という以前つくった小冊子から。ここ数日、就活中や社会人直前の大学生とじっくり話す機会が続きいて、その参考資料として。数字にとらわれるとダメだけど、数字を基準にしないのも(血液検査のデータのように)良くないという当たり前のことを書いてます。
(「表面だけ知っている」のを「すでに知っている」とか「できる」と勘違いして、素通りする癖がある人もいるのではないでしょうか? 自分を含めて、ついわかった気になるのはある種の現代病なのではないか?と思う。)


「数字をつくる」とは

「1」という数字を生み出すのにどれだけのパワーや工夫が入っているのかを説明するのはなかなか難しいものです。おそらくこれは、体得するべきことでしょう。そして、当たり前のことですが数字さえ出せれば良い、という時代でもなくなってきています。

例えば、体に悪い食品の売上を競って、それで勝ってどうするのか?というようなことです。愛を数字に転じる能力は、これまで以上に必須の能力であり、すべての仕事の基礎になっていくと思います。
このような仕事の仕方ができないと、この先どんどん行き詰まったり、将来に不安を感じるでしょう。

おそらく時代のフィルターは全員が通過しないといけないから、結局はあなたが変わるしかありません。でもまだそこに抵抗して、何かのせいにしようとあがいている人も少なくないでしょう。

あなたがテニス部に入っていて、テニスがへたなら、へたでも楽しめる練習メニューに変えてほしい!と文句を言うのではなく、ふつうはうまくなるように練習するものです。勉強ができないなら、志望校に文句を言って合格ラインを下げて欲しいと言っている場合ではありません。それは、仕事においても同じです。

時代の変化を受け入れたくない人は、自分の中で捨てるところと、大事に守るところが「逆」なのです。

自分のことばかり考えている人や、人の役に立たなくても別に良いという人には、誰だって大事なことは頼まないでしょう。

そして今は、人と強い信頼関係をつくって、人を深く助けられる人のところへパワーやチャンス、もちろんお金も流れる時代になってきています。




レターブック』


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