命の危険性のある仕事
世の中には様々な仕事があるが、高所作業や高速道路での作業など、命の危険がある作業には、危険手当が発生している。危険手当とは、危険度の高い作業を行う際に基本給とは別に付与される手当であるが、この危険手当は少ないと筆者は考える。
当の筆者も、過酷な工場の生産現場で就労を15年ほどやってきたが、死と隣り合わせの作業においても、危険手当は、時間あたり600円程だったと記憶している。言い換えれば命の対価は、時間あたり600円ということになる。
新型コロナウィルスが蔓延し看護師の不足が叫ばれているが、潜在的には看護師資格を持つ者は不足していないという。やはり、危険手当に相当するコロナウィルス対応に対する手当が少ないからで、患者様を助けたいという気持ちはあるだろうが、自身の命を掛ける対価としては、少ないと筆者は感じる。
医療の崩壊が始まる前に、国には看護師だけでなく医療に携わる様々な方々に相応の手当を支給してほしい。そうしなければ、助けられる人はいるのに誰も助からなくなるだろう。
緊急事態宣言ではなく、色々な手段は残されていると筆者は思う。是非ともコロナ収束に向けては、医療従事者の方々に手厚い手当を施すことを望む。