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まるで流れ星のようなもの。

今年のクリスマスはもしかしたら初めて1人で過ごしたのかもしれない。
子どもの頃は家族とだし、20代の時は確実に毎年バンド仲間や彼氏と過ごしていたし、それ以降は息子とずっと18年間一緒に過ごした。
そんなことに今この日記を書きながら気づきました。
嗚呼、本当に1人が初めてだー。
けれど特別に寂しいかと言ったらそうでもなかったし、寂しくないかと言ったらそうでもないような日でした。
世間は年末で忙しない時期だから。

職場では今日はお客さんがいつもより少なくて、昨夜クリスマスイブでみんな楽しんで朝はゆっくりなのか仕事だからかで少ないのだろうと思った。
何ら変わりない日常のはずだが、やはりクリスマスという日は変わりないのでそのせいで寂しくなる暗示にかかるのかもしれない。
けれどしんみりと一年を振り返るのも良いなと思う。

✳✳

今朝は息子からラインの返信がありました。
昨日の「Merry」で終わったラインのことをぶざけて聞いてみました。

変な会話です。

忘れるってどうゆうことやねん、と今も思います笑
…。
てか、私も私で「忘れることもあるんだね笑」って聞いておきながらよくわからん返し。

でもなんだろこのなんでもないどうでもいいやり取りが幸せに思えました。
そう、
息子が1人暮らしを始めてからも、実はものすごく近くにいる感覚なんです。心が離れてないっていうか。
既読スルーもあるし返信しない時もあるのに(爆)
不思議です、この安心感。
「ここにあなたが居ないのが寂しいのじゃなくて
ここにあなたが居ないと思うことが寂しいかwow」
大事MANブラザーズバンドの「それが大事」の歌詞の意味が今年になってやっと解ったのであります。
この歌はとても好きで元気が出るのだけれど、そこの歌詞の意味がずっと理解できなくて「同じじゃん!」て思っていたのに。

歌といえば、出勤の車内のカーステはいつも最近はくるりをずっと聴いてました。
でも今日は古いサザンの曲「真夏の果実」が聴きたくなってそこらへんの時代のサザンのバラードを流しました。
サザンの真夏の果実を聴くと思い出す人。
私の人生で一番穏やかな交際をした「みぞ」という人。私より10歳年上の人です。
今年の6月にみぞの夢を見て、どうしてるかな?と思って電話したくなったんです。
でももう35年ほど前のことなのでどうにも連絡つかないかと思っていたのですが、
交際当時は毎日電話していたので、不思議すぎるほど私の指が番号を覚えていたのです。
びっくりしました。
そして本当にみぞが電話に出て35年ぶりくらいに話せました。
かなりドキドキしましたけど。
話していたら、彼は10年ほど前に事故で下半身不随になってしまって、その時に私のことを思い出してネットで検索したりしていたそうです。
そんなことを聞いても引くとかなくて、嬉しかったんです。
それから少しの間メールのやり取りをしました。
けれど色々経験した彼は変わっていて、
私のことを色眼鏡で見てるような気がしてならないようなことが続きました。
それから連絡しなかったのですが、私にとっては勝手にツインレイのような存在だったので、このクリスマスの1人という時間で色々思い返して、
彼に、
今年は久しぶりに声が聴けてよかった。
お互いこんな時代だから健康にすごそうね、的な内容のメールを送ったわけです。
やはり色眼鏡的なのは変わらずでした。
人間て、苦しくて悲しくてやりきれなくて人生終わったとか思う経験をしたら、
人をネガティブに疑って見るようになる人と、
人に軸を置かずあくまで自分を成長させようと前を向く人の2種類がいるだなと思いました。
みぞは前者になったのか。
私の視点だと、あんなに柔らかくて優しくて人間的にも魅力のあった人だったのにな。
あの人とのキラキラしていた時はもう35年前に終わったんだな。
幻想より現実だよなって思いました。

✳✳

一方職場では低農薬の生産者の田中清子さんというおばあさん(72歳)。
この清子さんは最近新人の私に気をつかってくれるというか、よく話かけてくれる。
きっとこの前、清子さんの低農薬だからこそ虫がついてしまう健康な白菜に滅茶苦茶クレームしてきたお客がいた時に、私はそれはお客がわかってない、全部廃棄なんて勿体ない、と言って清子さんに同意したからだと思う。
それ以来お新香の作り方の秘訣とか教えてくれたりする。
そんな清子さん、今日はだんなさまの正夫さんとの恋愛話を少し聞かせてくれました。(可愛いなぁ)
高校生の時に初めて付き合ってからずーっと清子さんと正夫さんは一緒。
なんだかそれだけでほっこりするしキュンともしました。
正しく運命の人だったんだねって。

そう言えば私の元夫は私と結婚した時に、
「ぶるーすがしわくちゃのばあちゃんになっても一生一緒にいる!」
って言ってたなぁ。
ほんと、長い人生を考えたらそんな元夫とのことなんか一瞬だなって。可愛い出来事だなって。
浮気して泥沼になって、そして彼はまた再婚とかしているけど、人ってやはり1人が寂しいのだろう。か。
一生この人と居たいと思って結婚しても違うとか思って、また一生この人がいいなって思う人が見つかる(見つける)ってすごい心の労力の消費な気がして私には出来ないけど。人っていつでも恋してなんぼなんてもう全く思えない。だめだねー私はもうきゃぴきゃひしていない笑

それよりも18年一緒の息子ってほんとすごいな。
嫌だろうけど私と一緒にいてくれてありがとうって心の底から思います。
大好きです。
地球中で一番。
愛は息子と地球以外にもてません。

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職場の人間関係はそれはそれで女性ばかりの大奥なわけですが、
今日も大奥っぷりを見て、残りの人生の時間をそうやって陰口や愚痴で過ごすのはやはり勿体ないなと思ったり。
女性って感情がなかなか我慢もコントロールもできない生き物です。


そんなこんなで仕事を終えて車で今日来たメールを確認すると、
ある件で弁護士を介して行っていたことがやっと和解成立になったという連絡がありました。
まぁ私側としてはとても理不尽な出来事だったのですが、かなり横暴な内容でしたのでもう諦められればと思い喰い下がった結果です。
要は汚い人ってお金がほしいだけなんです。
お金が少しでも多くもらえれば嘘をついてもまかり通すのです。
途中からそんな人間の欲の汚さが嫌になりました。
お金のない世界ってどんなふうだろう。
物々交換するから相手のことを思いやれそうな気もする。そんなんは綺麗事なのかな。

でもこの一連で思うことは、
「素直」な人って結果一番賢くなる。
と言うことです。

素直でいて馬鹿を見ても、
素直を貫き通せば嫌な思いもする分たくさん学べるから賢くなるということです。
遠回りだけど、遠回りした分深く学べます。

うん。
それでいいんだ。
私はそれでいいんだよ。
嘘や大袈裟をまとわなかったことに満足してます。

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今日1日を振り返っただけでもいろんな出来事、いろんな人間関係があってたくさん学んで少し前進したような気がします。

人生ってポイントポイントで大きな出会いや貴重や経験があったります。
色んな人と出会って嫌なことがたくさんあったかもしれない。
悪い時も良い時も、
人がいるから成り立つ学習。
けれどその嫌な出来事との出会いは、一生のうちのほんのいっとき。とても尊い。
苦しいことも幸せなときも。


他球換算したら、それはまるで流れ星のようなものなのかもしれない。

そんなことを思うクリスマスを過ごしました。


あなたの「今」は幸せですか?

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