イルミネーションと親子の轍。
イルミネーションと親子の轍。
息子が大学の寮に入り、
被災して実家はなくなりましたが、
それ以降、母子2人でずっと過ごしてきたみなし仮設住宅の2部屋の賃貸がとても寂しくなりました。
息子の寮に入りきらない荷物たちはまだ息子の部屋に置いてあります。
その荷物も纏めてどうにか綺麗にしてほしい気持ちと、
そのままでいいから戻ってきて一緒に住んでほしいなという気持ちもあります。
直ぐに子離れは出来ないのですね汗
この不景気で母一人で息子を大学に進学させるのも一苦労どころではなく、
息子が強く進学を望まなかったらすぐにでも働いてもらって、
このお家で今までよりは少し楽に暮らせるかな、なんて思ってました。
結果寮に住むことを決めたわけですが。
不景気すぎて私一人なら今の家賃の半分で1Kにした方が生きて行けると思って、息子の荷物たちをどうするかついこの間相談したのです。
しかし息子の寮はかなり狭く置けないので、レンタル倉庫借りようかという方向になって金額を調べたらかなりお高くて😅
それなら今のままにするしかないのかなって感じになりました。
そんなことがあり、いつかもしかしたら引っ越すことがあるかもしれないので、荷物を捨てたり整理しようと思いました。
✳✳✳
いざ片付けようとすると、今となってはもう使わないものが沢山。
嗚呼、私、育児頑張ってきたなー。
沢山あるものは育児の轍でした。
大変だったけどやはり幸せだったなーと思いました。
母子家庭になるからと、
下手くそだけど愛はたくさん与えよう!と決めてました。
保育園、小学校、中学校、高校のイベントは必ず出席!
小学校の時は校門の前で見守りあいさつおばさんもやりました笑
母子家庭育ちだと働いて忙しいからなかなか子どもとのコミュニケーションもとれなく、
愛情少なく育って、恋愛依存になりがちだったりアダルトチルドレンになったりしたら辛いだろうと思ったので、
私の出来る限りで「家庭」らしく「母であり父でありらしく」しようと努めてました。
何故なら私が母からの愛が希薄でたぶんアダルトチルドレンだったからです。
思春期にはかなり色々ありました汗
私は母に甘えたり楽しく笑ったりした良い記憶が1ミリもなので、まぁそこははしょりますが笑
それがとても苦しかったので息子にはベロベロに愛情表現するようにしたのです。
それでもやはり私の愛情表現は下手くそだったんじゃないかと思います。
恥ずかしくて厳しくなったことも多々ありました。
✳✳✳
そんな「一般的な家庭らしく」を悉く(ことごとく)演出してやるぜ!とけっこう頑張ってきた中で、
クリスマスシーズンに、ベランダにイルミネーションを点けていた時期がありました。
そのイルミネーション。
高校1年くらいまでは点けてたかなぁ。
その後は受験だなんだで忙しくてしまって点け忘れたりしましたが。
棚の奥の方からみつけたそのイルミネーション。
みつけた瞬間的に懐かしくて胸がしめつけられました。
息子を喜ばせるために色々やったなぁって。
失敗も沢山したし、ケンカもしたし、
母子2人で過ごしてきた思い出がぶわーって出てきました。
小さな虫かごとか、
「母の味」を覚えてほしくて手作りに拘って、
ただ息子に美味しいと思ってもらえるためだけに、
色々なものを作るための今では全く使わない調理器具とかも出てきたりしました。
調理器具は捨てられても、イルミネーションは捨てられませんでした。
もう使わないだろうけど、
捨てられない。
捨てたくないなって。
今年のクリスマスは大学とバイトで忙しい様子の息子。
年末年始は大丈夫かな?
お正月に点けちゃおうかな笑
きっと息子は無反応だろうけど。
✳✳✳
ここ最近けっこう考えること。
一人になってみて初めて思いました。
夫婦っていいなって。
寂しいからかと言えば全然そうではなく、
本当に強がりでも何でもなく。
寧ろ私はたぶん一人で充分楽しめる人間ですが。
ただシンプルに、息子に心配かけたくないんです。
何かあった時に私には息子しかいない。
これからもやりたいことに向かって頑張るのに邪魔したくない。
だから婚活でもしようかなとか昨日散々思っていたのですが、
やはり面倒くさい(爆)
友達と賃貸をシェアしようとか話してたこともありましたが、
実際はそんなことしてくれる友人は価値観的にいない。
となるとやはりパートナーなのかと思ったけれど、やはり面倒くさい笑
の堂々巡り。
居たらいたできっと面倒くさいし(笑)
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更年期を迎えたからか、ホルモン的にも女性というより「一人の人間として」感の方がとても強い。
「更年」なだけに女性→母からのアップデートをしてるのかな。
暫くは健康に充分気をつけながら過ごして、
いつか孫が出来たら近くに住みたいな♬
孫よろしくねって言ってあるけど
それは難しいですと返信が来ます笑
そんなやり取りでさえ、
いつでもどこでもやはり息子LOVEですけどね
(・∀・)
子離れできない母でした。
畏。