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精油は原液で肌に塗ったらダメなの?キャリアオイルって何?

こんにちは
40代からのアロマについて書いているちかです。

アロマテラピーを暮らしに取り入れるようになって10年ほど。

アロマテラピーを普段こんなふうに使っているよ、ということをinstagram(https://www.instagram.com/abottleof.light) で書いていたら、ふといただいた質問がこちら。

”キャリアオイルって何ですか?”


キャリアオイルは精油を希釈(薄める)ときに使うオイルで、ベースオイルやトリートメントオイル、植物油とも呼ばれます。


え、待って。

精油って希釈しなきゃいけないの?


意外と知られていないんですが、そうなんです。

今日は「キャリアオイルとは」に始まり、キャリアオイルの役割、キャリアオイルの使い方、キャリアオイルと精油の割合についてご紹介します。



キャリアオイルとは

Carrier oilと書いてキャリアオイル。

精油を希釈(薄める)ときに使うもので、薬用植物の葉や花を低温で圧搾したり、浸出油といってオリーブオイルなどの植物油に浸して植物の有効成分(エキス)を取り出したりして作られます。

どの植物エキスを含んでいるかによって、皮膚のかゆみ・炎症を落ち着かせたり、皮膚をなめらかにしたり、栄養を届けたり、ホルモンバランスを整えたり、という頼もしい働きがいろいろあります。


キャリアオイルの役割

では、アロマテラピーでキャリアオイルを使う理由、その役割とは?

  1. 精油を希釈して、その働きを穏やかにすること

  2. キャリアオイルそのものが持理作用(効果)を利用する

  3. 精油が揮発してしまうのを防いで、持続性を高める

▶︎1.について
精油は植物が持つ香り成分を凝縮していてとっても高濃度です。
原液のまま肌につけると刺激が強すぎてしまい、肌が赤くなるなどの炎症を起こすこともあります。

キャリアオイルに混ぜて希釈してから肌に使うようにしましょう。

▶︎2.について
キャリアオイルも植物の有効成分を抽出したものなので、上の「キャリアオイルとは」に書いたような炎症を鎮める、皮膚を引き締めてなめらかにする、ホルモンバランスを整えてくれるなど様々なチカラを持っています。

精油に負けじとも劣らない、名脇役と言えます。
主役の精油の働きを引き立てながら、脇役としての恵みも生かせるので相乗効果が期待できます。

▶︎3.について
1.で精油がとても高濃度とお伝えしましたが、高濃度がゆえに精油瓶を空けて、そのまま置きっぱなしにすると揮発が始まります。

例えば、アルコールスプレーの濃度が高すぎて、手につけた途端スッとした強い刺激とともに揮発してしまって除菌効果があまり感じられないときはありませんか?

あのような感じで、精油もすぐに揮発してしまいます。
精油が持つ薬理作用をしっかり肌に届けるためにも、キャリアオイルに混ぜて使う意味があります。


キャリアオイルの選び方

では、そのキャリアオイルはどうやって選んだらいいのか。

キャリアオイルと一言にいっても種類はいろいろ。
ホホバオイル、オリーブオイル、アルガンオイル、スイートアーモンドオイルなどは聞いたことがある人もいるかもしれません。

ハーブやアロマテラピーの専門店で探すと間違いないですが、通販で「植物油」「化粧用(食用ではない)」を参考に選ぶといいと思います。
肌に浸透するものなのでオーガニックだとより安心ですね。

キャリアオイルと精油の割合


キャリアオイルと精油の割合

精油をキャリアオイルで混ぜる場合に、気をつけたいのが精油の濃度です。
濃すぎてしまうと皮膚を荒らす原因になってしまいます。

参考値としては、首・顔・頭皮や髪に使う場合は0.5%〜1%。
肩より下の体、手足には3〜5%の精油濃度が適しています。怪我や局所的にケアしたい範囲に塗るなら10%ぐらいまで上げても大丈夫でしょう。

ご自身が化粧品や洗剤で荒れやすい心当たりがある方や敏感肌の方は、上記よりも低めの濃度をお勧めします。

精油1滴は、だいたい0.05ml(メーカーによって前後します)。

なので、

キャリアオイル小さじ1杯(5ml)に精油1滴を混ぜると濃度1%

と覚えておくと計算しやすいです。

大さじ1杯(15ml)だと精油3滴で1%という具合に、キャイアオイルの量にあわせて精油量も比例して増やしていく計算です。


精油を肌につけたいときはキャリアオイルで希釈する(薄める)。

アロマテラピーを安全に楽しむためにとっても大切なことを、今日は書かせていただきました。


「難しかった」「この辺もっと知りたい」など不安な点があったら、お気軽にコメントにて質問くださいね。

長い文章、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。



 


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