人生というゲームにおける"情報"の重要性
私は二十代半ばである。長い人生がおそらくまだ残っており、どう生きていくかが大事になる。
やはり最終的なゴールとしては、後悔がない人生を送りたいということだ。
「もっとあの時こうしていればなぁ」というのを極限まで減らしたい。
自分は自身の行動を正当化する、ポジティブシンキングをするので、どれほどその後悔が多いかはわからないが、過去の意思決定を振り返って、もっとこうすればよかったと後悔することも当然あるので、これからの人生どう生きれば後悔がない人生を送れるかを考えたい。
情報の重要性
まず人生をこの社会を生きるゲームとして考えた時に、このゲームの攻略のためには情報という要素が非常に重要になる。
つまり、ある情報を知っているか知っていないかで大きく人生が変わるのだ。
例えば起業という意思決定をするかどうかを考えているとする。その際、起業というもののリスクがそこまで大きくないという情報を知っていれば、起業をするという意思決定は即座に行えるかもしれない。
一方、その情報を知らなかった場合、その意思決定に長い時間を要するだけではなく、結局ありもしないリスクに怯えて起業しないという意思決定をしてしまうかもしれないのだ。
この人生というゲーム、情報を知っているかが非常に重要なのだ。
今の時代、インターネットの発達により、情報は民主化されていると言われるのだが、当然一部の人しか知らない情報も存在する。
情報が民主化されたからこそ、その中でも誰も知らない情報というのそれ自体価値を持つ。だからこそ、それが一部の人の専売特許となっていることもあり、その情報へのアクセスが制限されるようなこともある。つまり情報のアービトラージを使ってお金を稼ぐようなことも可能だからだ。
一方で、そういう価値ある情報を知ることも可能だ。
情報を知るための戦略
自分が知らない情報をいかに知るかが人生を攻略するために重要となる。
まず、自分が知らない情報というのは以下の三つに分類されると思う。1, 2, 3は情報の価値が小さい順にソートされている。
リサーチ不足により知らないだけで一般に知られた情報
知っている人が限られる情報
年配の方や成功された方
まだそれが真実であると検証されていない新しい情報
社会構造の変化や技術の発達によって生じる
1については、リサーチを十分するべきであるとしか言いようがない。
2については、もしある領域についての情報を仕入れたいのなら、それに関して専門の人に聞くのが良い。
そうではなくそもそも人生における意思決定についての情報を知りたいのであれば、ある程度成功した人や長い人生で自分の意思決定について深く考察できる人に聞くのが良いと考えられる。後者のような人はおそらく、自分や周りの人の人生を見ながら、どういう意思決定をしていくのが豊かか幸せかを知っている気がするから自分も積極的に実践していきたい。
3については、それはあなた自身のみが知っている情報、「隠れた事実」である。
長い月日をかけて、当たり前の事実というのが形成されていく。つまり、今の当たり前は少し前の当たり前なのである。
つまり現代社会を見て、何が真実であるかを、自分で考える必要がある。考えた結果として得られた情報というのが最も価値がある可能性が高い。
当然不適切な方法で考えたり、元とする情報が誤っていたりすると、それは価値ないものとなるが、正しく社会を見て、そこから有用な事実を抽象化して抽出するという二つのステップを踏めば、それがあなたしか知らない重要な情報となる可能性が高い(一つ目のステップでは歴史学的な力が、二つ目のステップでは哲学的な力が必要になると考える)。
その情報をもつあなた自体に価値が生まれる。
最後に
私自身、新卒としてメガベンに進むかスタートアップに進むかという意思決定でやや迷っている節があるが、2や3の情報を手に入れるための努力はした上で、その意思決定を下そうと思う。