満丸彬人さんへ10の質問
アッセンブリッジ・ナゴヤの音声配信企画、「名フィルメンバーの対話で綴る2020ー演奏会空白のときー」にむけて、名古屋フィルハーモニー交響楽団の満丸彬人さんへ、アッセンブリッジ・ナゴヤから、インタビュー前に10の質問をし、それぞれに記入していただきました。
その質問シートをこちらの記事で公開いたします。
▼当日のインタビューや演奏の様子はこちらから▼
ー自粛期間中、毎日のようにしていたことや、やろうと決めていたことはありますか?
もしくは、新しく始めた趣味などあれば、教えてください。
ベートーヴェン交響曲の全曲練習
ー日常生活の中で美を感じる瞬間や、もの、ことなどあれば教えてください。
自然の色
ー自粛期間中、よく聴いていた音楽や、読んだ本、オンラインのコンテンツで観たものなどで、印象に残るものがあれば教えてください。
テレビで放送されていた2019年のルツェルン音楽祭のマーラー室内管弦楽団の演奏
ー海外との繋がりがある方も多いかと思いますが、同じ演奏家で海外居住の方(オーケストラなど団体も含む)の活動を見聞きされたりして、印象に残っていることがあれば教えてください。
ウィーンフィルが楽団全員PCR検査を受け、どこよりも早く活動を再開したこと
ーオンラインの活用等「新しい発表の形態」がニューノーマルとして動き出していますが、自粛期間中に、何か新しい音楽活動で個人的にやってみたこと(ご自身で、あるいはご友人らと協働で)、今後やってみたいことはありますか?
リモートでのアンサンブル演奏
ー自粛期間中、自宅等での練習のみに限定されざるを得ず、ホール等大きな空間での演奏ができない期間が長くなったことで、身体的・内面的な感覚の変化はありましたか?あった場合はどんなことでしょうか。
アンサンブルが好きなので、一人での練習は正直しんどかったです。
ー長い自粛期間が明け、演奏会が再開したとき、どのようなお気持ち(感覚)でしたか?もしくは、何かこれまでと音楽やコンサートに対して違う考えになった等、気持ちの変化はありましたか?
ステージに立てる喜び、音楽を奏でられる幸せを改めて感じました。
ーアート同様、音楽も「不要不急」といわれましたが、そう言われることについて、どう思いましたか?
音楽は心に寄り添うものなので大切だと思います。
ーこちらもまたアート同様、「敷居が高い」と言われがちなクラシック音楽ですが、そのように感じる方への、音楽との距離の縮め方、また楽しみ方などアドバイスがあれば教えてください。
クラシック音楽を聴いてみて、少しでも良いなと思ってもらえるよう、私たちが良い音楽づくりをしなければと感じています。
ー音楽の持つ力にはどのようなものがあるとお考えか、お聞かせください。
癒しを与える力
満丸彬人
鹿児島県出身。鹿児島県立松陽高等学校音楽科を経て東京藝術大学を同声会賞を得て卒業、同大学院修士課程を修了。瀬木芸術財団より奨学金を得てフランスへ留学し、パリ地方音楽院、エコール・ノルマル音楽院で演奏家課程のディプロムを取得。また、クラマール音楽院でピッコロを専門的に学ぶ。
第18回コンセール・マロニエ21木管楽器部門入選、第19回びわ湖国際フルートコンクール一般の部第2位、第1回刈谷国際音楽コンクール、グランプリ受賞、第16回ゲオルグ・ディマ国際コンクールフルート部門最高位(ルーマニア)、ジュンヌ・フルーティスト国際コンクールピッコロ部門第2位(フランス)、第18回日本フルートコンベンションピッコロ部門第1位。東京吹奏楽団フルート奏者を経て、現在名古屋フィルハーモニー交響楽団フルート奏者。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?