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ケガの功名

怪我の功名

失敗や過失、あるいは何気なくしたことなどが、偶然によい結果をもたらすことのたとえ

昨晩 ひさしぶりにケガをした 自転車運転中に一瞬 よそ見をしたら、レンガ造りの花壇に突っ込んでしまい、擦り傷を負い出血してしまった

痛みのことよりも、前タイヤがパンクしてハンドルも心なし曲がった自転車を眺めて、ああ これは面倒なことになったなと嘆いた

しかたないので、近くのスーパーに立ち寄り、出血した腕を水で洗い流し、ティッシュで傷口を押さえ止血しながら、トボトボと帰路についた


「痛み」

思えば身体的な痛みを最近 感じることがなかった

いつからだろう 痛みに鈍感になってしまったのは

子供の頃は痛みを怖がっていた もっと痛みを身近に感じていた

「痛みってこんな感じだったな」「昔はもっと痛がっていたはずなのに」

なぜか懐かしい気分になった


花壇に衝突して転倒した際、近くにいた高校生が「大丈夫ですか」とすぐに寄ってきてくれた

「ありがとう だいじょうぶ」と咄嗟に口から感謝の言葉が出た

ホントよかった 今 改めて状況を振り返っても感謝しかないけど、咄嗟の場面で思うような言葉が出なくて、申し訳なかったと後悔することも多いから

その点だけは自分を褒めてあげたい

ピタリとはあてはまらないけど、怪我の功名 あったような気がする

問題は自転車だね 修理代高くなりそう

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