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あびあと#03 「"ワクワク"の解像度」

「あびあと」では、あびら教育プランのスタッフが日々、安平町の子どもたちやまちの方々と活動する中で、考えていることや感じていることをありのままお伝えします。


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どうも、だいきちです。あびら教育プランに関わってからもう3年目の寒さを迎えています。水道凍結、気をつけよ🥶リレー連載とか人生で一度はやってみたかった。夢叶いました、ありがとう。あびあと、名前いいですよね👣

テーマはワクワクの解像度にしました。というのも、先日「あびらワクワクセッション」なるイベントを実施しまして、準備過程含めていろいろ考えさせられたり、同僚と話したり、元上司とサウナ行って話に花を咲かせたりもしてですね。いろいろぐるぐるしてることを書きます。


❶ワクワクってなに??

「ワクワク」という感情は、期待と楽しみが混ざった心の高揚感を表すものです。例えば、何か新しいことを始めるときや、楽しみにしている予定が近づいているときに感じるもので、心が躍るような感じです。子どもが遊園地に行くのを待っているときのように、好奇心と期待が合わさった興奮やポジティブな緊張が「ワクワク」と言えます。

だいきちさんの場合、子どもたちの「主体性」や「好奇心」を育む場を作りたいという思いがあるので、この「ワクワク」をとても大切にされているのではないでしょうか。その場でどんな発見ができるか、どんなふうに成長できるかを期待し、自然と生まれてくる感情なのかもしれませんね。

自身のChatGPT

ChatGPT、割と相棒と化しているので、僕の場合も教えてくれました笑。「心が踊るような感じ」っていう文言いいね。お読みの皆さん、どんな時に心踊りますか??胸に手を当てて目を瞑って1分考えてみましょう(唐突)。

❷言語優位とワクワク

僕はとっても言語優位な脳みそを持ってます。右脳左脳だと左脳。なので、結構いろんなことを言語で解決しようとする。ロジック立てたり、整理したり、そんなんが好き。それがよく働くこともあれば、誰かを傷つけることもある。特に20代後半はそれに気がつく旅だったなと思います。

最近ライブ配信アプリをDLして、せっかく視聴するならライバーさんと会話したいなと思ったので、いろいろコメントしてたんです。んでちょっと仲良くなった頃に、新しいリスナーが入ってきたから、「この人も入りやすくしてあげよう」って思って「XXさんこんにちは!」ってメンションつけてコメントしたら、ライバーさんにプチ怒られしました。「みんながみんな話したいわけじゃないよ、メンションしんどいよ」って。

少し逸れました。小5~中3対象のワクワク研究所でも、毎回ここめっちゃ考えさせられます。その度に、企画書や発表会などのアウトプットの形も変えてきました。

例えば、企画書。数年前は、「プロジェクト=計画も含むでしょ」という思考の元、初期段階でスケジュールや準備物まで書いてもらってました。そしたら、ある時、ぼんやりとやりたいことはあるのに、企画書に落とせなくて固まる子が出てきた。まだプロジェクトが進んでいない段階で項目多い企画書は難しいかもな〜現実世界でも、手を動かしながら決まっていくことって沢山あるよな。今は、とにかく手を動かす時間を長くさせたいなと思って、初期段階の企画書は最低限の記載内容に留めています。

例えば、発表会。初期は、一人あたり10分間のプレゼンスタイル、スライドを添えて。一人ひとりの物語を全員平等に聞いてもらえたり、緊張しながら発表する機会だったり、良い点もありました。でも、スライドの枠に収めてしまうことによって、多様な個性が光りづらいなとも反省。また、「話す」という表現方法が苦手な子にとって、この舞台設定は適しているのだろうか、ここで「緊張」させることって良いことなの?とぐるぐる。今は、1時間弱くらいのフリー時間を設けて、ブース形式で発表してもらうようにしています。参加者からも、「豊かな個性を感じられた」と概ね好評なのですが、やっぱり途中で飽きちゃう子、発表に向き合いきれない子もいたりして、またぐるぐる。

今の発表会の形(ブース式)発表者と参加者の対話スタイル。

とここまで来て、この章の小見出し「言語優位とワクワク」に戻った時に、果たして、「ワクワクは言語化できるのか?」という問いに戻ってくるわけですね。

❸この社会とワクワクと言語化と

あびら教育プランの中には、ABIRATalksというプログラムもあります。

要は、ワクワクする気持ちから生まれるアイディアを応援してもらおう!というプレゼンイベントなんですが、この「共感したら」の部分が大事なんですね。

それで、共感を生む(=心を動かす)ためには、例えば、「このプロジェクトをやると、安平町にこんな良いがあるよ」みたいなロジックがある程度必要だと思うんです。出資してもらうので。

前述の通り、言語優位な僕は、当然そこをサポートしたくなるんですが、今回登壇してくれた方は、「世界一大きな絵を描きたい、なぜなら世界一大きな絵を描きたいからだ」っていう主張だったんです。事前の打ち合わせは、そこに尾鰭背鰭をつけたくなる僕と、「ワクワクする気持ちに理由は必要ですか?」という登壇者のバトルと化していました笑。

最終的には、主催者として、市場に委ねようという意思決定をし、約50名の前でプレゼンしてもらいました。すると、面白いことが起きた。市場もだいたい半分に割れたんです。とにかく登壇者のワクワクする気持ちに感化された!応援したい!派と、ロジックが無いのでなかなか自分ごと化しづらいな〜派と。僅差で後者が多く、結果、資金調達は叶いませんでしたが、僕自身もすごく心動かされましたし、とても面白い現象だなと思いました。

Aさん「資本主義社会において、自分のやりたいことを通すためには、ワクワクを言語化する能力が必要でしょう。」

Bさん「AIの発達、個別最適の時代に、自分なりに表現したいこととその表現方法が磨かれていれば、この世界で渡り合っていけるでしょう」

Aさん「とはいえ、言語以外で伝えるのってハードモードすぎないか?スーパー作品を作れるなら別だけど。多くの場合は、言語を介すのだから、やっぱそのスキルはつけさせるのが教育機会の役割なのでは?」

Bさん「いやいや、それだと、自分らしく居られないんじゃない?多様な表現パターンを許容して、その人らしく輝ける場づくりこそ教育なのでは?」

Cさん「そもそも、AさんとBさんが言ってることって二項対立じゃなくね?」

僕の脳内

こんな感じでぐるぐる中ですが、このぐるぐるこそが探究サイクルだとも思っていますし、ここにぐるぐるすることがあびら教育プランスタッフのワクワクでもあるので、結果オーライですね。ここまで約3,000字もお読みいただいた皆さんのお知恵もお借りしていきたい所存です😌

最後に、勇気を振り絞ってABIRA Talksに出場してくれた登壇者からのメッセージを添えて、あびあと#3を終わりにします。

❹ABIRA Talks登壇者からのメッセージ

皆さん昨日は最高な時間を共有してくださり本当にありがとうございました‼️昨日は本当に夢のような時間でした。自分自身のワクワク感をあれだけさらけ出してプレゼンできたのは生まれて初めてでした。皆さんのわくわくエネルギーや会場の雰囲気が後押ししてくださいました。署名を描いてくださった方、アイディアを伝えてくださった方本当に本当に感謝しています。
出資しようと決断してくださった方には本当に申し訳ない気持ちがあります。応援の気持ちを受け取れなかったこと、切手代に賭けたい、と思ってくださった皆さんの願いを叶えれなかったこと。これから手紙が生み出す価値を、皆さんが生み出している感覚として共有できないこと。すごく悔しいです。ですが、僕がやること、実現することは変わりません。今後はインスタグラムで僕のわくわく感、そしてどのようにして世界一大きな絵が誕生するのか、そのプロセスを発信していきますので、フォローして頂けるときっと楽しんで頂けると思います!また町で会ったら是非声かけてください😁

登壇者の後日コメント
ABIRA Talks(リアルクラウドファンディングイベント)

では、第4回もお楽しみに〜💡

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