
あびあと#8「勝負ごとの美しさ」
「あびあと」では、あびら教育プランのスタッフが日々、安平町の子どもたちやまちの方々と活動する中で、考えていることや感じていることをありのままお伝えします。
▼「あびあと」の誕生背景はこちら🐾
▼「あびあと」前回記事はこちら🔙
こんにちは、だいきちです。新年一発目のあびあとです。皆さんどんな年末年始を過ごされましたか?
僕は、いつも通り帰省してまして、家族メインの正月を過ごしました。年に2回くらいしか帰らないので、お母さんが与えてくれるご飯の種類と量が毎度すごいです。ありがたいです😂
年末年始といえば、箱根駅伝や高校サッカー選手権(以下、選手権)などなど、勝負が色濃く出る番組が放映されます。僕はずっとサッカーをやってきたので、特に、選手権に関しては、かなり思い入れがあります。103回目となる今回は、歴史上最も長いPK対決で幕を閉じました(サッカー民はぜひ細かいところ語りましょう笑)。
高校生活最後の大会 / 負けたら終わりのトーナメント戦 / これでサッカー人生そのものを引退する選手たちもいる…などなどの諸条件により、その勝負に大きなドラマが生まれがちです。そして、負けたチームの最後にフォーカスする、「最後のロッカールーム」という番組が、そのドラマに拍車をかけます。監督・コーチ陣からの言葉、選手の振る舞い、とても勉強にもなります。
このコンテンツに触れると、自分のことでもないのに、毎年毎年、すぐ涙が出てきます。嗚咽レベルになることもあります。そしていつも思うのです、勝敗がつくからこそ際立つ美しさってあるよなと。
安平町に来てあびら教育プランに関わって、素敵な場面に何度も立ち会ってきました。個性や個人の「やってみたい」が尊重される世界観。その度に、ここに来て良かったな〜と感じます。
一方で、上記スポーツに代表されるような「勝負感」はここ数年味わっていないなというのも事実。そして、そこに幾ばくかの寂しさを感じてしまっている自分もいます。僕が、受験やスポーツで、終わりある勝負ごととの距離感が近かった人生を送ってきたから、そう感じるんだと思うのですが、どうなんでしょ。
このモヤモヤは以前からずっと抱えていて、安平町で仲良くさせてもらっている保護者世代の皆さんに、「安平町での子育てどうですか?上記かくかくしかじか…(要は、もっと「勝負感」欲しくないですか?)」って興味本位で聞いたことがあります。
・それは思うこともあるけど、でも、それって我々世代の価値観な気もする
から、あんまり深く問題として捉えていないかな〜。
・安平の教育環境は素敵だと思う。何よりも、多くの大人が我が子を知ってくれている、関わってくれているってのが本当にありがたい。
・確かに、ちょっと物足りないってのはあるよね。でも、「この道で極めたい」って思ったら、その時に、しっかり羽ばたけば良いなって思っているから、特に幼少期は、今の安平みたいな環境が良いかな。
・そもそも、親は親、子は子だから、どっちでも良いかな。親にできることは最大限機会を提示することでしかないから。
・あんまり「いいねいいね」されすぎると、広い世界に出た時に打たれ弱くなっちゃうんじゃないかなっていう不安は確かにあるな〜。
皆さんはどう思われますか?ぜひ、いろいろお話させてください!!
では、今回はこの辺で!「 あびあと見てるよっ」っていう反応をいただけるのとても嬉しいです。#9もお楽しみに〜💡